千秋のインスピレーションを支える「りぼん」や「なかよし」の付録たち

「りぼん」や「なかよし」といった少女漫画雑誌の作品や付録を子供の頃から集め、最近ではメルカリなども活用しながらさらに収集している、タレントの千秋さん。

ポケビとして活動していたころの衣装や、ハンドメイド作品のコンセプトショップ「ハローサーカス」の活動にも、漫画や付録がもつ“かわいい”のエッセンスが生かされているそう。

千秋さんが収集・保管されている、80年代の「りぼん」や「なかよし」の付録の一部を今回は特別にご紹介いただきました。(執筆/西森路代、編集/メルカリマガジン編集部、撮影/伊藤圭)

千秋さんが80年代の少女漫画について語ったインタビューはこちら

あさぎり夕先生作品の付録

千秋さん

去年お亡くなりになった、あさぎり夕先生の作品の付録です。あさぎり先生というと『アップルどりいむ』などが思い浮かびます。すごくデザインがよくて、色使いもきれいで、付録に思い入れが大きい先生です。これらは後から買ったものですが、この頃はもう「なかよし」を買っていたので、当時も持ってたものが多いですね。

あさぎり夕先生『きらら星の大予言』レターセット

千秋さん

これも、あさぎり夕先生の『きらら星の大予言』の付録です。こういうレターセットは、友達と交換したりして、半端なものが詰め込まれた福袋みたいな形で売りに出されていることがあるんです。私にとってはお宝の詰め合わせみたいな感じですね。

たかなししずえ先生作品の付録

千秋さん

これは、見つけたときにいろんなことが思い出されて鳥肌がたったんです。もしかしたら初めて手にした付録だったのかも。82年って書いてあるから、そのころってまだ友達の漫画を借りてる時期で、もしかしたら友達の漫画を親に捨てられて、返すために買ったときについてた付録なのかもしれません。『おはようスパンク』のたかなししずえ先生の付録です。

本田恵子先生『月の夜 星の朝』の付録

千秋さん

「りぼん」の本田恵子先生の『月の夜 星の朝』の付録です。マリンがテーマのイラストになっていますが、なんで旗やモップを持っているんだろうとか、そういうことに注目してみてると、マリンのデザインというのはだいたい船に乗っている設定なんだ、とわかってきて。夏になると、ほかの先生もマリンテイストの付録を出してきたりするから、自分の中でデザインの素養がどんどんできあがってくるんです。

いがらしゆみこ先生『ころんでポックル』の付録

千秋さん

「なかよし」のいがらしゆみこ先生の『ころんでポックル』の付録です。アイヌに伝わる伝説をモチーフにした話で、そのころの現代に生きるオンコちゃんという女の子がヒロインです。付録もかわいいんですけど、わたしはヒロインのオンコちゃんがいつも友達の相談を受けているのを真似して、自分も友達の相談に乗っていました。

萩岩睦美先生『銀曜日のおとぎばなし』の付録

千秋さん

これは萩岩睦美先生の『銀曜日のおとぎばなし』の付録。私が絵と付録がかわいくて好きってインスタなどに載せていたら、先生とコンタクトをとるようになって、先生の展覧会にお伺いしてお友達になって、その後も交流が続き、うちに来ていただくようにもなりました。漫画を読んでいた当時も、いつも付録を楽しみにしていたのを覚えてます。

『ドラえもん』が大好きで、そのことがドラミちゃんの声優を担当することにつながったみたいに、「りぼん」や「なかよし」を読んでいたことや、付録を見てデザインやイメージについて、知らず知らずに学んでいたことも、全部今の仕事につながってるんだなと思います。

千秋(ちあき)
タレント・歌手。10月26日生まれ、千葉県出身。O型。1991年、フジテレビオーディション番組『ゴールドラッシュ』で初代チャンピオンに選ばれ、芸能界デビュー。96年、音楽ユニット・ポケットビスケッツのボーカルとして歌手デビューを果たす。自身のブランド『チロル社』や『Ribbon Casket』のデザイナーとしても活躍。2013年からは、可愛いにこだわったハンドメイド作品を扱う、店舗を持たない期間限定のコンセプトショップ『ハローサーカス』の活動も行う。

衣装協力:クロネコマリン、grog grog

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メルカリマガジン編集部

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