ガジェット2023.01.31

「スマートスピーカー」の選び方と人気機種を家電おじさんが徹底解説

声で家電をはじめさまざまなものをコントロールできるスマートスピーカー。普及率は年々右肩上がりをしており、それに伴い今後はさらに活用の幅が広がることが期待されています。

とはいえ「興味はあるけど何を買えばよいのかわからない」「自分に合うタイプはどれなの?」などお困りの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は何年間にもわたって何十台ものスマートスピーカーを使ってきた「家電おじさん」こと家電評論家・藤山哲人さんに、選び方や人気機種について教えてもらいました。

(執筆・写真/藤山哲人、編集/株式会社モジラフ、メルカリマガジン編集部)

スマートスピーカーでできることとは

まず一番便利に使えるのは、さまざまな「調べもの」でしょう。今日の天気やニュースを聞いてみたり、予約したいお店の電話番号や営業時間を確認したり、好きなタレントさんを検索して、そのプロフィールを調べたりすることにも使えます。Googleなどの検索サイトの結果を音声で応えてくれるものと思ってもいいでしょう。

スマートスピーカー専用のアプリをインストールすると、「推し」のタレントさんが話しかけてくれたり、現在の時間を知らせてくれたりするものなどもあります。さらに住んでいる地域の分別ゴミが何曜日に収集されるか?などを教えてくれるアプリもあります。

またスマートスピーカーに対応している家電を、声で操作することも可能です。専用のアプリをインストールしてスマートスピーカーとリンクさせることで、玄関の鍵を開閉したり、外出中にロボット掃除機を稼働させたり、外出先から帰ってきたら自動的にエアコンと部屋の照明をONにして、BGMを流してもらうなど、ちょっと生活が便利になります。

スマートスピーカー選びのポイント

機種選びの際に一番大切なのは「音声認識の正確さ」です。何度も話しかけても正しく音声を認識できず「わかりません」を連呼されるとストレスが溜まり、やがて使わなくなってしまいがち。スマートスピーカーを選ぶ際は、ここで紹介するような音声認識に定評のあるものにしましょう。

またBGM用に使いたいという場合は、音質を重視してオーディオメーカー製を選ぶのもいいでしょう。

家電と連携させたい場合は、各社クセがあるので使いこなしている友達と同じメーカーにすることをおすすめします。「スマートスピーカーで何ができるか?」で製品選びをするのではなく、「普段スマホで何をしているか?」で考えてみるのもおすすめです。

たとえば音楽を聴く、動画を見る、ネットショッピングなど、普段からよく行っている行動から逆算して製品選びをするといいでしょう。

3種類のAIのなかから、目的にあったものを選ぶ

スマートスピーカーには3種類のAIがあります。

ひとつは「OK Google」で有名な「GoogleHome(AI:Googleアシスタント)」です。Android系のスマホを使っている方は、スマホの音声検索同様に使えるので簡単に使いこなせるでしょう。対応している家電やアプリも多く、どのAIか迷ったらコレをおすすめします。

iPhoneを使っているなら、Siriが使える「Apple HomePod(AI:Siri)」が便利です。ただ対応している家電などが少なく、BGMを流したり、音声でSiriに検索させるという使い方がメインになります。

Amazonをよく使う方は「Amazon Echo(AI:Alexa)」がおすすめです。「Alexa! 荷物はどこ?」と尋ねると、配達状況まで教えてくれるのが特徴で、音声による検索、アプリケーションも豊富。対応する家電もGoogleと同じぐらい普及しています。

さらに各社対応している音楽サービスが異なるので、最新の対応情報を調べてから購入するようにしましょう。

スピーカーとしての音質、音声認識の精度、操作性なども重要ポイント

主にBGMを流すために使う場合は、音質を中心に選びましょう。

Amazon EchoやGoogleHomeの場合は、ツナ缶程度サイズの製品でも十分な低音が出るようになっていますが、大きいスピーカーになるほど重低音が出ます。音質は同じ大きさのBluetoothスピーカーと同等です。またApple HomePodは1種類しかないので選択肢はありません。

検索や家電の操作を行う場合は、音声認識の精度が重要になります。どの機種も音声認識の精度を高める学習機能があるので、これを活用して精度を高めるといいでしょう。「大きい製品の方が高性能なCPUが入っていて正確さが増す」と思われがちですが異なります。

