アウトドア2022.08.22

おすすめの「アウトドア用チェア」をベテランキャンパーたちに聞いてみた【28選】

目次

  1. アウトドア用のチェアにはどんな種類があるのか
  2. おすすめアウトドア用チェアーをベテランキャンパーに聞いてみた
  3. おすすめのローチェア:とにかく運搬がラク。焚き火の薪もいじりやすい
  4. Helinox(ヘリノックス) チェアワン
  5. Helinox(ヘリノックス) グラウンドチェア
  6. Helinox(ヘリノックス) コンフォートチェア
  7. Alpine DESIGN(アルパインデザイン) アルミコンパクトチェア
  8. Kermit Chair(カーミットチェア)
  9. Hirander(ハイランダー) ウッドフレームチェア
  10. Coleman(コールマン) COMPACT FOLDING CHAIR(コンパクトフォールディングチェア)
  11. ニトリ 木製チェアITT
  12. CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ホルン ラウンジチェア(ミニ)
  13. PROX(プロックス) あぐらイス
  14. Helinox(ヘリノックス) Tactical Swivel Chair(タクティカル スウィベル チェア)
  15. おすすめのローチェア【編集部セレクト】
  16. LOGOS(ロゴス) あぐらチェア
  17. Byer of Maine(バイヤーオブメイン) Pangean Lounger(パンジーン ラウンジャー)
  18. おすすめのリラックスチェア:キャンプ場ではゆったり過ごしたい人に
  19. Helinox(ヘリノックス) サンセットチェア
  20. Lafuma(ラフマ) デッキチェア
  21. Lafuma(ラフマ) デザインチェア
  22. ADIRONDACK(アディロンダック) スモールキャンパーズチェア
  23. Hilander(ハイランダー) ウッドフレーム リラックスチェア2
  24. VISIONPEAKS(ビジョンピークス) キャンバスリラックスチェア
  25. Sifflus(シフラス) 3WAY自立式ポータブルハンモック
  26. Helinox(ヘリノックス)プライアチェア
  27. eno(イーノ) Lounger DL Chair(ラウンジャーDLチェア)
  28. おすすめのハイチェア:自宅と同じ感覚で食事を楽しめる
  29. Coleman(コールマン) リゾートチェア
  30. おすすめのハイチェア【編集部セレクト】
  31. Snow Peak(スノーピーク) Take! チェア(テイクチェア)
  32. McLaren(マクラーレン) gadabout chair(ガダバウトチェア)
  33. ベンチタイプ:ソファー感覚でくつろげる
  34. CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) アルミ背付きベンチ
  35. おすすめのベンチタイプのチェア【編集部セレクト】
  36. Qualz(クオルツ) フォールディングソファfix(フィックス)
  37. おすすめのコンパクトチェア:とにかく収納性を重視したい人に
  38. ADIRONDACK(アディロンダック) マイクロチェア ゴールドフレーム
  39. Coleman(コールマン) トレックチェア
  40. CRAZY CREEK(クレイジークリーク) オリジナルチェア
  41. EVERNEW(エバニュー) チェアマット
  42. アウトドア用チェアを選ぶ際に知っておきたいこと
  43. どうやって運ぶ? チェアを運搬する手段は?
  44. チェアを使うシーンについてイメージしておく
  45. もちろん「チェアの座り心地」も大事な要素
  46. おすすめの選び方1:持っているだけで気持ちがアガる。デザインで選ぶ
  47. おすすめの選び方2:コスパ重視? ハイエンドが欲しい? 価格帯で選ぶ
  48. チェア選びは、アウトドアを楽しむ基本
自然の中でくつろぐには、アウトドア用チェアは必須アイテム。キャンプ、フェス、BBQ、ピクニックなど、あらゆるシーンで活躍してくれます。でも種類が多すぎて何を買ったらいいか分からないという人のために、ベテランキャンパーが実際に使用しているチェアをリサーチ。選んだ理由や使い心地なども、くわしく教えてもらいました。

(執筆/ひろさわゆかり、編集/株式会社モジラフ、メルカリマガジン編集部)

アウトドア用のチェアにはどんな種類があるのか

キャンプやフェスBBQなどで活躍するアウトドア用チェア。目的地まで運んでから使用するため、コンパクトに収納し、運搬する必要があります。

座り心地のよさを追求すると重量が重くなるし、軽いものを選ぶと時間をかけて組み立てなければならない……など、どこかを重要視すると、それを補うためにガマンしなければならないところがどうしてもでてきてしまいます。まずは自分がどんなシーンで、どのように使うかをイメージすることが大事です。

今回はアウトドアチェアのスタイルごとに

  • ローチェア
  • リラックスチェア
  • ハイチェア
  • ベンチ
  • コンパクトチェア

  • の5タイプに分けてみました。

    アイテムについては、25人のベテランキャンパーさんが実際に使用しているアウトドアチェアを紹介。どうしてそのチェアを選んだのか、どんなシーンで使っているのか、気に入っているところや、もっとこうだったらいいのに……と思う点などを伺いました。

    ほかにも、多くのキャンパーたちから支持を得ている定番アイテムについては、編集部のリコメンドアイテムとして紹介しています。ぜひアウトドアチェア選びの参考にしてください。

