家にあるもので仮装、コツは「色」の使い方 “変身ごっこ”マスターに聞く手軽におうちハロウィンを楽しむ方法

いよいよ、今月末はハロウィン。お子さんと一緒に仮装を楽しむ方々も多いのでは? メルカリハロウィンアワードにも、続々と楽しい仮装写真が集まってきています。

美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんのインスタグラムには、3歳の娘さんと楽しんでいる「変身ごっこ」の写真がたくさん。ステイホームでお子さんの在宅時間が増えた今年の5月、どうにか家で楽しむ遊びはないかと考えていたときに思いついたのだとか。ハロウィンでも応用できそうな、お金をかけず、おうちにあるもので手軽に楽しむ仮装のコツ、たっぷり伺いました。(写真提供/玉村麻衣子、編集/メルカリマガジン編集部)

お話を伺った人 玉村麻衣子さん

(たまむら・まいこ)眉の技術者資格を持つ美眉アドバイザー。筋肉や骨格に合う眉メイクを、レッスンや執筆活動を通じてご紹介。3歳、0歳の二児の母。

◆公式ブログ https://lineblog.me/maiko_tamamura/

◆インスタグラム https://www.instagram.com/maiko_tamamura/

娘さんの無茶振りから突然はじまる「変身ごっこ」

――ステイホーム中にお子さんが「変身ごっこ」で、いろいろな仮装にチャレンジしていましたね。毎回のテーマや、使うアイテムのアイディアはどのように決めているのでしょうか?

基本的にどの仮装をするかは、私からの提案ではなく、すべて娘が「ママ、これになりたい!」って言い出すんです。

ドラマ『ごくせん』のヤンクミ。家にあるもので「らしさ」を追求

テレビで『ごくせん』の再放送がやっていたのでなんとなく流していたら「ママ、ヤンクミになりたい!」とか。この間も、夫が『鬼滅の刃』をNetflixで観ていたら「禰豆子になりたい!」って言われたので、一緒に再現しました。

ーーすべて娘さんからのリクエストなんですね。

テレビとか本とかCMとか、毎日色んなものを見ているので、すぐ娘から無茶振りが飛んでくるんです(笑)。リクエストを受けてから、「家にあるものでできないかな?」って、一緒に考えていく流れですね。

ーー家にあるもので仮装するにあたって、コツはありますか?

まず意識するのは色です。「赤い帯が欲しいな」と思ったら、まず娘と「赤いものを探そう!」と、家中を探検します。宝探しみたいで面白いんです。私のマフラーや夫のパンツとか(笑)、ランチョンマットとか、とにかく、赤ならなんでもいいんです。「これは使えるかな?」って言いながら、ふたりで考えます。スマホで検索した仮装するキャラの画像を見ながら「じゃあ、どうやって使おうか?」と工夫しますね。

『今日から俺は!!』になりきり。オーバーサイズのシャツに、襟は100均で買ったフェルトで手作り

――アイテム探しの段階から、おうち遊びがスタートしているんですね。

そうですね。とくに、外出自粛期間中はずっと家にいたので、子どもにとっても1日がすごく長いんです。公園に遊びにも行けないし、休みの日も、人混みを避けなきゃいけない。前に比べて自宅時間がとても長くなったので、おうち遊びの一環として仮装を楽しんでいます。アイテム探しからやると、母としても時間が稼げるので助かっています(笑)。

――昨年のハロウィンは、どんな仮装を楽しんだんでしょうか?

去年は、『ONE PIECE』のルフィになりました。ルフィのコスチュームって、家にあるものでほぼ代用できるんですよ。デニム、サンダル、麦わら帽子を用意してベースを作って、100均で赤いリボンを買って巻きつけるだけ。ベストも、フェルトを切って繋げれば、すぐに完成。出来るだけお金を使わずに遊ぶのが、とても楽しいんです。

話題のフワちゃん仮装も、竈門禰豆子も、家にあるもので再現できる

最初の「変身ごっこ」は人魚。ブランケットを使ったのはお嬢さんのアイディア

――これまでで一番「うまく出来た!」と手応えがあった仮装はどれですか?

フワちゃんですね。テレビを観ていた娘がいきなり「フワちゃんになりたい!」って言い出して(笑)。スポーツブラどころか、あんなにカラフルな色の服もなかなかない。どうしよう、無理かも……って思ったんですけど、娘が一生懸命考えて「何かなかったかな?」と言うので、一緒に家中を漁りながら探しました。

――カラーリングもフワちゃんっぽいですし、うまくまとまっていますが、何を使ったんでしょうか?

クローゼットの奥底から、私が昔使っていたランニングウェアが出てきたんです。私自身はもう着られないようなカラフルなタンクトップや短パンを見つけて、思わず「あったー!」って声が出ましたね(笑)。

――着ていないお洋服が日の目を見た瞬間だったんですね。

そうですね。娘が生まれる前はランニングしていたけど、ここ4年くらい走ってないし、もう捨てようかと思ってたアイテムです。まさか、こんなことに再利用できるとは(笑)。

YouTuberフワちゃん。自撮り棒はまさかのトングで代用

――サイズもぴったりに見えるんですが、どうやって調整したんでしょうか?

後ろをちょっとだけつまんであげています。

――ミシンを使ったり、縫ったりしなくてもいけるんですね。それなら手軽かも。小物はどうしたんですか?

自撮り棒、実は料理用のトングです(笑)。

――えっ、これトングなんですか?