実際はマイクで拾った声を音声ファイルでサーバーに送信し、各メーカーの音声認識システムが文字に変換した後、それをスマートスピーカーに返すという方法を取っているので、大きさと音声認識の正確さはまったく関係ありません。つまり、どれだけサーバーの音声解析に力を入れているか?が精度の違いになります。あくまでも筆者個人の感覚なのですが、認識性能はGoogle、Amazon、Appleの順のように感じています。

最後は操作性です。いずれのスマートスピーカーもスイッチ類はできるだけ隠してシンプルなデザインになるようにしています。必ずマニュアルを読んで、音量やキャンセルボタンなどの位置を把握しましょう。また音声で何かをさせる(音声コマンド)場合は、「定型句」があります。各社それぞれにクセがあるので、はじめは定型句一覧などの表を作って、それを見ながら操作することをおすすめします。

Google系のスマートスピーカー

はじめてスマートスピーカーを買うなら「OK! Google」で始めるAI「Googleアシスタント」を搭載した製品がおすすめです。Googleが販売している製品に加え、他社製品(サードパーティー製)もあります。低音を効かせたサウンドにしたい場合は、大きなスピーカーを購入するといいでしょう。

Google Nest Mini CHALK:もっともベーシックでリーズナブルに始められる製品

大きなツナ缶程度のサイズで、専用のUSB ACアダプタが添付されています。

非常に小さくコンパクトですが、大きな製品との性能差はありません。連携させるスマートフォンはAndroidでもiPhoneでも大丈夫です。アプリをインストールしてスマートスピーカーと連携させてセットアップします。

セットアップ後は単体で動作します。BGMを聞いたリ、音声で調べものをするだけなら、最初のセットアップだけですぐに使えるようになります。通常は机の上などに置いて使いますが、ネジに引っ掛けられるようになっているので壁に取り付けても使えます。ただし薄い壁だと低音でビリビリと壁が振動することがあるので注意しましょう。

Google Nest Audio:1リットルのペットボトルサイズで重低音が出る、音楽好き向けのスマートスピーカー

音楽好きの方におすすめなモデル。YouTubeに公開されている楽曲が無償で聴取できます。また有料のYouTube Music Premiumに加入すれば、最新のアルバムから懐メロまで月額固定料金で聴き放題に(有料の場合は広告なしでの再生、バックグラウンドでの音声のみの再生、ダウンロードすることによりオフラインでの再生などが可能になります)です。自動でシャッフル再生されるので、毎回異なる楽曲が聴けます。

非常に低音が出るので、しっかりした机の上に置かないと、机の上のものが震えてビリビリ鳴り出します。筆者は床置きをおすすめします。

なお家電と連携する場合は、スマホに家電のアプリをインストールして、スマホと家電をまず連携させます。次にGoogle社のサーバーと家電メーカーのサーバー間で制御情報をやり取りできるようにするので、2段階の設定が必要です。

サーバー間の設定ができてしまえば、あとはスマホを介することなくスマートスピーカー単体で家電の制御が可能になります。

Google JBL Link Bar:テレビの下に置いて使うバースピーカーにGoogleアシスタントが搭載!

JBLは多数の高級オーディオメーカーを抱える「ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ」の1メーカーです。

同グループのオーディオは、高級車のカーオーディオなどで採用されるほど。BOSEのように低音を強調するようなことはなく、非常に原音に忠実な音を再生できるとして、スタジオやコンサート会場などでよく使われています。

このバースピーカーは、液晶テレビのスピーカーが裏側や下向きについているので見ている人にとっては反響音が聞こえるため、視聴者側にスピーカーを向けてより自然な音を再生するためのもの。そこにGoogleアシスタントを内蔵したのが本製品となっています。

テレビはたいてい家の中心にあるので、家電のコントロールからBGM再生まで便利に使えるスマートスピーカーになるでしょう。

Alexa系のスマートスピーカー

Amazonで通販することが多い人は、配送料が無料になったりAmazon独自のコンテンツが楽しめる「Amazon Prime会員」に加入している人も多いでしょう。