    おすすめアウトドア用チェアーをベテランキャンパーに聞いてみた

    キャンプ歴は8年から32年まで、キャンプ道具をザックに詰めて公共交通機関で移動する方もいれば、フェスキャンプによく行く方、アウトドアチェアを4種類も持っている方などさまざま。いずれも実際に使用してみた感想を語っていただいています。

    なお、今回お話を伺ったベテランキャンパーさんが持っていないアイテムでも、キャンパーに人気が高い定番アイテムを、編集部セレクトアイテムとして5脚選んで紹介していますので、そちらもチェックしてみてください。

    おすすめのローチェア:とにかく運搬がラク。焚き火の薪もいじりやすい

    もともとアメリカや日本にキャンプカルチャーが根づいたころは、家で使うダイニングテーブルセットと同じ高さのアウトドア用チェアやテーブルが主流でした。しかし現在は、座面の高さが40cm以下の「ローチェア」がスタンダードとなっています。

    座面の高さが低いと、座ったまま焚き火の薪をいじれるメリットがあります。また、チェア自体がコンパクトに収納できるため、運搬するのがラクなのです。

    最近では重量1kg以下のローチェアもたくさん発売されているので、なかにはザックにアウトドア用チェアを入れて、徒歩でキャンプをする方もいるようです。

    リサーチした25人のキャンパーのうち、10人(そのうち1名はひとりで2脚紹介)が「ローチェア」を紹介してくれたように、最近ではこのタイプがアウトドア用チェアのスタンダードになっています。焚き火がしやすい、コンパクトで軽いから運搬しやすいという理由で選んだ方が多いようです。

    Helinox(ヘリノックス) チェアワン

    「以前もヘリノックスのチェアを使っていたのですが、家族にあげてしまってから後悔をして、買い直しました。今回は、総重量960gのとても軽くて持ち運びに便利なチェアワンをセレクト。座っていて疲れないので、焚き火でのんびりしたいときや音楽フェスで使っています。

    気に入っているポイントは、持ち運びのしやすさと、座り心地がよくて疲れないところ。車が軽自動車で荷室が狭いので、このコンパクトさは助かります。ただし、組み立て時にのとき、ポールに座面をセットするとき、ちょっと力が必要です」

    (リコメンドしてくれた人;ふうさん キャンプ歴/25年 キャンプスタイル/ソロキャンプスタイルの友人たちと数名で)

    Helinox(ヘリノックス) グラウンドチェア

    「キャンプ用のチェアはほかにもヘリノックスのチェアワン、サンセットチェア、アルパインデザインのコンパクトチェアを持っていました。ソロキャンプのときに小さな焚き火台を使うので、よりロータイプのものが欲しくなって3年前に購入。座面の高さは22cm、総重量は640gです。

    ヘリノックスのチェアワンも持っていますが、グラウンドチェアのほうが安定していて倒れにくく、風に飛ばされにくいです。地面に脚がめり込まないのも気に入っています。不満な点は思い当たりません。4種類持っているイスのなかでも、いちばん気に入っています」

    (リコメンドしてくれた人;くまこさん キャンプ歴/15年 キャンプスタイル/夫婦でデュオキャンプ、ソロキャンプ、ソロキャンプ仲間とグループキャンプ)

    Helinox(ヘリノックス) コンフォートチェア

    「ロースタイルのイスを探しているとき、コンパクトな収納性と座り心地のよさが気に入り
    購入。座面の高さが34cmと低いので、焚き火を扱いやすいです。また素材がキャンバス地でかわいいため、部屋に置いても違和感がありません。包み込まれるような座り心地も気に入ってしまい、すでに3脚同じものをリピート購入しました。

    デメリットとしては、とても軽いため、風が強いと倒れてしまうところ。脚が細くて砂地に埋まってしまうこともあるので、木工制作をしている友人から、ヘリノックスの脚の先端にかぶせるオリジナルの木製のチェアカバーを購入。それをいつもつけて使っています」

    (リコメンドしてくれた人;そまさん キャンプ歴/15年 キャンプスタイル/車とバイク利用のソロキャンプ、グループキャンプ)

    Alpine DESIGN(アルパインデザイン) アルミコンパクトチェア

    「キャンプを始めた5年前に夫が購入。そのときは、ヘリノックスのチェアワンが欲しかったのですが、予算の関係でもう少しリーズナブルだったこちらを購入。我が家の4脚あるチェアのなかで、いちばん最初に買ったものです。

    ソロキャンプのときや、ロースタイルのデュオキャンプで利用しています。お散歩のときに持って行ってチェアリングしたり、ベランダ飲みにも使っています。コンパクトにたためるところがお気に入り。重量は約1㎏。もう少し軽かったらいいのになぁと思います」

    (リコメンドしてくれた人;くまこさん キャンプ歴/15年 キャンプスタイル/夫婦でデュオキャンプ、ソロキャンプ、ソロキャンプ仲間とグループキャンプ)

    Kermit Chair(カーミットチェア)

    「チェア購入を検討していた15年前は、木製で組立式のチェアが珍しかったので、カーミットチェアを個人輸入しました。オートキャンプでリラックスチェアとして使用しています。

