アウトドア2022.08.08

キャンプは道具に沼る。外遊び人たちの偏愛品。vol.2 タレント 三原勇希

この連載では、アウトドア道具を見て、買って、使っている外遊び人たちが、個人的に推せるものについて自由に語ります。

今回のゲストは、ラジオパーソナリティや番組MCを多く務める三原勇希さん。彼女はとにかくアクティブ! 山登りにトレイルラン、スポーツ観戦からフルマラソンまで、一度興味が湧いたらすぐにチャレンジし、とことん追求します。

数多くの外遊びを実践している三原さんにお気に入りのアウトドアギアを持参いただき、キャンプの魅力や野外フェスの楽しみ方について話を聞きました。
(撮影/山田裕之、取材・執筆/笹谷淳介、編集/古賀結花、メルカリマガジン編集部)

フットワークの軽さで次々チャレンジ。

― 三原さんのアクティブさはいつ頃から発揮されているのでしょうか?

三原:私自身、人から言われることが多くなってやっと、“自分ってアクティブなんだ”と気がついたんですけど(笑)。自然が好きで、楽しそうなことに手を出していったら、こんな風になってました。音楽がもともと好きでフェスに行ってみたり、その野外フェスを機にキャンプをするようになったり、お仕事で釣り番組を担当したり…大人になってからたくさんのきっかけに恵まれました。

いろんなことをはじめるのにあまり抵抗もなくて、すぐに“楽しそう!やるやる!”みたいな。その1回だけでは飽き足らず、プライベートでも遊びに行っちゃうことが多いです。

仕事で出会ったアクティビティで、最後に「またやりたいです!」とか感想を言うんですけど、それを口約束にしたくないからちゃんと行く。そうすると自動的にアクティブになります(笑)。
― 根っから、フットワークが軽いんですね。昔からそうなんですか?

三原:地元が大阪なんですけど、子供の頃は年に一度、本っ当に田んぼしかないような京都の田舎に遊びに行ってて。そこで大きいカエルを捕まえるのが好きでした。子供の頃から虫とかカエルとかが好きな子ではありましたね。

足元は「瞬足」だったり、「ウルトラマン」とか「トーマス」を見てたり、わりと男の子っぽいものが好きだったのかもしれないです。

― ちなみにカエルは捕まえてどうするんですか?

三原:捕まえて、1日確保して、リリース(笑)。

キャンプに登山にフェス。誰にも負けない体力と、全力で楽しむ気力。

― 初めてのキャンプはどんな感じでした?

三原:フェスや釣りでテントに泊まるようなことはあったんですけど、本格的なキャンプはもう結構な大人数、20人くらいで行きました。キャンプってそれぞれ自然と役割が生まれるじゃないですか。料理を作るひと、テントを建てるひと、買い出しに行くひと…いつもとは違う友人の一面を見ることができるので面白いですよね。過ごし方も自由ですし。ちなみに私は夜中まで火を囲みながら人狼ゲームをしてました。

― 三原さんの担当って何でしょう? 音楽?

三原:音楽係、やりますね。キャンプ用のプレイリストをつくってから行くとか。ブーメランやトランプなんかの遊びを仕込むのも好きです。その時は料理担当でした。リーダーではなく剥いたり切ったり、補佐的なポジションですけど。

個人的にキャンプでは料理を結構本格的につくりたい方で、お肉とかもハーブやタレに漬け込んでから焼いたりもします。家で準備してから行くのもあり。ダッチオーブンを使うような大鍋料理ってなかなか家ではやらないですけど、キャンプなら時間をかけてじっくりつくれるので。
― キャンプ料理で特においしかった料理ってなんでしょう?

三原:友達が柚子胡椒と豆乳を使ってつくってくれたグリーンカレーです。しかもグリーンペーストなしで! ただ材料を混ぜるだけで特別なことはしてないんですけど、不思議とグリーンカレーの味がするので感動しました。

あとはビールで豚の塊を煮込んだりとか、全体的にダッチオーブンを使うような豪快な料理になりがちです。普段やらないアイデアで料理をするのがキャンプでの醍醐味ですよね。

― 三原さんはキャンプだけでなく、登山もお好きとか。

三原:6年前に友人から“友達が山小屋で住み込みで働いてるから、行ってみよう”って提案されたのがはじまりです。決まってからすぐ、〈モンベル〉に行って一式ギアを買い揃えました。それからその友達とふたりで年1回は登山しています。最近は雪山に登りました。稜線を攻めたりとか山小屋に泊まったりとか、だんだんレベルを上げて楽しんでます。

