盆栽と言えばご年配の方の趣味と考える人は多いのではないでしょうか。ですが、近年は在宅勤務が増えたことなどもあり、世代にかかわらず興味を持つ人が増え、さいたま市にある盆栽町には連日多くの若者が訪れているんだとか。そこで、盆栽に関する総合WEBメディア『盆栽Q』管理人である、衛世ボウイさんに盆栽の魅力と初心者が最初に買うべき盆栽・ミニ盆栽の種類と育て方を教えてもらいました。
(執筆・写真/衛世ボウイ、編集/株式会社モジラフ、メルカリマガジン編集部)
(執筆・写真/衛世ボウイ、編集/株式会社モジラフ、メルカリマガジン編集部)
盆栽は木によって作業が変わりますし、人や地域によって教え方も変わるので、とても難しそうな印象を持つ人も多い趣味です。しかし、最高点を求めればどんな趣味も困難になるのは当然のことです。盆栽も、まずはライトに楽しむことが可能なる趣味でもあります。
盆栽を弄って、飾って、癒されて、その時間が有意義になることがもっとも重要なのです。ぜひ気楽に盆栽を初めていただけると嬉しいです。
盆栽を弄って、飾って、癒されて、その時間が有意義になることがもっとも重要なのです。ぜひ気楽に盆栽を初めていただけると嬉しいです。
盆栽は意外とそんなにお金がかからない。そして、盆栽はカッコいい
まず初めに私が盆栽の魅力を挙げるとするならば、「お金がかからないこと」でしょうか。
「盆栽は高価な趣味」という印象を持っている人も多いと思いますが、実は意外とお金がかかりません。むしろお金を稼ぐことだってできてしまいます。
盆栽の価値とは主に「樹齢(木の古さ)」と「樹形(カッコよさ)」で決まります。
世間の印象どおり、歳を取ってから盆栽を始めてしまうと、古くてカッコいい木を作るための「時間」がありません。生きている間に良い木を手に入れるには高額の木を購入するしかないため、「盆栽は高い」と考えてしまう人が多いように思います。
逆に若くして盆栽を始めた場合、技術さえあれば、安価な種からでも数十万円くらいの価値がある木を育てることも可能です。なぜなら前述したとおり、盆栽の価値は「樹齢と樹形」で決まるからです。つまり、盆栽は早く始めるほどお得な趣味ということになります。
次に大きな魅力と言えば、「四季を感じられること」でしょうか。
盆栽を始めると四季を猛烈に意識するようになります。植え替えや剪定、挿し木や取り木など、木を増やす行為にはそれぞれ適切な時期があるためです。また新芽が出たり、実が出来たり、紅葉し落葉したりなど、盆栽をやっていると次の季節を待ち遠しく感じることが増えるでしょう。
「盆栽は高価な趣味」という印象を持っている人も多いと思いますが、実は意外とお金がかかりません。むしろお金を稼ぐことだってできてしまいます。
盆栽の価値とは主に「樹齢(木の古さ)」と「樹形(カッコよさ)」で決まります。
世間の印象どおり、歳を取ってから盆栽を始めてしまうと、古くてカッコいい木を作るための「時間」がありません。生きている間に良い木を手に入れるには高額の木を購入するしかないため、「盆栽は高い」と考えてしまう人が多いように思います。
逆に若くして盆栽を始めた場合、技術さえあれば、安価な種からでも数十万円くらいの価値がある木を育てることも可能です。なぜなら前述したとおり、盆栽の価値は「樹齢と樹形」で決まるからです。つまり、盆栽は早く始めるほどお得な趣味ということになります。
次に大きな魅力と言えば、「四季を感じられること」でしょうか。
盆栽を始めると四季を猛烈に意識するようになります。植え替えや剪定、挿し木や取り木など、木を増やす行為にはそれぞれ適切な時期があるためです。また新芽が出たり、実が出来たり、紅葉し落葉したりなど、盆栽をやっていると次の季節を待ち遠しく感じることが増えるでしょう。
まずは盆栽の種類について知ろう
これから盆栽を始めてみたいと考えている皆さんに、まず覚えていただきたいことがあります。盆栽は大きく分けて
松柏類(しょうはくるい) 雑木類(ぞうきるい)
があります。
松柏類は松や真柏、杉など常緑の木のことで、雑木類(実物、花物などを分ける場合もあります)は、モミジや欅など紅葉や実や花を楽しめる木のことを指します。