    素材が木なのに、コンパクトに分解できて収納できるところが気に入っています。足を伸ばして座ると、もも裏に横木が当たってしまうので、それを解消するためにもう少し横木が曲がっていたらいいですね」

    (リコメンドしてくれた人;すのこさん キャンプ歴/30年 キャンプスタイル/ファミキャン、ソロキャン、野営、自転車キャンプ)

    Hirander(ハイランダー) ウッドフレームチェア

    「アウトドアチェアの名作『カーミットチェア』が欲しかったのですが、品薄ですぐには入手できないし、子どもがいるからボロボロにされそうだったので断念。そのタイミングで、構造がほぼいっしょのこのイスがハイランダーから発売されました。カーミットチェアはたしか当時3万円台ぐらいで、ハイランダーのこのチェアは1万円以下。だったらこちらを買おうと購入を決めました。

    もともと背面と座面の生地はもっとシンプルなものでしたが、カーミットチェア用のチェアカバーを個人で制作している方がいて、このチェアにも使えると知り、その方から購入しました。自分好みのカモフラ柄に着せ替えています。ほかにもベンチタイプのチェアも持っていますが、友人の車に乗せてもらうときなど、荷物をコンパクトにしたいときに、ベンチではなくこのチェアを持っていきます。キャンプ以外にも自宅でも使用しています」

    (リコメンドしてくれた人;AYAさん キャンプ歴/10年 キャンプスタイル/ファミリーキャンプ、フェスキャンプ)

    Coleman(コールマン) COMPACT FOLDING CHAIR(コンパクトフォールディングチェア)

    「ファミリーキャンプのときに使えるチェアを探していたとき、子どもがまだ小さいので、パッと素早く広げて座れるからいいかなと購入。色も明るくてかわいいと思いました。座面が広く、安定感があるところが好きです。残念なポイントは、収納時にかさばるため、車に積むときに少しスペースが必要になってしまうことです」

    (リコメンドしてくれた人;なっちゃん キャンプ歴/5年 キャンプスタイル/ファミリーキャンプをグループで)

    ニトリ 木製チェアITT

    「テントの生地と色にあわせて、帆布の木製チェアを探して購入。テントを張り終わって、ひと段落したときにこのチェアに座っています。キャンプ以外に、自宅ではBBQや庭仕事のときに使用。木と布がおしゃれで、ナチュラルなキャンプスタイルに合うところが気に入っています。ただ、数年使用していたら帆布がやや伸びてきたので、より丈夫な布だといいのかもしれません」

    (リコメンドしてくれた人;muneさん キャンプ歴/10年 キャンプスタイル/車移動でソロキャンプ)

    CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ホルン ラウンジチェア(ミニ)

    「10年前に購入。当時はまだアウトドア用チェアの選択肢が少なく、徒歩でのキャンプにも持っていけるお手頃価格の軽量チェアだったので購入。軽いので、リュックに入れて運んでいます。

    キャンプ以外でも外でのんびり過ごすときに、自転車に積んで公園や河川敷に持っていきます。ひじかけにコップ置きがあるのと、お尻の下に空間ができて、荷物を置けるところを気に入っています。さらに改良するなら、背中の部分にメッシュのポケットがあると、小物が収納できて使いやすくなりそう!」

    (リコメンドしてくれた人;しみずくみさん キャンプ歴/10年以上 キャンプスタイル/徒歩やバイクでソロキャンプ、ソロキャンプ友だちとグループで)

    PROX(プロックス) あぐらイス

    「ロースタイルで軽くてコンパクトになり、素早くたためるチェアなので購入。ほかにヘリノックスやベンチも持っていますが、こちらのあぐらイスは主にフェスで利用。座面の高さは18㎝と、かなり低めなので、キャンプでは焚き火前で利用することが多いです。

    フェスではイスを持って移動する場面が多いのですが、ヘリノックスのチェアはいちいち骨組みを組み立てなければならず、すぐにたたんで持ち歩けるこちらのチェアのほうが便利。また2,000円以下で安価なので、フェスで万が一盗難に合っても仕方ないとあきらめられそう。

    壊れるたびに同じものをリピ買いするほど気に入っていて、現在3台目です。ただし、釣り具ブランドが出しているチェアなので、デザインがオシャレではない点が残念。生地や配色を工夫したら、爆発的にヒットするはずと勝手に思っています」

    (リコメンドしてくれた人;どんちゃん キャンプ歴20年 キャンプスタイル/徒歩や車でソロキャンプ、夫婦ふたりでデュオキャンプ、フェスキャンプ)

    Helinox(ヘリノックス) Tactical Swivel Chair(タクティカル スウィベル チェア)

    「それまでHerinoxのタクティカルチェアを使用していましたが、5~6年前にこのタイプタクティカル スウィベルチェアが発売されたときに、新作だったことと、アウトドアチェアなのに回転するという珍しさもあり、ほかの人と被らなそうだと思って購入を決めました。その当時出ていたカモフラ柄もカッコよくて気に入っています。