― 登山ってなかなかハードなイメージがあるのですが…。

三原:たしかにしんどいですよね(笑)。でも頂上には、やっぱり登ったひとにしか分からない景色が広がっているんです。本当にありきたりなんですけど、純粋にその景色に感動します。自分が一歩一歩歩いてきたと実感できるので、あんな喜びはなかなかないです!頂上だけじゃなくどの瞬間も、都会の生活では感じられない、ピュアで本能的な快感なんですよ。

もちろん登る前にしっかり調べるんですけど、実際に行くとネットには書いてなかったことにたくさん出会います。登るまでは景色がこんなにきれいだとは知らなかったし、雪も想像以上に積もっていたり、混んでいると思ってた山小屋も全然ひとがいなくて、すごくアットホームだったり。そういう“行ってみないと分からない”の究極系かもしれないですね、登山は。

ソロで来られている方も多いので、山小屋に泊まるといろんなひとと交流することもあります。一緒に行く友達がかなりオープンマインドだからか、夜は初対面のひととも一緒に歌ったり、こたつで話したり、幸運なことに山小屋はいままで楽しい思い出しかないですね。山小屋選びは“オーナーさんが親切そうなところ“が第一条件です(笑)。
― 素敵な体験。登ってよかった山はありますか?

三原:最近登ってよかったのは鳳凰三山! やっぱり景色がどんどん変わる山を登るのが楽しいです。あとは稜線があると最高ですね。山のテッペンからテッペンを伝って歩く感じ。縦走の間はマリオで言うスターを取って無敵になってる状態みたいな(笑)。最高のご褒美タイムって感じです。テンションが上がりすぎて、周りに誰もいない時は叫んだりしてます!(笑)

― さらに三原さん、フェスも定期的に行かれるんですよね。どんな風に楽しんでますか?

三原:今年の楽しみは「フジロック(FUJI ROCK)」の「フジロックラン」。早朝に「フジロック」の会場内を走るっていうイベントで、集まったランナーを率いて走るお手伝いもしています。ライブで踊ってはしゃいで、夜は遅くまでお酒を飲んだり喋ったりしても、朝早く起きて走るのが気持ちいいんです。どんなフェスでも基本的に気合いを入れてなんでも楽しむっていうのが私なりのスタンスですね。近くに温泉があれば入るし、おいしいご飯も食べるし、せっかく来たからには楽しむことをサボらず全力で動く! 体力がありすぎて結構びっくりされます(笑)。
― なんてタフな! ではフェスビギナーが野外フェスに行きたくなるようなプレゼン、お願いします。

三原:自然と音楽が好きだったら絶対に楽しいです! フェスで好きなアーティストができることも多いですよ。出会いが多いのはもちろん、単独ライブよりも近くで観れたりするし、場の雰囲気が開放的で、自分らしく自由に楽しめる。座ってご当地グルメを食べながらライブ観たりとかね。今年は「ニューアコースティックキャンプ」にも行ってみたいな。会場の群馬県みなかみ町は、アウトドアアクティビティのために何度も訪れていて、大好きな場所なんです。

― ジャンルの幅広さも体力の多さも素晴らしいですが、何よりそれぞれきちんと深く掘り下げているところがすごい。

三原:自分では、全然掘り下げられていないと思うんですが…でも仕事柄、その道の猛者に出会うことが多いっていうラッキーもあるし、“どうせやるなら”って気持ちも強くて、いろいろ調べたり聞いたりしているうちにのめり込んでいくんです。

キャニオニングも鮎釣りも好きです。わりとなんでも気軽に行っちゃう。あとはアウトドアのイメージがあるのか、誘われることも多いですね。良いプランを見つけると、みんなを巻き込んで自分で企画することも​​あるので、自然と回数を重ねて経験が増えていくのかもしれないです。

買い物前に、一旦「メルカリ」をチェック。

― 三原さんはアウトドアギアを探すのに「メルカリ」を使うことも?

三原:最初の寝袋は「メルカリ」で買った〈コールマン〉の夏用のものでした。いまは冬でも行けるような本格派の〈ナンガ〉が欲しいですね。テントも狙ってますが、こちらはまだ勉強中です。一人用の小さいものか、みんなで使える大きいものか、まだサイズで迷ってます。

ギアに限らずなんでも「メルカリ」で探すかな。本とか家具とか。
― アウトドア系のもの意外で、最近買ったものとかありますか?

三原:最近は「ポケットクリッター」っていうおもちゃを買いました。90年代ごろにファミレスの入り口で売ってたようなキーホルダーなんですけど、蓋がパカっと開くときにネジが巻かれて中で動物が動くギミックがよくて。そういう懐かしいものを探しちゃいますね。

あとよく探してるのはスポーツのユニフォーム。“2008年 西武 ユニフォーム”って検索したり。やっぱり昔のものが欲しいときに使いますね。

― 三原さんが「メルカリ」を使うのは、現行で売っていないものを買うためですか?

