エシカル消費を日用品から。次世代ティッシュやミツロウラップ、リユースプロダクト6選

日々使うアイテムはデザインもよく、環境にも優しいものを。サステナブルな行動に対する意識が高まる中、ストローやラップなど「使い捨てない」日用品も充実してきています。ニューノーマルなライフスタイルに欠かせない、エコなキッチンアイテムを中心に、6プロダクトをピックアップしました。
(執筆/佐々木真純、編集/メルカリマガジン編集部)

エシカルで見た目もおしゃれなリユースプロダクト

買い物時のエコバッグの利用もすっかり定着しつつあり、必要不可欠なアイテムになってきました。エコバッグをきっかけにサステナブルという視点で世の中を見回すと、今まで見えていなかっただけで、身の回りには無駄にしていたり、使い捨てたりしているモノがたくさんあります。なかでもプラスチックゴミのほぼ9割がリサイクルされておらず、年間800万トン以上ものプラスチックが海に流れ込んでいると推定されているのだそうです。分解されずに残留する「マイクロプラスチック」は海を汚染し、海の生き物が誤飲したり科学的ダメージを受けたりと、地球の環境や生態系に甚大な被害をもたらしています。

どうせ毎日使うなら、環境にも体にも優しいモノがいいし、そこに機能性や利便性、おしゃれでかっこいいがプラスされていれば、なおいい。まずは身近にある“使い捨て”とお別れして、再利用可能なものを取り入れてみる。そんな行動を後押しするエシカルなリユースプロダクトをご紹介します。

畳んで持ち歩けるマイカップ「stojo」

2014年にNYでスタートし、世界中で愛用されているブランド「stojo(ストージョ)」のタンブラー。ブランド創設者が大量に捨てられているコーヒーカップのゴミの山を見て、子どもたちのためにもゴミの落ちていない道を取り戻したいという思いから開発したのだそう。
 
マイカップなるものは数多ありますが、「stojo」が人気の理由は、スタイリッシュなカラーやデザインはもちろん、なんと言っても、使わない時は折り畳めるという画期的な便利さにあります。Lサイズ相当の容量470mlのBIGGIEなら、使用時の138mmの高さが、畳むと56mmまでコンパクトに。中にはストローも収納され(470mlのみ)、底部分にはスリーブまで付いてるので熱々ドリンクでも心配無用。パーツも取り外せて洗うのがラクなのもありがたいポイントです。現在一部のコーヒーチェーンやコンビニではマイカップ持参で値引きになるところもあります。世界中で廃棄されている使い捨てカップは年間約5,000億個だそうですが、外出先でのコーヒーや紅茶をマイカップに変えることで節約&環境につながり一石二鳥です。

ゼロウェイストに取り組む「のーぷら」のマイストロー

お買い物にエコバッグ、外出先でのドリンクにマイカップとくれば、次に揃えたいのがマイストロー。コンビニや飲食店でも徐々に「脱プラスチックストロー」になってきてはいますが、いちばんの理想は、そもそもゴミを出さないこと。近年、国内外のメーカーから繰り返し使えるストローが発売されていますが、おすすめしたいのが、「No Plastic Japan」、通称“のーぷら”のステンレスストローです。20代の女性創業者がたった1人で、プラスチックゴミ問題に対する意識を高めることや、使い捨てプラスチックの利用削減を目的として立ち上げたというブランド背景にも共感できます。
 
食品衛生面でも安全性が高いとされる304グレードのステンレス製で、一般的なコールドドリンク全般に使いやすい直径6mmのTHINと、スムージーやタピオカティーにも適した直径12mmと太めのTHICKの2種が入った「ストローセット」。各サイズに専用クリーニングブラシが付いていて、食洗機もOK。また、ゼロウェイストを目指しているため、付属の巾着もアパレル業界から出た残反を使い、商品発送の際の包装も新聞紙を再利用するなど徹底しています。