    実際に使用してみたところ、立たずに向きを変えられるのがとても便利なんですよ。チェアに座りながら料理や焚き火していると、後方にあるものを取りたい場面がでてきますくるんです。普通のチェアだと一度いちど立ち上がらなければならないけど、くるっと回転すればすぐに取れますし、から。誰かに呼ばれて振り向くときも、回転すればオーケー! ずっと座ったままでいられます。このまた、回転部分の部品がつくことにより、少しかさばりそうなイメージがありましたが、普通のタクティカルチェアとほとんど同じサイズのまでコンパクトさでに収納できました」

    (リコメンドしてくれた人;OKADAさん キャンプ歴/32年 キャンプスタイル/キャンプ仲間とグループキャンプ)

    おすすめのローチェア【編集部セレクト】

    LOGOS(ロゴス) あぐらチェア

    「このオレンジストライプバージョンは、座面の高さは20㎝。ローチェアの中でも座面が低い設計なので、焚き火前で使うのに適しています。腰回りのスペースは、あぐらがかけるぐらいゆとりのある広さがあります。手すりに布が巻いてあるので、気温が低くなっても冷たくなりません。

    後方に傾いている座面に身をゆだねると、すっぽりカラダがおさまり、リラックスできます。すっきりと筒状に収納できるので、車の荷室にスペースがあまり確保できない方にもオススメです」

    Byer of Maine(バイヤーオブメイン) Pangean Lounger(パンジーン ラウンジャー)

    「ウッドファニチャーの元祖、バイヤーオブメインは1880年創業のアメリカのブランド。さまざまな屋外用のウッドファニチャーを販売してきましたが、なかでもこの『パンジーン ラウンジャーチェア』は人気が高く、廃盤になった今でもキャンパーたちから高い支持を受けています。

    無垢の木にキャンバス地を組み合わせたシンプルなデザインで、折りたたむことが可能。さらに分解することもできて、コンパクトな運搬が可能です。今、主流となっているロースタイルを流行らせたチェアだとも言われています」

    おすすめのリラックスチェア:キャンプ場ではゆったり過ごしたい人に

    アウトドア用チェアのなかでも、よりリラックス度の高いチェアを「リラックスチェア」と分類してみました。

    リクライニング機能がついたチェアや、座面が長く、斜めに傾斜しているチェア、ゆらゆら揺れるハンモックチェアなどがここに含まれます。

    自然の中でくつろぐことが目的のキャンプなのであれば、ゆったりと座って、リラックスすることは非常に大事。夜はチェアに座りながら星空を眺めているうちにウトウトしてしまう……なんて最高ですよね。

    ひとつだけ「リラックスチェア」のデメリットをあげるとすると、チェアの骨組みやシートが大きくなるぶん、収納したときのサイズも大きくなるので、運搬が大変になってしまうことです。

    「リラックスチェア」タイプを選んだのは25人中10人。こちらも人気が高いアウトドア用チェアです。どれもリラックス度を最重要視して、座り心地にこだわったチェアばかり。自然の中でゆったりくつろぎたい方は要チェック!

    Helinox(ヘリノックス) サンセットチェア

    「とにかく現場でくつろぐときにまったり&リラックスしたかったので、ハイバックのチェアを大前提にして選びました。ちょっと高いけど、たたむとものすごくコンパクトになり、デザイン的にもスマートで好きな感じです。

    もちろん座り心地は◎。キャンプで焚き火しながらはもちろん、野外フェスで音楽鑑賞、河原の原っぱで友人とチェアリング(と称する飲み会)、急な多人数の来客でリビングの椅子が足りないなどのシーンにも活躍しています。サンセットチェアの名前のとおり、夕焼けを眺めながらしみじみとチルしたい時にぴったりのチェアです。

    おすすめポイントは、背もたれが大きくて座り心地もいいのに、重量はわずか1.3kgととても軽く、かつコンパクトに収納できるところ。くつろぎ感と可搬性を両立させている逸品だと思います」

    (リコメンドしてくれた人;三宅さん キャンプ歴/25年 キャンプスタイル/車でグループキャンプ、野外フェスキャンプ、渓流釣り)

    Lafuma(ラフマ) デッキチェア

    「柄がかわいいところに惹かれて購入。フリスビーやキャンプ場まわりの散策など、たくさんカラダを動かした後に、このチェアにゴロンとしています。ちょっとしたハンモック的な存在です。自宅ベランダでも、日向ぼっこや夕涼みで使ってます。頭までしっかり受け止めてくれるから、ゴロンとすると気持ちがいいです。ただし、車に積むには少し大きすぎるかもしれません。同じチェアを2つ持っているけど、積載スペースの関係で1つしか持っていけません」

    (リコメンドしてくれた人;いくさん キャンプ歴/10年 キャンプスタイル/グループでファミリーキャンプ)

    Lafuma(ラフマ) デザインチェア

    「キャンプフェスによく持っていくチェアです。会場では持って移動することが多いので、たたむのが簡単かつ持ち歩きにも軽めなチェアを探しているときに、メルカリで2脚セットをリーズナブルな値段で販売している方を見つけて購入しました。