盆栽には、木を飾って客人をもてなす文化があるため、常緑の木と季節を感じる木を組み合わせることが多いのが特徴です。俳句でいう季語を盆栽の飾りのなかに含ませているのです。粋ですよね。
があります。
松柏類は松や真柏、杉など常緑の木のことで、雑木類(実物、花物などを分ける場合もあります)は、モミジや欅など紅葉や実や花を楽しめる木のことを指します。
盆栽には、木を飾って客人をもてなす文化があるため、常緑の木と季節を感じる木を組み合わせることが多いのが特徴です。俳句でいう季語を盆栽の飾りのなかに含ませているのです。粋ですよね。
初心者でもできる盆栽の作り方。鉢や道具について
まず私が思う盆栽の定義からお話したいと思います。
それは「鉢に入った木」で「自然の樹形を模したもの」という2点です。
自然界の木を小さな鉢の中で表現するジオラマが盆栽だと思うので、そこだけ押さえて、あとはそれぞれが自由に遊んでいいと考えています。
盆栽をやっていると「こうじゃなければダメ!」「これは盆栽じゃない!」などと、人の趣味にケチをつける人が現れるかもしれません。しかし趣味は損得ではなく、愛でやるものです。ほっておきましょう。
次に盆栽を始める際に必要な道具ですが、すべて100円均一ショップに売っている道具で揃えてしまって問題ありません。園芸用のハサミとラジオペンチがあれば十分です。枝を曲げるアルミ線もネットで500円程度で売っています。道具が高額であれば良い木が作れるというわけでは決してありません。
鉢は培養を目的とするならば大きめの素焼き鉢を選び、飾る目的であれば小さな鉢を選びます。松柏類は水捌けが良い鉢を選ぶため、基本的には泥鉢を使います。また雑木類は釉薬を使った色鉢を選ぶのが一般的です。また鉢が小さい方が木が大きく見えるため、どこまで小さな鉢に植えられるかが重要になってきます。
とはいえ、個人的には自由に楽しんでもらえれば良いと思います。私のやっているYouTubeでも変わった鉢に多く植えています。
それは「鉢に入った木」で「自然の樹形を模したもの」という2点です。
自然界の木を小さな鉢の中で表現するジオラマが盆栽だと思うので、そこだけ押さえて、あとはそれぞれが自由に遊んでいいと考えています。
盆栽をやっていると「こうじゃなければダメ!」「これは盆栽じゃない!」などと、人の趣味にケチをつける人が現れるかもしれません。しかし趣味は損得ではなく、愛でやるものです。ほっておきましょう。
次に盆栽を始める際に必要な道具ですが、すべて100円均一ショップに売っている道具で揃えてしまって問題ありません。園芸用のハサミとラジオペンチがあれば十分です。枝を曲げるアルミ線もネットで500円程度で売っています。道具が高額であれば良い木が作れるというわけでは決してありません。
鉢は培養を目的とするならば大きめの素焼き鉢を選び、飾る目的であれば小さな鉢を選びます。松柏類は水捌けが良い鉢を選ぶため、基本的には泥鉢を使います。また雑木類は釉薬を使った色鉢を選ぶのが一般的です。また鉢が小さい方が木が大きく見えるため、どこまで小さな鉢に植えられるかが重要になってきます。
とはいえ、個人的には自由に楽しんでもらえれば良いと思います。私のやっているYouTubeでも変わった鉢に多く植えています。
大事なのは盆栽を作り、育てるための経験値を得ることです。盆栽はトライ&エラーを繰り返す趣味でもあります。
通販やネット販売で盆栽を買う時のポイントと選び方
近所に盆栽が売っていない場合は、通販を使って購入するのもいいでしょう。
しかし先にも言いましたが、盆栽は樹形がとても大事です。ネット通販だと、実店舗のように直接木を選べないというデメリットがあります。
他には送料がかかることや、ギフト販売の盆栽は通常よりかなり高額な可能性があるので注意した方がいいかもしれません。
メルカリで購入する場合は、大きさの確認や送料の確認、類似商品との値段の比較をするといいでしょう。
また先端の枝は針金などで矯正出来ますが、木の足もとは育ってしまった後からでは曲げることが出来ません。その点から考えると、最初から木の足もとが曲がった木を選ぶのもコツかもしれません。
