2023.01.16

ドライブレコーダーの選び方とおすすめ8選【取り付け方も紹介】

ドライブレコーダーは、事故やあおり運転への対策や、駐車中の監視にも役立ちます。ただし、商品によって性能や形状、撮影範囲が異なるため、購入する際は注意が必要です。使用しているドライブレコーダーのカメラ性能が低かったり、視野角が狭かったりすると、運転中にトラブルが起きても想定していた情報が得られない可能性が高くなります。この記事では、自分に合ったドライブレコーダーを選ぶ際のポイントやおすすめの商品を紹介します。

(執筆・編集/メルカリマガジン編集部)

ドライブレコーダーの選び方

カメラ性能をチェックする

ドライブレコーダーのカメラ性能は商品ごとに異なります。購入するときは、次のような項目に着目し、性能を比較してみましょう。
比較する性能 概要
画素数 ドライブレコーダーが取り込める映像の細やかさの数値。数字が大きいほど鮮明になる。
解像度 ドライブレコーダーが出力できる映像の細やかさの数値。数字が大きいほど鮮明になる。
画角 映像を収める範囲。画角が広いほど、死角が少ない。
暗夜/夜間の画質 暗い場所や明暗差の強い場所での映像の細やかさ。HDRやWDR機能を搭載していると良い。
記録方式 映像を記録するタイプのこと。主に常時録画タイプとイベント記録タイプの2種類がある。
ドライブレコーダーを選ぶ際は、フルHD(1920×1080)以上で、HDRやWDR機能を搭載しており、常時記録タイプとイベント記録タイプの両方があると便利です。購入前に、画素数や画角の広さが希望どおりかどうか確認しておきましょう。

前後の設置場所に適した形状を選ぶ

ドライブレコーダーの形状は大きく分けて3種類あります。
形状 概要
カメラ本体一体型 映像の保存を行うハードとカメラが1つの機器となっている。設置が簡単に行なえる。
カメラ本体分離型 ハードとカメラが別々になっている。カメラが小さいので視界の邪魔をしにくい。
ミラー型 ミラーに設置するタイプのカメラ。ミラーの角度調整に手間がかかる。
また、カメラの撮影範囲によって設置する場所も次のように異なります。
撮影範囲 概要
前方録画 ・前方のみ記録する
・取り付けが簡単
前方・車内録画 ・前方と車内の両方を録画できる
・車後方や車両の横側は撮影しづらい
前方・後方カメラ録画 ・車の前方と後方の両方を録画できる
・あおり運転対策におすすめ
360度録画 ・フロントカメラだけで全方位記録が可能
・車両の横側も録画できるので割り込みや幅寄せ対策におすすめ
自分の目的に合った形状や撮影範囲の商品を選びましょう。

必要な機能を把握しておく

ドライブレコーダーは商品によって搭載されている機能が異なります。
機能 概要
GPS機能 ・映像とセットで位置情報を記録できる
・トラブルが起きた場所を正確に特定できる
駐車監視機能 ・エンジンを切っても録画を継続する
・駐車場での当て逃げや車上荒らし対策に役立つ機能
・オプションのケースが多い
安全運転支援機能 ・車線のはみだしや、別の車との衝突を警告する
・安全運転に役立つ機能
なお、機能が多いと価格が高くなる傾向があるので、予算との兼ね合いを考慮すると良いでしょう。

おすすめのドライブレコーダー8選

ケンウッド(KENWOOD)「DRV-MR450」

販売価格 20,580円(税込)
画素数 207万画素
解像度 1920×1080
画角
(フロントカメラ)
水平122度
垂直63度
対角150度
暗夜/夜間の画質 HDR
記録方式 常時録画
イベント記録
形状 カメラ本体一体型
撮影範囲 前方・後方カメラ録画
機能 駐車監視録画(オプション)
GPS機能 
運転支援機能
ケンウッド(KENWOOD)の「DRV-MR450」は、カメラ本体一体型のドライブレコーダーです。フロントカメラとは別にリアカメラ(自動車の後方を確認するカメラ)も付属するため、前後を同時に録画できるのが特長です。フロントカメラは広視野角レンズを採用しているので、撮影範囲が広い点もポイントです。

リアカメラはスモークガラスの濃さに合わせて映像の明るさを調整できるため、万が一の事態が起きても細かい部分まで確認可能です。ドライブレコーダーに必要な機能が一通り揃っているため、安心して運転できます。

