電化製品2022.11.21

おすすめの「ロボット掃除機」を家電おじさんがセレクト【家事が本当に楽になる13選】

家電量販店や通販番組でよく見かけるロボット掃除機。とっても便利そうですよね。最近では水拭きができるなど新しい機能も増え、何を選べば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は10年以上にわたって複数のロボット掃除機を使ってきた「家電おじさん」こと家電評論家・藤山哲人さんにおすすめの機種を教えてもらいました。

(執筆/藤山 哲人、編集/株式会社モジラフ、メルカリマガジン編集部)

ロボット掃除機の選び方【まずは相性を見極める】

「まず部屋を片付けないと、ロボット掃除機は使えない」というウワサを耳にしたことがあるのではないでしょうか。これは半分正解で、半分はずれです。

実はロボット掃除機は、あなたのライフスタイルや間取り、家具の配置やモノの量、床の材質やペットと一緒に暮らしているか? などなど、いろんな要素が絡みあって最適なものが決まってきます。つまり、「あなたと相性の合うロボット掃除機」と、そうでないものがあるのです。

とくにはじめてロボット掃除機を使う方は、ロボット掃除機の習性を知る必要があるでしょう。それを踏まえて、自分のパートナーとしてふさわしいロボット掃除機を選ぶことが重要です。

予算が潤沢であれば、何台か購入して自分との相性を見てみるのもいいでしょう。しかしそんな人は極わずか。そこで私がおすすめしたいのは、フリマアプリなどで購入し、とりあえず使ってみて自分との相性をチェックすることです。これぞパートナー! という製品に出会ったら量販店で購入してもいいですし、ピンと来なければフリマアプリでまた探して乗り換えてみるのもいいでしょう。

ロボット掃除機の特徴と機能を比較【3つのタイプ別】

©︎sinenkiy

ロボット掃除機には、大きく分けて3つのタイプあります。

  • 吸引掃除型
  • 水拭き型+吸引掃除型
  • 水拭き型

  • 「吸引掃除型」は、一般的な掃除機と同じで床のゴミを吸い込み、集塵するタイプの掃除機です。最近は水拭きを同時に行ってくれるロボット掃除機が増えており、吸引のみのモデルは年々数を減らす傾向にあります。iRobot(アイロボット)の ルンバも2022年11月から水拭きと吸引を同時に行う「Combo」シリーズを発売しています。

    「水拭き型+吸引掃除型」は、中国製のロボット掃除機に多く採用されています。床がフローリングなのか、カーペットなのかを見分けて、フローリング部分のみを水拭き+吸引掃除します。カーペット部分は水拭き用モップを数ミリ持ち上げ掃除してくれる機種もあれば、モップユニットを取り外すとカーペットを掃除してくれる機種があります。

    「水拭き型」はその名のとおりフローリングの雑巾がけ専用機です。機種によってはカーペット部分を自動で見分けるものもあれば、連携するスマホなどで進入禁止エリアを指定するタイプもあります。吸引式掃除機に比べ、構造が簡単で、運転音が静かです。そのうえ、価格が安いものが多いため、フローリングにカーペットを敷いていないという場合は、水拭き専用機だけで済ませてしまうというご家庭も多いようです。

    ロボット掃除機の機能ごとのメリットとデメリット【「吸引掃除型」と「水拭き型」を比較】

    ©︎patrykkosmider

    「吸引掃除型」のメリットは、毛足の長いカーペットやラグの上でも掃除できるという点です。海岸や学校の近くにあるなど、砂ゴミが多いというご家庭の場合は、吸引掃除型をおすすめします。なぜなら「水拭き型」では、砂ゴミを集塵できないからです。デメリットは掃除中の運転音が大きい点と、構造が複雑なので多少価格が高めという点です。

    「水拭き型」のメリットは、吸引掃除型では集塵できない細かな粒子ゴミまで拭き取れる点です。普段から裸足で生活している方にはとくにおすすめです。毎日運転させれば、ホコリ系のゴミもしっかり取れます。また多くの機種で、カラ拭きモードも備えているので、髪の毛やペットの毛も吸着してくれます。

    デメリットは砂ゴミが集塵できないという点と、機種によっては掃除が終わったら移動させる必要がある点です。自動で充電ドックに戻る機種はよいのですが、そうでない場合、掃除が終わっても床に置きっぱなしにしておくと、フローリングが雑巾部分の水分を吸ってしまうことがあります。また畳部屋が掃除できる機種とできない機種があるので注意してください。