それではここから、人気の盆栽の樹種からいくつかご紹介させていただきます。これからご紹介するものは強い木が多いので比較的育てやすいと思いますが、一生をかけて研究と実験を繰り返せるだけの面白さも持ち合わせています。
しかし先にも言いましたが、盆栽は樹形がとても大事です。ネット通販だと、実店舗のように直接木を選べないというデメリットがあります。
他には送料がかかることや、ギフト販売の盆栽は通常よりかなり高額な可能性があるので注意した方がいいかもしれません。
メルカリで購入する場合は、大きさの確認や送料の確認、類似商品との値段の比較をするといいでしょう。
また先端の枝は針金などで矯正出来ますが、木の足もとは育ってしまった後からでは曲げることが出来ません。その点から考えると、最初から木の足もとが曲がった木を選ぶのもコツかもしれません。
それではここから、人気の盆栽の樹種からいくつかご紹介させていただきます。これからご紹介するものは強い木が多いので比較的育てやすいと思いますが、一生をかけて研究と実験を繰り返せるだけの面白さも持ち合わせています。
黒松(くろまつ)
ザ・盆栽といった印象の黒松。
丈夫な木なので初心者でも育てやすいです。6月頃に行う「芽切り」という新芽を切る作業だけ覚えておけば、葉や枝を短く維持することが出来ます。
丈夫な木なので初心者でも育てやすいです。6月頃に行う「芽切り」という新芽を切る作業だけ覚えておけば、葉や枝を短く維持することが出来ます。
難易度:★
購入する場合のポイント:一般的には太くて短い木が人気があります。わりとどこでも販売しています。
購入する場合のポイント:一般的には太くて短い木が人気があります。わりとどこでも販売しています。
赤松(あかまつ)
黒松によく似た赤松。違いは黒松に比べて芽の色が赤っぽいことと、葉が柔らかいことです。
黒松と違い、幹が太くなりにくいので細い木を作ることに向いています。黒松に比べて葉も長いため、小品よりも中品サイズで作ることが多い樹種です。黒松同様「芽切り」の作業だけ覚えておけば、後は通常の育成で元気に育ちます。
黒松と違い、幹が太くなりにくいので細い木を作ることに向いています。黒松に比べて葉も長いため、小品よりも中品サイズで作ることが多い樹種です。黒松同様「芽切り」の作業だけ覚えておけば、後は通常の育成で元気に育ちます。
難易度:★
購入する場合のポイント:細く作ることを目的とする場合は幹の曲線の美しいものを選びます。赤松は古くて細い木が人気です。
購入する場合のポイント:細く作ることを目的とする場合は幹の曲線の美しいものを選びます。赤松は古くて細い木が人気です。
五葉松(ごようまつ)
葉が5本あることから、五葉松という名前がついています。五葉松は他の松に比べて葉が短く、少し気難しい樹種です。
一般的には葉がしっかりとしていて短いものが人気があり、ブランドの種類も沢山あります。
葉が短いので小品盆栽を作るのには収まりが良いですが、他の松に比べると弱いため、猛暑と言われるような夏になってしまうと、はからずも枯らしてしまう愛好家も多数います。
一般的には葉がしっかりとしていて短いものが人気があり、ブランドの種類も沢山あります。
葉が短いので小品盆栽を作るのには収まりが良いですが、他の松に比べると弱いため、猛暑と言われるような夏になってしまうと、はからずも枯らしてしまう愛好家も多数います。
難易度:★★★
購入する場合のポイント:とにかく葉性(盆栽用語で葉の色や形態、生長の勢いなど、葉の持っている性質のこと)が大事です。
購入する場合のポイント:とにかく葉性(盆栽用語で葉の色や形態、生長の勢いなど、葉の持っている性質のこと)が大事です。
紅葉(もみじ)
四季を楽しめる紅葉は非常に種類が多く、人気の樹種です。
強くて育てやすいので、挿し木や取り木でも簡単に増やすことができます。成長速度も速く、枝を作り直すことも気軽にできます。こちらも新芽を摘んでおくことで枝を短く維持することが出来ます。