    シートは透かし織りタイプなのですが、通気性がよくて熱がこもらず、水に濡れてもすぐに乾きます。友人と川でテントサウナを使ったとき、とても使いやすかったです! ただ、軽いとはいいつつも重量は3.1㎏なので、もうちょっと軽ければいいのにな、とは思います。あとは、座るポジションがもう少し深めだといいのだけど、そうすると重くなっちゃうかもしれないので悩ましいところですね」

    (リコメンドしてくれた人;やんすけさん キャンプ歴/12年 キャンプスタイル/ソロキャンプからスタートして、最近は夫婦2人でデュオキャンプ)

    ADIRONDACK(アディロンダック) スモールキャンパーズチェア

    「キャンプを始めたばかりの8年前に、何軒かのお店をまわって見つけたチェアです。焚き火の時に、親子でのんびりできるチェアを探して、ゆったりと座れるアディロンダックにすることにしました。ちなみにこちらは子ども用。親も同じブランドの普通サイズのチェア『キャンパーズチェア』を購入しています。

    当時、保育園児だった娘が店頭でこのイスを見つけて、柄のかわいさが気に入って購入を決めました。細長く折りたためるコンパクトさも決め手に。ローチェアなので、焚き火をするときによく使っています。なお、〝スモール〟とはうたっていますが、大人でも座ることは可能です」

    (リコメンドしてくれた人;あかねさん キャンプ歴/8年 キャンプスタイル/ファミリーキャンプをグループで)

    Hilander(ハイランダー) ウッドフレーム リラックスチェア2

    「木の骨組みに白い帆布のシートと、ナチュラルな見た目が自分のキャンプサイトに合うと思って購入。車でいくファミリーキャンプの際に使用しています。見た目がいいのがお気に入り。座り心地もゆったりしていて、名前どおり、とてもリラックスできますね。白帆布で汚れが目立ちやすいですが、布部分がすぐに外せるので洗うこともできます。そんなところもポイント高いですね」

    (リコメンドしてくれた人;はんはんさん キャンプ歴/12年 キャンプスタイル/登山キャンプからスタートし、最近は夫婦でデュオキャンプがメインに)

    VISIONPEAKS(ビジョンピークス) キャンバスリラックスチェア

    「背もたれが高く、リクライニング度が高いチェアを探していました。OGAWAのハイバックチェアか、VISIONPEAKSのこのイスの2択で迷っていたけど、こちらは2脚セットで売っていたので、妻とふたりで使えると思い購入。価格帯もこちらのほうが安くてコスパがいいです。

    気に入っているポイントは、やはり座り心地。夜空を見上げるように深く座れるので、そのまま寝落ちしてしまうこともしばしば。アルミの手すりがむき出しだと冬の寒い時期は冷えてしまうのですが、こちらはキャンバス地の布で包まれているから冷たくなりません。手すりに付属できるカップホルダーがあればなおよしですね」

    (リコメンドしてくれた人;あきさん キャンプ歴/25年 キャンプスタイル/車利用のグループキャンプ、バイクでのソロキャンプ)

    Sifflus(シフラス) 3WAY自立式ポータブルハンモック

    「最大の特徴は、2つのハンモックが付属していて、ハンモック、チェア、ハンガーラックと形を変えながら3WAYで使えること。自宅でもキャンプでも利用できるので購入しました。

    天気のいい日にふと思い立ち、ひとりで海や河原に行くときに使用しています。春秋ならこのハンモックとタープだけで野宿することも。イスのようにアグラをかいて座って食事をしてから、ハンモックの形状にして星空を眺めます。自立するので、木がなくてもどこでもすぐ立てられるので安心です。

    キャンプ以外でも「チェアリング」という公園での飲み会や、ベランダでも使っています。ただ、ポールの風合いがもう少しナチュラルでオシャレな感じになるといいなと思うので、近々ペンキでエイジング塗装しようと思っています!」

    (リコメンドしてくれた人;こまきさん キャンプ歴/15年 キャンプスタイル/車利用のソロキャンプ、グループキャンプ)

    Helinox(ヘリノックス)プライアチェア

    「購入したのは5~6年前。それまでは他メーカーのハイチェアを使用していましたが、大きくてかさばるため、軽くてコンパクトになるHelinoxのチェアを検討していました。キャンプで利用するときにリラックス度が高いものがよかったので、地面から座面までの高さが低いローチェアで、背もたれも大きなものを探していたところ、たどりついたのがこのプライアチェアです。

    座面までの高さは27㎝。キャンプ場で実際に使用してみると、本当に座りやすくてリラックスできます。あまりにも座り心地がいいので、キャンプ仲間からは〝王様ヘリノックス〟と呼ばれています(笑)。両サイドにドリンクホルダーがありますが、コップは地面に直置きすることが多くて、飲み物を入れることはほぼありません。スマホなどの小物類を入れています。不満点はリラックス度が高い分、総重量が1.9㎏と重くなってしまったこと。カラーはブラック1色のみなので、もっとカラーバリエーションが増えればいいのに……とは思っています」

    (リコメンドしてくれた人;ヒデさん キャンプ歴/15年ぐらい キャンプスタイル/友だちと数人でグループキャンプ。キャンプフェスに参加することも)

    eno(イーノ) Lounger DL Chair(ラウンジャーDLチェア)