お洋服と髪型が完成した時点で「フワちゃん出来たよ」って伝えたら。「フワちゃんの棒がない!」って言われちゃって(笑)。あわてて昔のスマホを出してきて、料理用のトングで挟んで再現しました。娘も大満足で「フワちゃんになれたね!」って感動してくれたので、やりがいがありましたね。

――娘さん、うれしかったでしょうね。インスタにアップされている『鬼滅の刃』の竈門禰豆子も、うまくできていますね。

禰豆子の仮装で使ったのは、1才半のときに着ていた、着物風ウェアです。上下がセパレートになっていて、もうとっくにサイズアウトしていてお腹が出ちゃうので、帯で隠せばいいかなと思って。帯はランチョンマットなんです(笑)。帯締めはリボンを使っています。私の黒いストールを羽織らせて、おままごとのえんどう豆を加えさせて完成です。

『魔進戦隊キラメイジャー』のキラメイイエロー。お菓子の空き箱などもアイディア次第で使える

――すごいです。逆に「これは無理!」と、諦めた仮装はありますか?

今のところ、なんとかぜんぶ再現出来ていますね。『魔進戦隊キラメイジャー』の隊員コスチュームも諦めかけたけど、TAKE2で娘のOKが貰えました(笑)。変身グッズは、チップスターの空き箱にアルミホイルを巻いて、イラストを描いて作ったんです。でも、1回目のコスチュームは「なんか違う!」って言われちゃって。

――どうやって軌道修正したんでしょうか?

家の中に丁度いい黄色アイテムがなかったので、100均に行って、大きな黄色いフェルトを買って、マントを作ったら「そうそう、これこれ!」って納得するものができました。コストは200円で済んだので、お手軽でしたね。

コミュニケーション力と想像力を育てることにも繋がっている

NiziUメンバーのミイヒちゃん。数年前にディズニーランドで購入した、ミニーちゃんのスカートを活用

――「変身ごっこ」は、お子さんとのコミュニケーションや教育の上で、どんなことに役立っていると感じていますか?

何よりも、子どもの想像力が豊かになったなと感じています。以前だったら、おもちゃや戦隊ヒーローの変身ベルトが欲しいときはすぐ「ママ、買って!」っておねだりがあったんです。でも今は、家の中で似たようなものを探すようになりました。腕につけるおもちゃも、似た色のブロックを組み合わせて「ママ、作ったよ!」って見せてくるようになりました。

――創作意欲も育っているんですね。

ディズニープリンセスのイヤリングも、自分が持っているシールを組み合わせて作っていたり。なにか買うのではなく、まずは家にあるもので遊ぶようになったのは、かなり大きな変化ですね。自分で材料を見つけて、作って、褒められるのが楽しいみたいです。

――玉村さんご自身の変化もありますか?

変身ごっこを始めてから、100均に行った時は、仮装に使えそうなアイテムを探すようになりました。手芸コーナーがおすすめですね。毛糸やフェルトも大きなものがたくさんあります。あとは、おもちゃコーナーも穴場です。パーティーグッズのめがねは使いやすいですし、「くす玉も半分に割って、セーラームーンの頭のおだんご部分にできそうだな」とか、常に考えちゃいます(笑)。

ハロウィンも、出来るだけお金をかけずに全力で楽しむ

なかなか出番の少ないお出かけ用のドレスや晴れ着も、仮装に大活躍

――今年のハロウィンはどう過ごされる予定でしょうか? いまから準備されていることはありますか?

ネタバレしないように、まだ内緒です(笑)。今年は生後8カ月の下の子もいるので、コスト削減のため、私のコスチュームは800円、夫のは0円で作ります(笑)。フェイスペイントをしっかりやれば、いい感じになるんです。

――毎年、ハロウィンで使ったはアイテムはどうされていますか?

毎年全力でハロウィン仮装をしているんですけど、市販のコスチュームはお金もかかるし、たった1回しか着ないのもったいないなと思って、極力家のもので代用します。来年以降もリメイクして使えそうなものは、とっておきますね。翌年にパーツとして使うなど、上手に使いまわしています。

――捨てずに、とっておくんですね。お子さんの成長によってすぐ着られなくなるアイテムもあるかと思いますが、どうしていますか?

派手なドレスって、子どもは欲しがるけど、毎日着られるわけじゃないし、すぐサイズアウトしちゃいますよね。でも、重ね着したりリメイクするとうまく使えるんです。我が家にも、娘が1歳の頃に着ていた白いドレスがあります。もう、パンツが見えそうなくらいミニになってしまって外では履けないんですけど。「これ、セーラームーンっぽいな?」とか考えて、とっておいてます(笑)。

――うまく活用されているんですね。今年メルカリは、水原希子さんとYOKO FUCHIGAMIさんを審査員に迎え、『メルカリ ハロウィンアワード』を開催します。玉村さんが参加するとしたら、どの賞を狙いますか?

間違いなくファミリー賞です! ハロウィンは家族で全力で仮装するのが習慣なので、今年も友達にも「ここまでやるの!?」って、びっくりされるくらいのクオリティのものにする予定です(笑)。

ハロウィンは毎年、家族でガチの仮装を楽しんでいる

23 件

WRITTEN BY

小沢あや

(おざわ・あや) 1987年生まれのコンテンツプランナー。好きなものは女性アイドル。20年以上、ハロプロを中心に追いかけ続けている。豊島区公認の池袋愛好家としても活動中。尊敬する人物はつんく♂さん。

好きなものと生きていく

メルカリマガジンは、「好きなものと生きていく」をテーマにしたライフスタイルマガジンです。さまざまな方の好きなものや愛用品を通して、自由な人生の楽しみ方や多様性を紹介していきます。