三原:それもそうだけど、自分が欲しいもので、誰かが使わないものがあるのであれば、受け継げたら最高ですよね。ごみも資源の無駄使いも減らすためにも、なんでも1度「メルカリ」で探します。まだ綺麗なのに安いものを見つけられたら嬉しい!

三原さんこだわりのキャンプギア7選

キャンプ場に、山に、フェスに、アウトドアフィールドにはどこでも出没する超パワフルな三原さん。自然の脅威を知っているから、キャンプ道具は機能性重視。とはいえカワイイもの、ステキなものはしっかり押さえているようです。ビギナーのお手本にもなりそうな、三原さんのキュートなセレクトをご覧あれ。

morimori LEDランタンスピーカー

このランタンは、キャンプに持っていくとみんなに感謝されるアイテム。LEDランタンで明るくて使い勝手がいいですし、Bluetoothスピーカーとしても使える優れものです。音が大きいのと音質も低音が響きすぎることもなくバランスがとてもいいです。キャンプサイトを彩ってくれるアイテムだから、キャンプには欠かせません。インテリアとしても可愛いので、部屋で照明としても使えて、毎回片付けなくてもいいのがいい。充電の持ちもかなりいいです。

Suuntoの9PEAK

もともとランニングウォッチを使っていたんですが、充電切れのストレスがあって。でも〈スント〉の「9PEAK」なら1週間くらい持ちますし、心拍数、ストレス指数が分かったり、水の中でも使える。山に登ったときには標高や風の強さ、風の向きも分かるし、フルマラソンでもなんでも使えます。本格的なアウトドアのときは必ずつけていますね。デザインもシンプルだし日常使いもできる。数日続くフェスにももってこいです。

ピコグリルの焚き火台

これはずっと欲しかった焚き火台! 何よりスリムだし組み立てが簡単でスマート。薪を切らずにくべられるのもかなり便利です。串を置いて料理もできますし、火も起こしやすい構造でかなり気に入っています。これからもたくさん使いたいアイテムです。

NIKE ACG×Helinoxのチェア

ポールの部分までデザインされていて、かわいくてテンションが上がります! 飲み物も左右に入れられる。チェアって小さすぎると居心地が悪いけど、これなら持ち運びもしやすいし、ずっと座ってても疲れない、ベストなサイズ感だと思います。レアなコラボ品ということで個人的にも持ってて誇らしいアイテムです。ゆったり音楽を聴くことも好きなので、フェスでも活用しています。

サービスエリアで買ったハット

キャンプへ行く途中でサービスエリアに寄ったとき、1,000円で買ったハットですけど、形も合わせやすさもすごく気に入ってます。これでいいや、くらいの気持ちで買ったものですけど、意外に気に入って気づいたらこればっかり被ってますね(笑)。山に近づくほどサービスエリアにアウトドア用品コーナーが増えてくるので、サービスエリアディグとかやったら楽しいかも。

アフリカのチテンジ

友達にもらったり、外国雑貨のポップアップで買ったりしたチテンジっていう布なんですけど、マラウイという国の人たちはこの布を仕立ててワンピースにしたり、赤ちゃんをくるんだり、荷物を運んだりしてるみたいです。日本にはなかなかない色彩と模様でお気に入りです。ピクニックやデイキャンプで下に敷いて使ったりしています。キャンプを映えさせるアイテムですね!

サロモンのXT-6

〈サロモン〉の「XT-6」は、トレイルランニングシューズとして普段から使ってるシューズです。機能性が高く、ホールドもグリップもしっかりしてます。キャンプ中、川沿いや足場が悪いところでもこのシューズを履いていれば安心ですし、紐も引っ張るだけなので楽ちんです。本当に信頼してるブランドで、ほかにもサロモンのアイテムはたくさん持っています。最近ではファッションアイテムとしても人気が出ているので、いまアツいブランドじゃないでしょうか。

三原勇希

タレント / ラジオDJ ティーン向けファッション誌「nicola」でデビューし、tvkテレビ神奈川「sakusaku」4代目MCを務める。その後、多くの音楽番組やNTV「シューイチ」などに出演。趣味が高じて自身でランニングコミュニティ「GO GIRL」を主催するなど、アウトドア派な一面を持つ。 @yuukimeehaa【https://www.instagram.com/yuukimeehaa/

企画・制作:フイナム編集部

ヒップなヒト、モノ、コトを紹介するファッション・カルチャーWEBマガジンです。 https://www.houyhnhnm.jp/

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メルカリマガジン編集部

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