    ロボット掃除機の段差や階段への対応について

    ©︎duskbabe

    結論から言うと、水拭き型は5mm程度しか段差を乗り越えられません。吸引型は1cm程度ならどの掃除機でも越えられますが、2cm以上になるとルンバかルーロぐらいの機種に絞られます。ただ「運」の要素も非常に多く、1cm以下でも部屋と部屋の間にあるドア部分の段差などで立ち往生してしまう場合があります。夏場だと、扇風機の土台が乗り越えられない微妙な高さなので注意してください。

    また段差以外でも固定していない薄手のカーペットを巻き込んで立ち往生してしまったり、家電の電源コードなどが絡んで緊急停止することもあります。

    ロボット掃除機を使う時は、部屋の中のインテリアや家電のレイアウトを工夫したり、巻き込みやすいものを床に置かないようにすることが大事です。機種によってはスマホの専用アプリや、立ち入り禁止マーカーなどを使って、立ち往生しやすい場所には侵入させないなどの予防をしておくこともできるので、うまく活用しましょう。

    おすすめのロボット掃除機を家電おじさんが本気でセレクト【13選】

    ここからは何十台もロボット掃除機を使ってきた筆者が、コストパフォーマンスや機能、賢さや目的など、さまざまな方向から評価した掃除機をご紹介します。

    誰にとっても万能なロボット掃除機はありません。人それぞれのライフスタイルや床の状態、もちろん懐具合によっても自分と相性のいいロボット掃除機があります。掃除機選びに迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。

    ECOVACS(エコバックス)DEEBOT T9シリーズ: 驚くほど正確な部屋認識性能なのにコスパが良く水拭きもするオールマイティ派

    ECOVACS(エコバックス)という会社はルンバのiRobot(アイロボット)社とほぼ同じ時期に創業をし、2020年あたりからルンバに迫る勢いで製品を高性能化しました。

    上部にある煙突状パーツの中には、高速回転するレーザーとその受光部があり、ドックを出発するやいなや部屋の大まかな形状や障害物を把握します。これまでの掃除機は目隠しをして壁づたいに部屋の形状を探っていたため、レーザーという目を持ったことで室内の形状や障害物を素早く認識できるので、障害物のないところや壁から離れている場所に素早く移動、自分の位置を初期段階から正しく把握します。

    水拭きもでき、前方カメラにより床にある電線や洗濯物なども見極め、立ち往生してしまう確率を下げているのも特徴です。充電ドックに戻ると、ゴミを自動回収するモデルもあります。

    iRobot(アイロボット)Roomba e5 :ルンバの標準モデルとしては最高のコスパを誇る「吸引専用機」

    昔のルンバは、ブラシを回転させて砂ゴミをかき出し吸引する方式でしたが、e5は2つのゴムブラシを回転させるタイプにリニューアル。毛足の長いラグから砂ゴミをかき出し、フローリングのホコリもしっかり吸い込む日本向けのルンバです。

    とくにオススメしたいのは、髪の長い方やペットと一緒に暮らしている方。2本のゴムブラシがちょうどコピー機の紙送り機構のようになっているので、髪の毛やペットの毛がブラシに絡まりません。

    ブラシのお手入れはほぼ不要で、スマホ連携もOK。2022年にルンバシリーズの入れ替えが行われ、現在のスタンダードモデルはルンバi3になっていますが、型落ちになった今でも十分高性能で、i3との性能差も感じさせません。逆に言うと、型が古くなって値崩れし、コスパが上がったと言えるでしょう。ルンバのスタンダードモデルとしておすすめの掃除機です。

    roborock(ロボロック)S7シリーズ: 最高のコスパと賢さ。ECOVACS(エコバックス)と並ぶ「ロボット掃除機界の二大巨頭」

    中国のトップ家電メーカーXiaomi(シャオミ)の関連企業であるRoborock(ロボロック)社は比較的新しいメーカーです。ここ数年、急速に技術を進化させ、ECOVACS(エコバックス)と双璧を担うロボット掃除機メーカーになりました。