    「今まで使っていたハイチェアだと、焚火をしたり、材料を切ったりする時に腰に負担がかかっていたんでするようになりました。ローチェアの購入を検討した時、いつも使っている焚火台の高さやローテーブルと高さが合っているか、軽量であるか、くつろげるか、という3つの視点で探して、この椅子にたどりつきました。

    もともとハンモック専門の会社が作った、最高にくつろげるチェアです。お尻が包み込まれて、足を前に投げ出すと、ハンモックに揺られているように完全に脱力できます。難点は、一度座ると起き上がるのに非常に労力を必要とすること(笑)。くつろぐには最高の椅子ですが、立ったり座ったりが多いキャンパーの人(たとえば焚火の途中で物を取りに行くことが多かったり、子どもがいて動くことが必要になる場合)には向いていないかもしれません。100%、まったりするために特化したのローチェアだと思います」

    (リコメンドしてくれた人;ともこさん キャンプ歴/22年 キャンプスタイル/ファミリーキャンプ、フェスキャンプ)

    おすすめのハイチェア:自宅と同じ感覚で食事を楽しめる

    キャンプカルチャーが生まれたとき、主流だったのは「ハイチェア」です。自宅と同じ感覚で屋外でも食事を楽しめるのが「ハイチェア」のいいところ。アメリカンスタイルのバーベキューグリルは背が高いものが多いので、相性がいいです。また深く座れるため、座り心地もよくなります。デメリットは、サイズが大きくなるぶん、収納時のサイズも大きくなり、重量も重くなってしまうところです。

    キャンプカルチャーが成熟し、アメリカで「カーミットチェア」や「パンジーン ラウンジャー」などのコンパクトになる木製チェアが発売されたり、日本でも音楽フェスが根づいてチェアを持ってフェス会場を移動する人が増えていくなか、いよいよ「ローチェア」人気に火がつきました。すると、キャンプでも「ロースタイル」のチェアやテーブルがスタンダードになってきました。

    今回のリサーチではハイチェアが1脚しか挙がらなかったように、最近はキャンプ場でもあまり見かけなくなりました。ただし、キャンプ史に残る名品もあり、廃盤となった「ハイチェア」を中古市場で購入して、ビンテージ感のあるテントサイト作りをしている方もいるようです。

    Coleman(コールマン) リゾートチェア

    「グループでBBQをする際に購入。BBQ以外にもオートキャンプ、デイキャンプ等で使います。ヘリノックスのように組み立てが要らないので、収納袋から出して開いたらすぐに使えるところが気に入っています。

    両サイドにメッシュポケットがあり、ペットボトルやスマホを入れられて便利です。背もたれの裏もポケットになっているので、収納袋やアウターを入れておけます。ハイチェアなので、長時間座っていても膝が疲れません。まったり焚火をするのにも最適です」

    (リコメンドしてくれた人;ウッディさん キャンプ歴/15年 キャンプスタイル/車利用のソロキャンプ、友達とグループキャンプ、BBQ)

    おすすめのハイチェア【編集部セレクト】

    Snow Peak(スノーピーク) Take! チェア(テイクチェア)

    「1998年にデビューして以来、20年以上愛されつづけるロングセラー。丈夫な6号帆布を使い、座ったときに包み込まれるようなデザインが人気です。

    骨組みには竹とアルミを組み合わせていて、ウッディーでナチュラルな雰囲気を持たせつつ、強度もプラスしています。1998年にグッドデザイン賞を受賞していて、背面が長い『Take! チェアロング』も販売中。座面の高さは42㎝なので、ハイテーブルとの相性がいいのもポイントです」

    McLaren(マクラーレン) gadabout chair(ガダバウトチェア)

    「イギリスのマクラーレン社が販売した、キャンプ史に残る名品。包み込むような座り心地と、鮮やかなストライプ地がポイント。また、運搬時に握れるグリップがついていて、折りたたむとステッキのようになるのも特徴です。

    マクラーレン社が販売停止をしたあと、A&Fが復刻品として『VAGABOND(ヴァガボンド)チェア』を2015年にリリースするも、そちらも現在は廃盤に。しかし、現在でも多くのキャンパーたちから名作チェアとして支持を得ています」

    ベンチタイプ:ソファー感覚でくつろげる

    チェアを横に2つくっつけたような形状の「ベンチタイプ」は、収納するときに二つ折りにするだけなので、キャンプ場についてから準備するのがとても簡単です。

    シートが大きいので、お子さんが2~3人で並ぶことができ、体格が大きい人でもゆったり座ることも可能。さらに、クッション素材のシートカバーを装着させると、自宅のソファーのような感覚でくつろげます。

    ただし、折りたたんで収納しても、シートの座面の面積分はスペースが必要なので、車で運搬するときに荷室がある程度広くないと運べません。

    今回紹介しているCAPTAIN STAGのアルミ背付きベンチは、通称“鹿ベンチ”と呼ばれるチェアで、一時期ブームを呼んだ名品です。

    CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) アルミ背付きベンチ

    「我が家には子どもがふたりいるので、1脚ずつイスを用意するよりも、ベンチひとつのほうがラクだと考えて、購入を検討。ただ、チェアのファブリックがいまいち気に入らなくて踏みとどまっていたら、鹿ベンチ用の張り替えキットがBALLISTICSから出ていると知り、購入を決めました。