強くて育てやすいので、挿し木や取り木でも簡単に増やすことができます。成長速度も速く、枝を作り直すことも気軽にできます。こちらも新芽を摘んでおくことで枝を短く維持することが出来ます。
難易度:★~★★
購入する場合のポイント:雑木は根張りと細かな枝、綺麗な幹が重要です。葉のある時期には葉性が確認でき、落葉した冬の時期には細かな枝をチェックすることができます。
購入する場合のポイント:雑木は根張りと細かな枝、綺麗な幹が重要です。葉のある時期には葉性が確認でき、落葉した冬の時期には細かな枝をチェックすることができます。
楓(かえで)
紅葉とよく似ているのが楓です。
紅葉と比較すると葉の形が違い、また枝も伸びにくいという性質があります。モミジ同様に「芽摘み」と「葉刈り」という作業があります。葉刈りは葉をすべて取り除くことで新しい葉を小さくしたり、新芽を作るきっかけを作ることも出来ます。
紅葉と比較すると葉の形が違い、また枝も伸びにくいという性質があります。モミジ同様に「芽摘み」と「葉刈り」という作業があります。葉刈りは葉をすべて取り除くことで新しい葉を小さくしたり、新芽を作るきっかけを作ることも出来ます。
難易度:★~★★
購入する場合のポイント:雑木は根張りと細かな枝と綺麗な幹が重要です。葉のある時期には葉性が確認でき、落葉した冬の時期には細かな枝をチェックすることができます。
購入する場合のポイント:雑木は根張りと細かな枝と綺麗な幹が重要です。葉のある時期には葉性が確認でき、落葉した冬の時期には細かな枝をチェックすることができます。
欅(けやき)
欅も強く元気な樹種です。公園などで見るように、樹形は箒(ほうき)の形をしています。
欅は特に根張りと細かな枝と綺麗な幹で価値が変わります。そのためには年間を通した作業が必要になります。年間作業は私のYouTubeにまとめてありますので興味のある方は確認してみてください。
欅は特に根張りと細かな枝と綺麗な幹で価値が変わります。そのためには年間を通した作業が必要になります。年間作業は私のYouTubeにまとめてありますので興味のある方は確認してみてください。
欅はシンプルで奥が深いため、幅広い層に愛されている樹種です。
難易度:★~★★★
購入する場合のポイント:最初の枝の別れ方や直線の幹に傷はないか、また根張りなどもチェックしましょう。
購入する場合のポイント:最初の枝の別れ方や直線の幹に傷はないか、また根張りなどもチェックしましょう。
真柏(しんぱく)
真柏は盆栽愛好家がもっともおすすめする木です。
その理由は、丈夫さと、たくさん手を加えられる奥深さがあること。真柏は一部の枝や幹を枯らして生と死を表現する「ジン」や「舎利」を作ることが出来ます。
また松柏類には珍しく、挿し木や取り木でも簡単に増やすことが出来るので、初心者からベテランまで幅広い層に愛されています。
その理由は、丈夫さと、たくさん手を加えられる奥深さがあること。真柏は一部の枝や幹を枯らして生と死を表現する「ジン」や「舎利」を作ることが出来ます。
また松柏類には珍しく、挿し木や取り木でも簡単に増やすことが出来るので、初心者からベテランまで幅広い層に愛されています。
難易度:★
購入する場合のポイント:幹の根元付近が直線ではないものがおすすめ。また、葉性なども確認しておきましょう。
購入する場合のポイント:幹の根元付近が直線ではないものがおすすめ。また、葉性なども確認しておきましょう。
長寿梅(ちょうじゅばい)
年に2度花が咲く長寿梅には、赤花と白花があります。赤花の方が人気が高いです。
長寿梅はもともとポピュラーな樹種ですが、盆栽をやっていて暇になりがちな夏から秋にかけての時期の作業が多いので、所持している愛好家は多いです。
注意点は根頭癌種病という根にコブができる病気になりやすいので、植え替えの際に消毒をした方が良いでしょう。
長寿梅はもともとポピュラーな樹種ですが、盆栽をやっていて暇になりがちな夏から秋にかけての時期の作業が多いので、所持している愛好家は多いです。
注意点は根頭癌種病という根にコブができる病気になりやすいので、植え替えの際に消毒をした方が良いでしょう。
ちなみに長寿梅は実は梅ではなく、ボケ科の植物です。