    日本では販売している店舗が限られているため、あまり見たことがない方も多いかもしれませんが、ネット通販やフリマアプリなどでも購入できます。

    煙突部分はレーザー探知器で、充電ドックを出発した瞬間から部屋や障害を正確に把握し、室内を素早く移動することができます。上位モデルのMaxV Ultra/Plusは先方カメラを備えてコードや洗濯物を回避したり、レーザーで前方の段差をより正確に測り、段差越え可能かどうかを見極めて、立ち往生率を低くしています。また充電ドックにゴミを回収するモデルもあります。

    iRobot(アイロボット)ブラーバジェット250:床拭き専用機のなかでは比較的リーズナブル。手軽に使える高性能な1台

    ルンバの水拭き専用機がこちらのブラーバジェット250です。
    部屋の探索プログラムが本家のルンバとほぼ同じで賢いにもかかわらず、市場価格で2万5千円程度とコスパの良さも魅力的な機種です。

    タンクに水を入れ、床面に専用のモップパッドを取り付けます。このパッドは使い捨てで洗剤がしみこませてあるので、洗浄力も高くなっています。掃除中は10cmほど前進して前方に障害物がないことを確認すると10cmバック。前方にある水色の穴から水をミスト状に噴霧してモップで拭き取ります。こうして前方に障害物がある場合は、水を噴霧しないようにしているのです。

    人間にはマネできないような振動を加えながら床拭きをするので、裸足で暮らす人に超おすすめです。毎日掃除させれば、吸引型を使うまでもなく床がピカピカになります。また水拭き後は乾拭きモードに切り替わり、専用パッドで髪の毛やホコリを吸着させて掃除してくれます。

    なおパッド以外にも専用のタオルが用意されていて、洗って何回も繰り返し使えるのでとても便利。吸引型と違って吸い込む音がまったくしないので、赤ちゃんのいるご家庭などにもぴったりです。

    Anker(アンカー)Eufy RoboVac L35 Hybrid: 中国メーカーの値上がりでコスパの良さが目立つようになったEufyシリーズ

    中国製のロボット掃除機の性能がiRobot(アイロボット)社製のルンバに迫ってくると、これまでの大きな魅力「安さ」が薄れ、ルンバ同様の価格帯に値上がりしてきました。

    そこで浮上してきたのが、モバイルバッテリーメーカーとして有名なAnker(アンカー)のロボット掃除機です。水拭きもできるハイブリッド掃除機で、煙突部分でレーザー部屋探索を行い、さらにスマホとも連携、充電ドックに戻ると自動でゴミを回収するという、ECOVACS(エコバックス)やRoborock(ロボロック)と同機能を誇りながらも低価格になっています。

    スマホと連携できて部屋探索機能のあるロボット掃除機を探しているけれども、できるだけ安くしたいという場合におすすめの掃除機です。

    日立 ロボットクリーナー ミニマルRV-X10J:日本の狭小空間に合わせたミニロボット掃除機

    日立のロボット掃除機・ミニマルは、とにかく小さいのがポイントです。

    直径が25cm程度と小さく、ダイニングのイス足の間や、テーブルにイスを押し込んでいても引っかからずに掃除をしてくれます。一般的なロボット掃除機の直径は35~40cm程度なので、数字を聞いただけでもそのコンパクトさがわかるでしょう。

    ただ筐体が小さいので、吸引力などはあまり期待できません。フローリング専用機として使うのがいいでしょう。また部屋の探索もそれほど上手とは言えず、やや掃除に時間がかかるだけでなく、立ち往生も多いようです。

    比較的キレイな部屋で、段差も少なく、ダイニングテーブルのイスをそのままにしたまま部屋の掃除をしたいという人向けの掃除機です。

    iRobot(アイロボット)Roomba i2シリーズ:ルンバ最強のコスパのi2。ロボット掃除機を「お試し」したい人におすすめ

    数年前にルンバの型番整理がされ、高級モデル、標準モデル、少し安いモデルというラインナップにまとまりましたが、競合する高性能なメーカーに対抗するため高級モデルが2機種追加、さらに低価格モデルも1機種追加されました。

    このi2はルンバの中で一番安く、ロボット掃除機をお試ししたいけど、やっぱりメジャーなブランドであるルンバを使ってみたいという方におすすめです。

    公式オンラインストアでも4万円を切るコスパの良さですが、ルンバ特有のゴムブラシに加え、スマホとの連携も可能。

    掃除機としての性能はルンバe5やi3と互角ですし、また上位モデルが売りとしている床拭き専用機「ブラーバ ジェットm6」(後述)との連携プレイも可能です。

    ルンバi2で掃除を終えたらブラーバで水拭き掃除を自動的に開始するパーフェクトなお掃除コンボもできます。

    余談ですが、型番整理により、ルンバ初の水拭きが同時にできるルンバ Combo i7が登場しました。高級モデルで最大の吸引力を誇るルンバs9の下にi7がありますが、Combo i7はs9とi7の中間に位置づけられるモデルとなっています。