    ネットなどを見ながら自分で布を張り替え、ひじかけも一回り大きいものに付け替えました。ただ、現在は純正品でもカモフラ柄が発売されているので、今なら張り替えずにそちらを購入したと思います。

    ふたつに折りたたむだけなのでラクですが、サイズが大きいので車の荷室が広く使えるときに持っていきます。子どもたちももちろん座りますが、体格が大きい自分がひとりでドカッとこのベンチに座るのがけっこう好きで、落ち着きます。買ってよかったです」

    (リコメンドしてくれた人;ヤマダさん キャンプ歴/17年 キャンプスタイル/グループでファミリーキャンプ)

    おすすめのベンチタイプのチェア【編集部セレクト】

    Qualz(クオルツ) フォールディングソファfix(フィックス)

    「中綿入りのクッションがついていて、ふわふわと優しい座り心地。屋外でも自宅のソファ感覚でくつろげます。暑い時期にはクッションを取り外して、メッシュ素材のベンチとして使用することも。簡単に折りたたむことができ、板状に収納が可能。小さなお子さん連れのキャンパーにはオススメのアイテムです」

    おすすめのコンパクトチェア:とにかく収納性を重視したい人に

    小さなスツールタイプのアウトドア用チェアと、座椅子のような形状のものを、今回は「コンパクトチェア」と分類しています。

    最大の特徴は、コンパクトに収納できること。荷物を軽くしたいフェスキャンプや登山、ピクニックなどで使ったり、メインチェアにプラスしてサブチェアとして持っていくことも可能です。今回のリサーチでは、スツールタイプのチェアをキャンプ場でコンテナボックス置きに使うというアイデアも教えていただきました。

    デメリットとしては、スツールタイプは背もたれがないのでリラックス度は低く、座椅子タイプは地面に直置きになってしまう点です。リラックスするというよりは、とりあえずチェアがあれば便利……みたいなシーンに合うアイテムです。

    ADIRONDACK(アディロンダック) マイクロチェア ゴールドフレーム

    「軽量でコンパクトになるため、登山のときやキャンプでの移動用の椅子としてよく使っています。丈夫なので、チェアとして使う以外にも収納ボックスを置く台としても利用。小さなわりに丈夫で持ち運びしやすいところが気に入っています。また展開カラーが豊富で、二脚持ちしています。残念なポイントは、ワンサイズ展開なのでサイズのバリエーションがないことですね」

    (リコメンドしてくれた人;EVERYMAN キャンプ歴/32年 キャンプスタイル/夜釣りをしながらソロキャンプ、パートナーとデュオキャンプ、仲間とグループキャンプ)

    Coleman(コールマン) トレックチェア

    「フェス用に購入しました。荷物を増やしたくないキャンプやフェスなどで使っています。アルミ製で軽く、折りたたむと小さめの水筒ぐらいの大きさになるので、リュックのサイドポケットに収納でき、持ち運びがとても楽です。簡単にたためるので、フェスなど移動の多いシーンで重宝しています。座面のカラーバリエーションがもっとたくさんあるとうれしいです」

    (リコメンドしてくれた人;モビコさん キャンプ歴/18年 キャンプスタイル/車利用のソロキャンプ、友だちとグループキャンプ、フェスキャンプ)

    CRAZY CREEK(クレイジークリーク) オリジナルチェア

    「キャンプを始めたばかりの25年前に、友人がプレゼントしてくれたもの。ヘリノックスのチェアが登場するまで、アウトドアチェアは大きくて重いものが多かったなか、これは2つに折りたためばコンパクトになり、軽いため、重宝していました。ホールド感があるのも気に入っています。主にフェスキャンプ、ピクニック、ビーチなど、荷物をコンパクトにしたいときに使用。クローズドフォームが入っていて、ストラップを外すと平らになり、マット代わりになるのも便利です」

    (リコメンドしてくれた人;ケンさん キャンプ歴/25年 キャンプスタイル/グループキャンプ、夫婦でデュオキャンプ、フェスキャンプなど)

    EVERNEW(エバニュー) チェアマット

    「徒歩でのキャンプに持っていけるような、コンパクトなアウトドア用の座椅子を探していて購入。重量は430gで、かなり軽いのが購入の決め手に。登山や徒歩キャンプ、フェスキャンプ、ピクニックなど、荷物を軽くしたいときに使用しています。ふたつに折りたたんだあとクルクルと丸めてザックにも入れることもでき、超軽量なところも気に入っています。ただ、砂地で使うとメッシュ部分に砂が入り込んでしまうのがデメリット。でも、軽さを優先したので、仕方ないかな」

    (リコメンドしてくれた人;きょうさん キャンプ歴/20年 キャンプスタイル/フェスキャンプ、登山、徒歩キャンプ、ソロキャンプ、夫婦でデュオキャンプ)

    アウトドア用チェアを選ぶ際に知っておきたいこと

    アウトドアチェアを選ぶときは、自分がどのように使いたいのかイメージすることが大事です。

    まずは、どんなシーンで使うのか、どのようにして運搬するのか、デザインは好みに合うのか……など、いろんな視点で考えて、自分にぴったりの1脚を選んでください。

    どうやって運ぶ? チェアを運搬する手段は?