難易度:★~★★
購入する場合のポイント:樹形によりポイントが変わります。他の雑木同様、古くて細かな枝がある方が価値が高いと言われています。
購入する場合のポイント:樹形によりポイントが変わります。他の雑木同様、古くて細かな枝がある方が価値が高いと言われています。
岩四手(いわしで)
岩四手も強い樹種です。秋には黄色の葉を楽しむことができます。古くなるとゴツゴツとした幹に変化します。カッコいいです。
他の雑木も同様ですが、挿し木や取り木で増やせるため初心者には始めやすい樹種の1つです。
他の雑木も同様ですが、挿し木や取り木で増やせるため初心者には始めやすい樹種の1つです。
難易度:★
購入する場合のポイント:雑木は根張りと細かな枝と綺麗な幹が重要です。葉のある時期には葉性が確認でき、落葉した冬の時期には細かな枝をチェックすることができます。
購入する場合のポイント:雑木は根張りと細かな枝と綺麗な幹が重要です。葉のある時期には葉性が確認でき、落葉した冬の時期には細かな枝をチェックすることができます。
桜(さくら)
桜は一般的にはかなり人気の高い樹種です。しかし愛好家にも人気の樹種かと言われれば、そうでもありません。
花の時期はもちろん楽しめますが、年間作業が若干少ないので愛好家にとってはやや物足りないのかもしれませんね。
虫が付きやすいので、切り口の処理や定期的な消毒が必要です。
花の時期はもちろん楽しめますが、年間作業が若干少ないので愛好家にとってはやや物足りないのかもしれませんね。
虫が付きやすいので、切り口の処理や定期的な消毒が必要です。
難易度:★★
購入する場合のポイント:好きな品種と樹形を選びましょう。
購入する場合のポイント:好きな品種と樹形を選びましょう。
盆栽の水やり、植え替え、土の選び方について
水やりを欠かすと、木を枯らす1番の原因になります。
春秋は1日1回、夏場は1日2回、冬は2日に1回程度行います。かなり面倒に思える作業ですが、毎朝外に出て木の成長で四季の移り変わりを確認する健康的な習慣になります。個人的にはこれも盆栽を始めてよかったと思う理由の1つです。
夏場などで定期的に水やりができない場合は、鉢を二重にするという対策方法もあります。また家に帰れない時などは鉢の下に受け皿を作り、水をためることでも対策ができます。
次に盆栽に必ず必要な作業が植え替えです。松柏類は2年に1度、雑木は根の成長が早いので1年に1度の植替えが目安です。
植え替えについてざっくり言えば、松柏類は根をあまり切らず、雑木はけっこう切ってしまってもいい。また松柏類は水捌けのいい土を、雑木は水持ちのいい土を使うという考え方で大丈夫です。
土は根詰まりを防ぐために硬質の赤玉土を選びます。松柏類の場合は水捌けを良くするために桐生砂を3割程度混ぜるのが一般的です。
しかし土の配分もそれぞれの土地(日当たりや風向きなどの環境、気候条件など)や人によって意見が変わるので、自分なりの答えを模索するのがいいでしょう。
春秋は1日1回、夏場は1日2回、冬は2日に1回程度行います。かなり面倒に思える作業ですが、毎朝外に出て木の成長で四季の移り変わりを確認する健康的な習慣になります。個人的にはこれも盆栽を始めてよかったと思う理由の1つです。
夏場などで定期的に水やりができない場合は、鉢を二重にするという対策方法もあります。また家に帰れない時などは鉢の下に受け皿を作り、水をためることでも対策ができます。
次に盆栽に必ず必要な作業が植え替えです。松柏類は2年に1度、雑木は根の成長が早いので1年に1度の植替えが目安です。
植え替えについてざっくり言えば、松柏類は根をあまり切らず、雑木はけっこう切ってしまってもいい。また松柏類は水捌けのいい土を、雑木は水持ちのいい土を使うという考え方で大丈夫です。
土は根詰まりを防ぐために硬質の赤玉土を選びます。松柏類の場合は水捌けを良くするために桐生砂を3割程度混ぜるのが一般的です。
しかし土の配分もそれぞれの土地(日当たりや風向きなどの環境、気候条件など)や人によって意見が変わるので、自分なりの答えを模索するのがいいでしょう。
とにかく始めてみることが大事!