食品容器にはラップ代わりに、何度も使えるシリコン蓋を

よくよく見るとプラスチック製品が多いキッチン周り。ほぼ無意識に毎日のように使っている食品用ラップフィルムもその一つです。非塩素系樹脂をはじめ、環境に配慮した素材のものもありますが、使い捨てであることは変わりません。そのラップの代わりになるものが、このリユース可能なシリコン蓋。異なるサイズの6種類セットで、容器の蓋としてはもちろん、カットした食品の保存などにも使えます。最小でレモンやグラスなどにぴったりの直径6.5cmから、9.5cm、14.5cm…スイカや鍋までいける大きめの20.5cmまで。料理の作り置きや夕食のおかずの残りなど、これまでだったらラップを使いがちな場面で活躍してくれます。電子レンジにも使えるし、食洗機で洗えるので取り扱いも簡単。リピーターやまとめ買いする人も多いそうです。

ナチュラル素材100%のエコラップ

ミツバチの巣から採取したミツロウを用い、昔ながらの知恵を生かした天然のラップがオーストラリアなどサステナブル先進国で注目されています。化学物質を一切使わず、オーガニックコットン生地に、主にミツロウとホホバオイル、植物由来の天然油脂などを染み込ませて作ったもので、素材を聞くだけでも体にも地球にも優しそうです。ミツロウやホホバオイルに含まれる抗菌作用はもちろん、程よい通気性や保湿性によって、食品の鮮度とおいしさが長持ち。食品を包んだり、容器を覆ったりする時は手の温度で柔らかくして形を整え、冷蔵庫に入れると固まってしっかりフィットします。
 
使用後は水と食器用洗剤で洗って乾かすだけ。天然成分のため経年による劣化もありますが、約1年は繰り返し使用可能です。ただし、熱に弱く電子レンジや湯洗いができないため、油っぽいモノや肉や魚には不向きだったり、酸にも弱いのでレモンなど酸性の強い食品には使えないという弱点が。しかしそれを差し引いても、最後には土に還る天然素材というエコな点は大きくプラス。シリコン容器と併用して使うといいかもしれません。

保存から調理まで可能。環境や体のことを考えた保存容器

プラスチック製の容器や袋に代わるアメリカ生まれの保存容器「stasher(スタッシャー)」。「世界の海を汚染から守るため、プラスチックゴミを減らす」というコンセプトを支持する声は多く、SNSのフォロワーは34万を数えるほど。素材自体も、砂(シリカ)や酸素などの天然資源から作られ、食品用品質基準を満たした安心のシリコン製。半永久的に使用できますが、stasher社の再利用プログラムによって小石に戻すことができるのだとか。冷凍・冷蔵保存から、電子レンジや湯煎による蒸す、温めるといった調理にも役立つキッチンツールとしてはもちろん、化粧品や旅行グッズなど身の回りの雑貨の分類・収納にも幅広く活用できます
 
密閉をかなえてくれる特許取得のピンチロックシステムによって、食品の鮮度をキープし、汁漏れ知らず。我が家では冷蔵庫の中でも自立するマチありタイプが活躍中ですが、中身や用途に応じてサイズや形のバリエーションも豊富です。サステナブルで、しかも品質・機能を重視した無駄のないデザインが人気の秘密かもしれません。

薄手で速乾の次世代ティッシュ

ハンカチとティッシュの特長を兼ね備えたオーガニックコットン製の「LastTissue(ラストティッシュ)」は、デンマークを拠点に使い捨て製品の代替品の開発を行う「LastObject(ラストオブジェクト)」が生んだ次世代ティッシュ。薄手でかさばらないティッシュ感覚のハンカチ6枚入り。シリコンケースには、コンパクトながら仕切りがついていて、使用前と使用済みを分類できるので衛生的にも機能的にも優秀です。
 
カラフルなケースにも大切な意味が込められていて、メキシコ沖に生息するピグミーアライグマや残っているのはわずかと言われる野生のカルポキシロンパームなど、森林破壊によって絶滅危機に瀕している動植物からインスパイアされたカラーなのだそう。ちなみに、アメリカのクラウドファンディングでは8500万円も寄付を集めた人気のプロダクトで、2020年春に実施された日本上陸に向けたクラウドファンディングで目標資金額を達成し、正規輸入が開始されることが決まっています。

エピローグ

世界的にあらゆる分野でSDGsが掲げられ、サステナブル、エシカルという言葉を耳したり、目にしたりすることが多くなりました。グッドデザインのエコグッズもいろいろ登場し、機能もよく考えられていて使いやすい。便利な上に、地球にも優しいなんて一石二鳥ですね。
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