    Panasonic(パナソニック)ロボット掃除機 RULO(ルーロ) MC-RSF1000: 段差を発見すると自身の車高を高くして安全に乗り越える唯一のロボット掃除機

    おにぎりのような三角形が特徴的な「RULO(ルーロ)」の最上位モデルです。

    一般的なロボット掃除機は丸いためゴミをかき集めるための先方ブラシが部屋の隅には届きません。それゆえ、どうしてもコーナーにゴミを残してしまうのがロボット掃除機の弱点でした。しかしRULO(ルーロ)は三角形の頂点にブラシがあるので、コーナーにゴミを残さずに吸引してくれるのが特徴です。

    また前方には高さセンサーを搭載し、段差がある場合は自身の車高を上げて段差を乗り越えるので、立ち往生をしてしまうことも少なくなっています。

    上部の大きな丸い屋根の下にはレーザー探索ユニットがあり、充電ドックを出た瞬間から部屋や障害物を認識します。また人の足を認識してその後をついてくる機能があるので、部屋の汚れたところまでRULO(ルーロ)を連れていき、その場をスポット的に掃除することもできます。

    細かなところまで配慮されたパナソニック製のRULO(ルーロ)は、日本の住宅事情にベストマッチしてくれると言えるでしょう。

    Electrolux(エレクトラックス)Pure i9.2:洗練されたデザインが人気の海外メーカー。壁に当たりにくいので白壁を汚さない

    エレクトロラックスはスウェーデンの大手家電メーカーです。写真を見ても分かるとおり家電としての機能も優秀なうえに、デザインが洗練されているメーカーとしてファンも多いようです。

    一般的なロボット掃除機は、壁や障害物にぶつかりながら掃除をするので、壁の幅木(床から5cmほど立ち上がった木の板)などに黒い線状のロボット掃除機痕が残ります。白系の壁だと、これがなおさら目立ちます。Pure i9.2は、まったくと言っていいほど壁にぶつからない、唯一の掃除機です。

    とはいえ壁から離れたところを走るわけでもなく、ぶつからないギリギリを攻めるのがポイント。公式のムービーでは、ドミノで迷路を作り、1個も倒さずに完走する様子を確認できます。

    スウェーデンは日本と同じく靴を脱いで家に上がるスタイルが一般的なため、掃除機としての性能も日本にマッチします。白いお部屋や大切な家具があるという場合はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

    iRobot(アイロボット)ブラーバジェット m6:他のルンバと連携できる最新水拭き専用機

    先に紹介したブラーバ ジェット 250は発売から5年以上経過しており、当時としては最先端だった部屋の探索ロジックも少し古いものになっています(とはいえ実用的には問題なし)。

    m6は部屋の探索ロジックを刷新し、最大60畳まで拭き掃除できるようになりました。汚れがひどいときは水拭き用のパッドに加えて、水タンクに入れる専用洗剤と合わせて使うと頑固な汚れも取れます。

    通常は洗剤なしの水拭きでも十分。さらに毎日の軽いお掃除なら水拭きではなくカラ拭きモードでも問題ありません。ペットの毛や髪の毛、ホコリなどを静電気で捕らえます。

    従来もスマホ連携はできましたが、m6は部屋のマップを表示してどこを掃除したかを表示してくれるようになりました。またルンバシリーズで吸引掃除を終えたら、自動的に水拭きを始める連携プレイも可能。完璧なお掃除ができます。

    Panasonic(パナソニック) 床拭きロボット掃除機 Rollan (ローラン)MC-RM10:ロボットが雑巾を裏返す?常に雑巾のきれいな面を使って拭き掃除

    繰り返し使える専用の雑巾を自動で巻き込み、拭き掃除をして雑巾が汚れると少しずつ位置をずらし、常に雑巾のきれいな面で床を拭いてくれるパナソニックの水拭き専用機です。