私は20歳の時から盆栽に興味がありましたが、敷居の高さを感じ、そこから15年後に盆栽を始めました。
盆栽愛好家の99%は「もっと早く始めていればよかった」と感じています。盆栽は時間と向き合い作り出すものだからです。向き合う時間が長ければ木も人も成長します。
盆栽について私が言えることは、興味があるならすぐに始めた方がいいということです。
過去に盆栽を枯らして辞めてしまった人たちへは、「盆栽愛好家はあなたの数百倍は枯らしているので、安心してください」と伝えたいです。
どんなに大事に育てても枯れる時は枯れてしまいます。その度に愛好家達は反省し、改善していきます。枯れた木はかわいそうですが、愛好家がいなければその木は作られていません。
盆栽を始める時は、いくつかの品種を同時に育てることを勧めます。それは自分の育成環境に合わない木があるからです。
盆栽は日常の騒がしさから隔離された空間を作ることが出来る希少な趣味です。そこにストレスを持ち込むのは無粋です。
あなたは1本の枝に尊さを感じたことがありますか?
盆栽は詫び錆びを日常に感じることができ、飾ることで他者に共有することが出来る700年以上続く伝統文化です。こんな価値観を身近に感じられるのは、日本に生まれた特権かもしれません。
記事を読んで少しでも興味を持っていただければ幸いです。盆栽を始めた後は私の運営するWEBメディア『盆栽Q』などもぜひ参考にしてみてください。その後の盆栽ライフを豊かにすることをお約束します。
盆栽愛好家の99%は「もっと早く始めていればよかった」と感じています。盆栽は時間と向き合い作り出すものだからです。向き合う時間が長ければ木も人も成長します。
盆栽について私が言えることは、興味があるならすぐに始めた方がいいということです。
過去に盆栽を枯らして辞めてしまった人たちへは、「盆栽愛好家はあなたの数百倍は枯らしているので、安心してください」と伝えたいです。
どんなに大事に育てても枯れる時は枯れてしまいます。その度に愛好家達は反省し、改善していきます。枯れた木はかわいそうですが、愛好家がいなければその木は作られていません。
盆栽を始める時は、いくつかの品種を同時に育てることを勧めます。それは自分の育成環境に合わない木があるからです。
盆栽は日常の騒がしさから隔離された空間を作ることが出来る希少な趣味です。そこにストレスを持ち込むのは無粋です。
あなたは1本の枝に尊さを感じたことがありますか?
盆栽は詫び錆びを日常に感じることができ、飾ることで他者に共有することが出来る700年以上続く伝統文化です。こんな価値観を身近に感じられるのは、日本に生まれた特権かもしれません。
記事を読んで少しでも興味を持っていただければ幸いです。盆栽を始めた後は私の運営するWEBメディア『盆栽Q』などもぜひ参考にしてみてください。その後の盆栽ライフを豊かにすることをお約束します。
衛世ボウイ
盆栽に関する総合WEBメディア『盆栽Q』管理人。 「日本国内の盆栽ユーザーの獲得」と「盆栽業者の存続」と「若手への支援」を目的として活動する。主な仕事はYouTube( https://www.youtube.com/c/%E7%9B%86%E6%A0%BDQ )、イベント企画、盆栽道具の販売。
- twitter【https://twitter.com/eiseiboy】
- facebook【】
- blog【https://bonsaiq.jp/】
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