そんな人におすすめするのが、Alexaを搭載したAmazon Echo。Amazonで購入した製品の発送状況だけでなく、よく使う消耗品などは音声だけで注文ができます。

またAmazon Prime会員に加入していれば、ほぼ課金されることなく音楽配信サービスの利用が可能です(最新曲などは有償)。

家電との連携機能は「スキル」と呼ばれるアプリをインストールします。直感的な連携システムなので、Googleより簡単という人も多いようです。

Alexa Echo Dot (エコードット) 第4世代:Alexaのベーシックモデルは高音質なのにインテリアとしても可愛い

Amazon Primeの会員の人におすすめするのがAmazon Echo。
2023年1月段階で最新版のAmazon Echoは第4世代。古い世代のものだと微妙に使えないサービスがあるので、できるだけ最新世代を選びましょう。

問いかけは「Alexa(アレクサ)」です。続けて音声コマンドを話します。GoogleHomeと同じように「定型句」があるので、使い慣れるまでは手もとに定型句一覧を置いて使うといいでしょう。

なかでも「荷物どこ?」は非常に便利です。Amazonで購入したものの配送状況を教えてくれるのですが、たまに海外からの品物で何カ月も輸送にかかる場合があります。Webだと次ページに切り替えないと出てこないので忘れてしまいがちですが、Alexaに尋ねると何カ月も前に買ったものがまだ届いていないことに気づかせてくれます。Amazonで注文したものの、何を買ったかすぐに忘れてしまうような人にとっては心強い相棒になるでしょう。

Alexa Echo Studio:音楽のある生活を楽しむなら大きなコイツでベースやバスドラムのビートを感じる

Amazon Primeの会員に加入している目的が、Amazon Music Primeがあるからという人におすすめなのがコレです。

左右ステレオのフルレンジスピーカーに加え、前面に高音再生用スピーカー、上部にもフルレンジスピーカーを備えており、また下部に空いているライン状の上にはバス用の大型ウーファーを搭載。さらにDolby Atmosの技術を搭載しているのでスピーカーが1つしかないのに音に包み込まれているようなサラウンド効果を生み出します。

もちろん原音で聞きたい場合はその効果を切ることも可能。さらに有料のAmazon Music Unlimitedに加入すれば、9,000万曲という圧倒的な楽曲が楽しめ、Amazon Prime会員には割引サービスもあります(2023年1月現在)。音楽好きにはたまらないスマートスピーカーになるでしょう。

Alexa Sonos ソノス Sonos One(Gen2):スピーカースタンドなどのオプションも豊富。世界に名だたるオーディオメーカー

SONOSは、ホームシアター向けなどのオーディオ製品で知られ、世界各国で愛されています。日本で言うとソニーやYAMAHAといったオーディオメーカーだと思っていいでしょう。

Apple製品との相性が良く、AirPlay2を使ってiPhoneやiPad、Macから直接サウンドを送ったり、Siri経由で音量を変えたりできます。もちろんAndroid系のスマホでも利用可能です。

またSONOS独自機能で通常Alexaでは聴取できないPandora、TIDALなどの音楽配信サービスも聴取できるので、洋楽好きにおすすめです。オーディオメーカーなので音質は言うまでもありませんが、ACアダプタ方式ではなく100Vのコンセントプラグから電源が取れ、有線のイーサネットコネクタ(RJ45)も備えている点も珍しく、別売のスピーカースタンドなども豊富。マニアックなオーディオユーザーにとっても貴重な1台と言えるでしょう。

Alexa DENON HOME 150:老舗の技術者集団なので音質は語ることなし!国内有数のオーディオメーカー

DENONは国内でも老舗のメーカーで、終戦時に放送された昭和天皇の声を録音したのは、このメーカーの円盤録音機だったというエピソードがあるほど技術と信頼、そしてノウハウを持っていることで知られています。

こちらもSONOS同様、iPhoneなどと相性がよく、AirPlay2にも対応しています。さらにドイツのSOUNDCLOUDという音楽配信サービスも聴取できるほか、独自のアプリで世界各国のインターネットラジオも聞くことが可能です。89mmのウーファーと25mmの高音用スピーカーを搭載しており、音声から音楽までクリアに聞こえる48Wのスピーカーです。もう1台購入すると、ステレオスピーカーとして構成できるのも特徴です。