    まずは、キャンプ場までどのように運搬するのかを想像してみてください。キャンプ場までは車で移動しますか? バイクで移動しますか? 徒歩と公共交通機関で移動しますか?

    車で移動する場合は広い荷室もあるし、重いアイテムも運べるので重量はそこまで気にする必要はありません。バイクの場合は、重くてもいいけどコンパクトになるものがいいし、徒歩と公共交通機関で移動する場合はチェアを持ち運ばなければならないので、重量は軽ければ軽いほどいいし、コンパクトさも求められます。

    キャンプ場までの移動手段に合わせて、アウトドアチェアの総重量や収納サイズをチェックするといいでしょう。

    チェアを使うシーンについてイメージしておく

    次は、アウトドアチェアをどんなシーンで使うのかを考えてみましょう。ソロキャンプでひとり焚き火と向き合うときに使うのか、フェスキャンプでフェス会場を頻繁に移動しながら使うのか、お子さんが多いファミリーキャンプで使うのか……。

    焚き火の前で使う場合は、焚き火台により近い「ローチェア」が最適です。フェス会場でチェアを持って移動し、頻繁に収納と組み立てを繰り返すのであれば、開いただけで簡単に使えて、軽量なチェアもいいでしょう。

    またお子さんが多いファミリーキャンプで使うのであれば、比較的準備に時間がかからずで、パッと開いて使えて、お子さんが並んで座れる「ベンチタイプ」や、お子さんがすっぽり収まる「ローチェア」などがおススメです。

    さらに、アウトドア以外に自宅でも使いたいなら、家具に合う色味や素材のものを選ぶと統一感が出ていいでしょう。

    もちろん「チェアの座り心地」も大事な要素

    アウトドア用チェアですから、座り心地はとても大事です。すっぽり包まれるような座り心地が好きなのか、深く腰掛けたいのか、頻繁に立ち上がるのなら浅めに腰掛けられるものがいいのか。ゆらゆらハンモックのように揺れるハンモックチェアもあれば、背面を好きな角度に傾けられるリクライニングチェアもあります。

    自分が求める居心地のよさを叶えてくれるチェアはどれなのか、座ってみてから決めてみるのもいいと思います。友だちとキャンプへ行くときは、いろんなチェアに座らせてもらって、自分と相性のいい座り心地のチェアを探してみてください。

    おすすめの選び方1:持っているだけで気持ちがアガる。デザインで選ぶ

    キャンプのギアすべてを、デザイン重視で選ぶオシャレなキャンパーさんも増えています。テントやタープなどほかのギアと色味を合わせて統一感を出したり、テーブルとセットでウッディーでナチュラルな雰囲気にするために、木枠のチェアやキャンバス地の素材を選ぶのもいいと思います。

    なかには、純正のシートでは満足できず、ほかのメーカーが販売している張り替え用のファブリックを購入して、自分で張り直したり、シート部分を自作する方もいるほど。すでに廃盤となった、キャンプ史に残ると言われるような名品を中古市場で探し出したり、海外でしか手に入らないものを並行輸入する方もいます。

    自分が納得できるオシャレなテントサイトにするために、ピッタリなチェアを探してみてください。

    おすすめの選び方2:コスパ重視? ハイエンドが欲しい? 価格帯で選ぶ

    買い物をするときは、予算内に収まるのかもとても重要。多くのキャンプ好きから評価されている名品などは高価なものが多いのですが、所有することの満足度は高いでしょう。また高機能のものも、価格帯は高くなります。

    その一方で、機能やデザインが似ていても、低価格に抑えているコスパのいいモデルもどんどん発売されています。

    自分が求める機能やデザインと価格のバランスを見て、購入するアイテムを選ぶといいかもしれません。

    チェア選びは、アウトドアを楽しむ基本

    キャンパーさんのコメントにも出てきましたが、最近アウトドア用チェアを持って散歩へ出かけ、好きなところでチェアに座ってくつろぐ「チェアリング」というレジャーが注目を集めています。アウトドア用のチェアは、ひとつあればどこでもくつろぎ空間になってしまうほど、とても大事なアイテムです。だからこそ、自分が求めるチェアがどんなものなのかを考えて、ピッタリなものを探すことが大事です。

    ベテランキャンパーさんたちも、試行錯誤しながら今愛用しているチェアに出会ったはず。ぜひお気に入りの1脚を見つけて、アウトドアへ出かけてみてください。

    大自然の中でチェアに座ってくつろげば、目の前の景色はあなたのものになるでしょう!

    ひろさわゆかり

    エンタメ系インタビュー記事をメインに、あらゆるジャンルの記事を執筆。多忙な毎日から逃亡するために、キャンプや登山、旅に出かけています。海外ではニュージーランドとフィンランドでキャンプ旅の経験も。日本百名山は現時点で67座登頂。100座登頂を目指しています。

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