コムテック(COMTEC)「ドライブレコーダー HDR752G」

販売価格 28,380円(税込)
画素数 200万画素
解像度 1980×1080
画角
(フロントカメラ)
水平136度
垂直70度
対角168度
暗夜/夜間の画質 HDR
WDR
記録方式 常時録画
イベント記録
形状 カメラ本体一体型
撮影範囲 前方録画
機能 駐車監視機能(オプション)
GPS機能
運転支援機能
コムテック(COMTEC)の「ドライブレコーダー HDR752G」は、カメラ本体一体型のコンパクトなドライブレコーダーです。コンパクトで目立たずに取り付けることができ、運転の妨げになりにくい点が特長です。

コンパクトながらも多機能なドライブレコーダーで、駐車監視機能(オプション)やGPS機能、速度監視路線警報機能のほか、録画を失敗させないための安心機能などを搭載しています。ただし、リアカメラが付属しておらず後方録画はできないため、注意が必要です。

コムテック(COMTEC)「ドライブレコーダー ZDR035」

販売価格 36,080円(税込)
画素数 200万画素
解像度 1920×1080
画角
(フロントカメラ)
水平138度
垂直70度
対角168度
暗夜/夜間の画質 HDR
WDR
記録方式 常時録画
イベント記録
形状 カメラ本体一体型
撮影範囲 前方・後方カメラ録画
機能 駐車監視機能(オプション)
GPS機能
運転支援機能
コムテック(COMTEC)の「ドライブレコーダー ZDR035」は、前後2つのカメラで撮影ができる、カメラ本体一体型のドライブレコーダーです。前後のカメラはともに対角168度の超広角レンズを搭載しており、車両前方後方だけでなく左右もある程度まで録画できます。

更に、後続車が接近してきたらブザーで知らせる機能や、先行車の発進、青信号に代わったことの通知など、5つの安全運転支援機能により、快適なドライブをサポートします。機能性を重視したい方におすすめです。

ケンウッド(KENWOOD)「DRV-250」

販売価格 13,200円(税込)
画素数 207万画素
解像度 1980×1080
画角
(フロントカメラ)
水平122度
垂直63度
対角150度
暗夜/夜間の画質 HDR
記録方式 常時録画
イベント記録
形状 カメラ本体一体型
撮影範囲 前方録画
機能 駐車監視機能(オプション)
GPS機能
運転支援機能
ケンウッド(KENWOOD)の「DRV-250」は、必要最低限のシンプルな機能を搭載したドライブレコーダーです。他の商品に比べて機能や性能は控え目ですが、その分価格が抑えられているのが特長です。

万が一の際に緊急録画がすぐに行える「緊急イチ押し録画ボタン(手動録画ボタン)」が本体底面に設置されており、初心者でも操作しやすいため安心です。価格は抑えたいけれど、必要最低限の機能は欲しいという方におすすめです。

パイオニア(pioneer)「VREC-DH300D」

販売価格 25,300円(税込)
画素数 本体370万画素
リア200万画素
解像度 2560×1440
画角
(フロントカメラ)
水平112度
垂直60度
対角135度
暗夜/夜間の画質 なし
記録方式 常時録画
イベント記録
形状 カメラ本体一体型
撮影範囲 前方・後方カメラ録画
機能 駐車監視機能(オプション)
GPS機能
運転支援機能
パイオニア(pioneer)の「VREC-DH300D」は、フロントカメラとリアカメラを搭載した前後2カメラタイプのドライブレコーダーです。前後にカメラがあるため、後ろからの追突時も事故の瞬間をしっかり録画できます。

STARVIS™技術搭載ソニー製CMOSセンサーの採用により、映像が夜間でも鮮明に記録できます。また、モニターサイズが3インチのため、画面が大きくて見やすく、操作しやすい点もポイントです。

コムテック(COMTEC)「ZDR016」

販売価格 30,080円(税込)
画素数 200万画素
解像度 1980×1080
画角
(フロントカメラ)
水平117度
垂直62度
対角140度
暗夜/夜間の画質 HDR
WDR
記録方式 常時録画
イベント記録
形状 カメラ本体一体型
撮影範囲 前方・後方カメラ録画
機能 駐車監視機能(オプション)
GPS機能
運転支援機能
コムテック(COMTEC)の「ZDR016」は、コンパクトなサイズのカメラ本体一体型ドライブレコーダーです。リアカメラを搭載しているので、走行中に車両後方も録画できるのが特長です。また、HDR機能も搭載しており、逆光が強いシーンでも安定した録画ができます。