Google/Alexa両対応スマートスピーカー

サードパーティー製(GoogleやAmazonなどのメーカー以外)のスマートスピーカーには、GoogleアシスタントとAmazon Alexaの両方に対応した製品もあります。

Googleではスケジュール管理や家電との連携をしたいけど、Amazonの配送状況の問い合わせや音楽配信をBGMに使いたいという欲張りな人にはぴったりです。GoogleHomeとAmazon Echoに対応しているので、そのどちらかに対応している家電があれば連携させることも可能です。

BOSE Portable Smart Speaker:アウトドアでも活躍できAirPlay2対応の万能モバイルスマートスピーカー

最大の特徴は内蔵バッテリーで動くこと。外に持ち出しても使えるスマートスピーカーです。

キャンプに持って行けば、キャンプメニューのレシピを聞いたり、近くの温泉を探したりしながら、Amazon musicでグルーヴィーなサウンドをみんなで楽しむことができます。

またBOSE独自のアプリから、世界中のインターネットラジオにチューニングすることも可能。大きさは上部のハンドルも含めて2リットルのペットボトルサイズほどです。バッテリー駆動時間は標準ボリュームで12時間、別売の専用充電台があれば本体にUSBケーブルを接続しなくても充電台にポンと乗せるだけで充電ができる便利さ。もちろんBOSEならではの低音のビートが効いたサウンドで、これで音楽を聞けば思わず踊りだしたくなるでしょう。

BOSE Smart Speaker 500:美しくスマートに聞くBOSEサウンド。液晶パネル付きでBGM用にリビングに置きたい

先のPortable Smart Speakerはバッテリー駆動のモバイルタイプでしたが、こちらはコンセントから電源を取る室内用のスマートスピーカー。

ステレオスピーカーを搭載しており、包み込まれるようなBOSEならではの低音が効いたサウンドが楽しめます。

こちらもGoogleアシスタントとAmazon Alexaに対応しているので、リビングに置いて使うと便利です。特徴は本体にある6個のプリセットボタン。よく聞くチャンネルやインターネットラジオを登録できるので、ボタンひとつで音楽を聴くことができます。。

AirPlay2にも対応しており、iPhoneなどから操作することも可能。また3.5φのプラグ入力端子を持っているので、Bluetoothを使えない音楽デバイスのスピーカーとしても使えます。

Appleのスマートスピーカー

iPhoneでお馴染みのSiriを使ったスマートスピーカーがApple HomePod Miniです。

Siriにいろいろ問い合わせたりすることもできますが、なんと言ってもApple Musicが一番の魅力ではないでしょうか。

さらにAmazon musicにも対応しているので、お気に入りのアーティストの新曲をいち早く聴くことができるでしょう。また、まだ数は少ないですがApple HomePod miniに対応した家電も出はじめているので、将来性が楽しみなスマートスピーカーです。Appleデバイスユーザーにおすすめします。

Apple HomePod Mini:Apple製品で統一したい人におすすめのボール型スマートスピーカー

注目すべきはデザイン性。ソフトボール程度の大きさですが、驚くほど低音の効いた音に体が包まれます。iPhoneで普段からSiriを使っている人は、本機一択かもしれません。

カラーリングは白以外にもブルー、オレンジ、黄色、ブラックの5色。テーブルの上に置いても可愛いデザインで、思わず「Hey!Siri!」と話しかけたくなります。

もう1台追加すると、ステレオスピーカーに拡張できます。また各部屋に置いておくと、インターフォン代わりに使えるのも便利です。HomePod miniに対応した家電はまだ少数ですが、対応家電と連携すれば音声でのコントロールが可能です。

ディスプレイ付きスマートスピーカー

ここまで紹介した製品はスピーカーでしたが、ここではディスプレイが付いたスマートスピーカーをご紹介します。

お察しのとおり、ディスプレイが付いているので、音楽だけでなく、ネットの映像コンテンツを楽しむことができるのが最大の特徴です。またフォトフレームやニュースリーダーとして使えば、仕事場のデスクやダイニングテーブルにちょうどいいスマートスピーカーになるでしょう。