    パッド式の掃除機は、最初に酷い汚れを拭いてしまうと、他の場所に汚れを広げてしまうという欠点がありましたが、このデメリットを解消したモデルです。

    雑巾はカラ拭き用にも使えますが、ものによっては市販のシートをそのまま利用できるのも便利なポイント。

    部屋の探索や掃除パターンも賢く、発売から少し経過しているので価格もやや安くなっています。普段から市販のシートを使っている一人暮らしの方や、夫婦二人暮らしの方におすすめです。

    roborock(ロボロック)S7 MaxV Plus:Roborockの最上位モデルは前方カメラの映像をAIで解析し障害を回避

    Roborock(ロボロック)の最上位モデルS7 MaxV Plusは、前方に画像解析用カメラと段差形状認識用のステレオカメラを備えています。前方画像解析では障害物の形状をAIが判定し、適切に回避します。

    さらに画像解析だけではわかりにくい前方の段差や形状は、ステレオカメラ+ステレオレーザーを使って立体的に認識。煙突内部にはレーザー探索ユニットが内蔵されているので、充電ドックを出発したそばから部屋の間取りや障害物を把握して、素早く回避して掃除します。

    先進的なセンサーを数多く搭載しているため、立ち往生率を大幅に低くしているのが特徴です。また、さらに上位モデルのS7 MaxV Ultraは充電ドックがパワーアップ。水の自動給水に加えて、汚れたモップの自動洗浄、洗浄後の汚水の回収までやってくれます。

    機能が豊富なのでルンバの上位モデルと同じ価格帯ですが、掃除にまつわるさまざまな面倒から開放されたい方にはうってつけのロボット掃除機です。

    ECOVACS(エコバックス)DEEBOT X1 OMNI:機能面ではルンバ超え!ロボット掃除機の最高峰多機能モデル

    ECOVACS(エコバックス)の最高峰モデルがDEEBOT X1 OMNIです(2022年11月現在)。

    ロボット本体は上面のレーザー探索ユニットに加え、前面に高解像カメラを搭載。車の自動運転などに使われるセンサーを使い、前方の障害物を画像解析で見分けます。

    さらに、こちらも自動運転で使われる画像+距離センサーD-ToF(ディートフ:距離データを計測する技術)を使い、レーザー探索ユニットで認識した障害物を詳しく分析して回避します。

    吸引力もパワフルで、回転するタイプの円形モップで水拭きも完璧です。充電ドックは、自動給水に自動ゴミ回収、さらにモップの自動洗浄+汚水回収に加えて、モップの乾燥までするという細かな配慮。

    これ以上の機能を搭載するのはもはや不可能とも言える、まさに「全部入りの掃除機」です。予算に余裕がある方は、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか。

    ロボット掃除機の購入方法について【フリマサイトを使うのもおすすめ】

    ©︎stockufa

    2〜3万円程度で買えるものから10万円を軽く越えるものまで、まさにピンからキリまであるのがロボット掃除機の世界。しかし部屋の形状、汚れ具合から家具やモノの多さ、ペットと一緒に暮らしているか? などを考慮していくと、ロボット掃除機とご自身のライフスタイルとは相性があることに気づくはずです。

    試しに使ってみたいというエントリーユーザーには、とくにメルカリなどのフリマアプリでの購入をおすすめします。年に数台は新しいモデルが発売されますが、それほど基本機能に変わりはありません。また高額なロボット掃除機は、掃除以外の付加機能が多くなっているため、もともとの基本性能を確認するために中堅モデルをフリマアプリで購入して、使い勝手がよければフルスペックモデルを購入するのもいいでしょう。

    中古品を購入する際に注意すべき点は、出品時点でどのぐらい使われているか? です。

    ロボット掃除機は、充電式のバッテリーを使っているため、どうしても経年劣化します。製品にもよりけりですが、繰り返し充電が500~1,000回程度が寿命の目安です。

    つまり、2年間毎日使ったモデルだと、バッテリーがだいぶヘタった状態になっている可能性があることに注意してください。それを踏まえて、交換用バッテリーが購入できるか? 自分で交換できるのか? 修理したら費用がかかるのか? バッテリー交換にかかる金額はどのくらいになるか……なども確認し、ご自身の予算と相談してみるといいでしょう。

    藤山 哲人(ふじやま・てつひと)

    1967年生まれ。『家電Watch』『現代デジタル』『文春オンライン』など多数の媒体で執筆。あらゆる家電を自分で実際に使い込み、分解して機能を調査・比較する技術系家電ライター。最近は「家電おじさん」「体当たり家電ライター」の異名でテレビなどでの解説も大人気。TBS系列バラエティ番組『マツコの知らない世界』には6回出演。

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