更に、後続車接近お知らせ機能や、先行車発進お知らせ機能など、安全な運転を支援する機能が多く搭載されています。録画した映像は専用のソフトから確認でき、GPSによる走行軌跡を地図上に表示できるため、トラブルが起きたときの検証に役立ちます。

セルスター工業(CELLSTAR)「CS-360FH」

販売価格 27,500円(税込)
画素数 200万画素
解像度 1980×1080
画角
(フロントカメラ)
水平188.6度
垂直102.8度
対角190度
暗夜/夜間の画質 HDR
記録方式 常時録画
イベント記録
形状 カメラ本体一体型
撮影範囲 前方・車内録画
機能 駐車監視機能(オプション)
GPS機能
運転支援機能
セルスター工業(CELLSTAR)の「CS-360FH」は、撮影範囲が前方・車内録画のカメラ本体一体型ドライブレコーダーです。2つのカメラはどちらも水平180度となっており、合わせて360度の録画ができます。

また、車内カメラは赤外線LEDを搭載しているため、明かりが少ない夜間でも鮮明な録画が可能です。360度を録画できるため、割り込みや幅寄せ対策を重視したい方におすすめです。

ケンウッド(KENWOOD)「DRV-EM4700」

販売価格 43,800円(税込)
画素数 207万画素
解像度 1920×1080
画角
(フロントカメラ)
水平143度
垂直76度
対角170度
暗夜/夜間の画質 WDR
記録方式 常時録画
イベント記録
形状 ミラー型
撮影範囲 前方・後方カメラ録画
機能 駐車監視機能(オプション)
GPS機能
運転支援機能
ケンウッド(KENWOOD)の「DRV-EM4700」は、ルームミラーと本体が一体になっているドライブレコーダーです。ミラー部分がリアカメラのモニターになっており、タッチパネル操作でバックカメラ画像の表示や画面輝度の調整が可能です。

ミニバンやSUVに最適な大画面液晶となっており、リアカメラの映像のため荷物や車体が原因で生じる死角が少ない点もポイントです。また、フロントカメラはスライド式のため、ミラーの位置を調整しても、カメラは道路中央を中心とした撮影ができます。

ドライブレコーダーの取り付け方【手順/内容】

1.必要な部品を準備する
2.本体を組み立てる
3.取り付ける位置を決める
4.本体と配線を固定する

商品によってリアカメラの有無や付属品は異なりますが、基本的な取り付け方の手順は変わりません。

まずはドライブレコーダーを組み立てて、取り付ける位置を決めます。フロントガラスの汚れや油分を拭き取り、シガープラグコードを繋げて映像をチェックしながら行いましょう。

取り付け位置を決めたら、フロントガラスに本体を固定します。

次に、リアカメラがある場合は、フロントカメラとリアカメラをケーブルで繋ぎます。カメラの映像を確認しながら、ベストな位置や角度を探し、フロントカメラと同じようにリアガラスに貼り付けて固定します。

カメラを設置したら、運転の妨げにならないようにシガープラグコードとリアカメラケーブルをまとめます。車種によって配線の方法は異なるため、事前に確認しておきましょう。

最後に車のエンジンをかけて、録画がスタートするか確認したら、ドライブレコーダーの取り付けは完了です。

ドライブレコーダーは中古でお得に購入するのもおすすめ

ドライブレコーダーは、交通事故やあおり運転など、万が一の事態に役立ちます。ただし、カメラ性能が低いと映像が不鮮明でわかりづらかったり、視野角が狭く事故の瞬間をとらえられなかったりする可能性があります。商品ごとに画素数や視野角、機能などを比較して選びましょう。

なお、ドライブレコーダーは新品の場合は2万円以上かかり、多機能な商品は4万円以上の価格がついている場合もあります。

メルカリなどのフリマアプリでは、高機能なドライブレコーダーもお手頃価格で購入できるので、自分に合う商品を探してみましょう。
61 件

WRITTEN BY

メルカリマガジン編集部

誰かの「好き」が、ほかの誰かの「好き」を応援するようなメディアになりたいです。

RELATED TAGS

好きなものと生きていく

メルカリマガジンは、「好きなものと生きていく」をテーマにしたライフスタイルマガジンです。いろいろな方の愛用品や好きなものを通して、人生の楽しみ方や生き方の多様性を紹介できればと思います。