Google Nest Hub:書斎や子ども部屋のデスクに置いて時計代わりに使えるスマートスピーカー

スマートスピーカーでは画面が見られないため、どうしても音楽配信が中心になります。でもこちらは7インチのタッチパネル液晶を搭載しているので、YouTubeの動画コンテンツも視聴できるのが最大の特徴。

またGoogleカレンダーへの予定の登録はスマートスピーカー経由でもできますが、きちんと登録できたかを確認するにはスマホを見るしかありませんでした。本機を使えば画面に表示されるので、目視での確実な確認が可能。音楽や映像のスキップなどは音声で操作するよりも手で操作したほうが早い場合もあるので、より便利に使えます。

Google Nest Hub Max:顔認証機能でユーザーを判断。個人のGoogleを自動で使い分けも可能

10インチのタッチパネル液晶を搭載したスマートスピーカーです。

本製品はカメラも内蔵しているため、ビデオ通話などにも利用できます。画面も大きいので、キッチンに持っていってNETFLIXやYouTubeを見ながら料理をしたりと、利用範囲が広がります。

もちろんフォトフレームや時計、明日の天気予報の確認やニュースリーダーなどとしても使えます。また内蔵カメラでユーザーを判定してくれるので、家族でGoogleカレンダーを使い分けられ、プライバシーの配慮もできます。

Amazon Echo Show 5(Gen2):炊事をしながら音声でAmazonからお買い物できる「スーパー」スマートスピーカー

Amazon Alexaがベースのスマートスピーカーで、さらに5.5インチのタッチパネル液晶を装備したモデルです(画面サイズのバリエーションあり)。

カメラを内蔵しているため、セキュリティ用のホームモニタとしても使えます。またAmazon Prime会員ならPrime videoの視聴もできるので、Echoよりエンターテインメント性が高いスマートスピーカーです。

Amazon Echoでも音声でAmazonからネットショッピングができましたが「モノを目で見て確認する」術がありませんでした。しかし本機は注文したものがディスプレイに表示されるので、安心してお買い物ができます。AmazonのヘビーユーザーやAmazonフレッシュをお使いの方は、洗い物をしている最中に洗剤が切れてしまった場合や、冷蔵庫に足りない食品を注文するのに便利です。

他にも時計やフォトフレーム、ビデオ通話やニュースリーダーなどにも使えるので、ダイニングテーブルやキッチンに置いておくスマートスピーカーとして最適です。

スマートスピーカーと自宅の家電をネットワーク連携させて、もっと便利な毎日を

最近はスマホと連携できる家電が増えてきました。テレビやエアコンだけでなく、照明や調理家電、冷蔵庫に自動でカーテンを開けてくれる装置まで、対応できる家電もさまざまです。

これらの家電がスマホから声で制御できるなら、スマートスピーカーを使っても同じように制御することができます。もちろん離れた自分の部屋にスマホが置いてあっても、スマートスピーカーに直接話かければ連携可能です。

Google、Amazon、Appleそれぞれで連携の方法が異なり、最初はセットアップに難しさを感じるかもしれませんが、まずは2つほど家電と連携してみればだいたいのイメージが掴めるでしょう(とくに玄関の鍵を操作するスマートロックは、Bluetoothと鍵のひもづけに加え、BluetoothとWiFiのひもづけも必要なのでやや難易度が高いかもしれません)。

またそれぞれにスマートスピーカーに「定型句」のようなコマンドがあるので、慣れるまでは一覧を作って手もとで見られるようにしておきましょう。

藤山 哲人(ふじやま・てつと)

1967年生まれ。『家電Watch』『現代デジタル』『文春オンライン』など多数の媒体で執筆。あらゆる家電を自分で実際に使い込み、分解して機能を調査・比較する技術系家電ライター。最近は「家電おじさん」「体当たり家電ライター」の異名でテレビなどでの解説も大人気。TBS系列バラエティ番組『マツコの知らない世界』には6回出演。

78 件

WRITTEN BY

メルカリマガジン編集部

誰かの「好き」が、ほかの誰かの「好き」を応援するようなメディアになりたいです。

RELATED TAGS

好きなものと生きていく

メルカリマガジンは、「好きなものと生きていく」をテーマにしたライフスタイルマガジンです。いろいろな方の愛用品や好きなものを通して、人生の楽しみ方や生き方の多様性を紹介できればと思います。