アパレル2021.09.20

REAL CLOTHES by mercari #3 スタイリング・アフター・トーク

時代を超えたさまざまなアイテムをメルカリで探し、リアルなユーズドアイテムの楽しみ方を紹介する連載「REAL CLOTHES by mercari」。#1「90年代フレンチコーデ」#2「アメリカン”ニュー・ビンテージ”」に登場してくださったモデル・在原みゆきさんとスタイリスト・和田ミリさんに撮影後、好きなモノやユーズドアイテムの楽しみ方、メルカリでのアイテム探しについてお話しいただきました。

(撮影/山本恭平、スタイリング(在原さん)/和田ミリ、ヘアメイク(在原さん)/鈴木かれん、執筆・編集/メルカリマガジン編集部)
※対談・取材は飛沫防止シートの使用や除菌を徹底した上で行っております。

在原みゆ紀

1998年生まれ。雑誌・CM・広告などさまざまな媒体で活躍するモデル。自転車とTシャツ、餃ビーをこよなく愛する一面も。

和田ミリ

1997年生まれ。スタイリスト小山田孝司氏に師事。2020年より独立。色を使った可愛いらしさのあるスタイリングで、広告・雑誌を中心にマルチに活躍している。 - instagram【https://www.instagram.com/miriwada/?hl=ja

メルカリでサイズや時代をこえて好きなアイテムと出会う

在原:スタイリングとアイテムのセレクト、ありがとうございました。ユーズドアイテムは私も日頃から愛用しているんですが、特にフレンチ企画で着た、ラコステのオーバーサイズのジャケットは私が普段買うアイテムのテイストに似ていて、個人的にも欲しいなと思いました。

和田:気に入っていただけて良かったです! メルカリでのスタイリングはアイテムやブランドの選択肢が多く、今まで全身古着でスタイリングをできる機会があまりなかったので新鮮で、アイテム選びも楽しかったです。今回メンズ服も使用したのですが、サイズ感が難しく、在原さんが着るときに大きすぎないか、少し不安でした(笑)。
在原:オーバーサイズなアイテム、好きです。Tシャツもサイズ感は幅広く買いますよ。

和田:メルカリでアイテムを探していたときに、在原さんが好きな「STUSSY(ステューシー)」も見つけました。タグのデザインで発売された年代が分かれているって知って…。こういうところをファンの方は楽しんでいるのかなって勉強になりました。

在原:古着屋さんでは棚に並ぶユーズドのTシャツを一つひとつ手にとり探して見ますよね。でも、メルカリだとキーワード検索からTシャツを一覧で見比べられたので、スムーズな買い物ができるなと。

80年代から00年代はじめにかけて発売されたものは「OLDSTUSSY(オールドステューシー)」と呼ばれているのですが、私は特に00年から登場した「銀タグ」が好きなんです。デザインだけではなくて、それぞれの年代の前半・後半なのか、生産された地域がどこなのかを探るのが楽しくて。みなさんが想像されているSTUSSYってストリートブランドっぽいイメージが強いと思うんですけど、遡ってみるとサーフシーンから登場した背景から、ストリートシーンで定着するまで長い歴史があって、90年代前期のものもかっこいい。探し甲斐があるというか。

和田:ポップというか、可愛らしさのあるデザインも多かった気がします。私も買いたくなりました。

ブランド、サイズ、いいね順。メルカリで欲しいアイテムと出会うコツ

在原:ユーズドアイテムはトップスからボトムス、靴までさまざまなアイテムを買うのですが、特に靴はしっかり状態をみてから買いますね。古いものだとすぐに壊れてしまうので、特にアッパーソールとか。服は、寸法を見て買うように気をつけています。80年代のSやMと90年代のSやMは着た感じが全然違うんです。あと、私はユーズドアイテム特有の汚れなども、抵抗感なく着られます。

和田:私は2〜3年前、はじめて古着の面白さに気づき始めたんです。お気に入りの古着屋さんと出会ったことがきっかけでした。それ以来、店員さんと話をしながら買うことが多いですね。ユーズドとプロパー(新品)をミックスして着るようになって、コーディネートの幅も広がった印象があります。

在原:私もとにかくユーズド・プロパー問わず服が好きで、クローゼット中の点数が多くて(笑)。服も靴もメガネも小物も全部、すぐになんでも買ってしまいます(笑)。

和田:在原さんがお好きと言っていたTシャツはどのくらい持っているんですか?

在原:2〜300枚はあると思います。家に「Tシャツコーナー」があるんですけど。すぐに買っちゃうのは80年代のテロテロした素材の、透け感があるもの。好きなボディはJERZEES(ジャージーズ)とONEITA(オニータ)。オニータはあまり古着屋さんで出会うことができないので、メルカリで見つけるのもいいかもしれませんね。
和田:在原さんは「Tシャツのプロ」だと思っていたので、スタイリングするときに緊張していました。

在原:難しいですよね。Tシャツって数が膨大じゃないですか。

和田:そうなんですよ。終わりがない(笑)。

在原:選ぶ基準もハッキリわからないかも(笑)。

和田:メルカリでスタイリングするときに、日本ではあまり出会わないブランドも見つけて、奥が深いな〜と思いました。私が好きなのは「A. ROEGE HOVE (エ・ローエ・ホーベ)」、「MARQUES ALMEIDA(マルケス アルメイダ)」、「BLESS(ブレス)」、「SHUSHU/TONG(シュシュ/トング)」などの海外ブランドですが、どれも状態がよかったです。
在原:アイテムを探すときはどういう検索ワードを入力していましたか?

和田:まずはブランド名を英語とカタカナ両方で検索をしてみました。そのあと、“新しい順”や“いいね順”で見ていったのですが、“いいね順”で見た方が欲しいと思えるアイテムがありました。あとは、ホーム画面の「閲覧した商品からのおすすめ」や、出品画面にある「この商品を見ている人におすすめ」を見るという探し方もしていました。在原さんはどんなふうにユーズドアイテムを購入しますか?

在原:私は先ほどもお伝えしたとおり、Tシャツを買うことが多いですね。メルカリは年代を入れて検索をすると、探していたものを見つけられるのが、ほんとに便利。ユーズドアイテムを気軽に買えるサイトはあまり多くないし、それこそ求めているTシャツがすぐ見つかるのはメルカリだなと。

和田:なるほど。私はメルカリでは写真集や本を買うことが多いですね。レアなアイテムにも出会えます。目当てのものはすぐに見つかりましたよ。

在原:ファッションアイテムだと、メルカリは旧シーズンのアイテムも探せていいですよね。少し前のアイテムだけど欲しかったものとか、目当てのものを探せるのも楽しみのひとつだと思っています。

和田:わかります!
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メルカリマガジン編集部

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