アクアリウム2022.12.13

初心者におすすめの育てやすい水草6選【アクアリウムで癒やされよう】

魚やエビをはじめとした生き物を水槽に放ち、飼育と観賞を楽しむアクアリウムは、インドアでありながらも自然を楽しむことができる趣味として人気を集めています。

アクアリウムには、水槽内の水を浄化する役割を持つ「水草」が欠かせません。この記事ではアクアリウムに必要な道具や水草の選び方、初心者でも育てやすい水草を紹介します。

(執筆・編集/メルカリマガジン編集部)

初心者が揃えるべきアクアリウムの道具とは

名称 内容
水草 水中で生活する植物
水槽 生き物を飼育するための容器
ろ過フィルター 水をキレイに保つ装置
水槽用ヒーターまたはクーラー 水槽内の水温を管理する装置
水槽用照明 水槽内を照らす照明器具
水槽やろ過フィルター、照明などは、水槽の環境を整えるために必要となるため、マストで準備したい道具です。これらのアイテムそ揃えたら、主役である魚やエビなど、アクアリウムで飼育する生き物も迎え入れましょう。

用意する道具が多岐にわたることから、水草の購入を後回しにしようと考える方がいるかもしれません。しかし、水草には水槽内のエサやフンを分解して水を浄化する働きがあるため、最初に揃えておきたいところです。

他にも、魚やエビの隠れ家としても役立つ上に、水槽内を自然さながらに美しく彩ってくれます。

初心者が水草を選ぶときの4つのポイント

アクアリウムに必要な水草は見た目の好みだけではなく、育てやすさや生き物との相性を確認してから選ぶことが大切です。

1 残留農薬処理

水草を購入する際、残留農薬処理がされているかを確認しましょう。水草に農薬が残っていると、水槽内の生き物に悪影響を与える可能性があります。

残留農薬は自分で除去することも可能ですが、手間がかかります。あらかじめ残留農薬処理が施された水草を購入するのがおすすめです。

2 丈夫さと育てやすさ

水草は種類によって育て方が異なります。購入予定の水草について、発育に適した水温や環境を把握しておきましょう。

茎が太くて丈夫な水草であれば、初心者でも育てやすいでしょう。水質や水温の管理が簡単な水草を選ぶのもおすすめです。

手始めに一般的に丈夫で育てやすいとされるアナカリスやマツモ、アヌビアス・ナナを取り入れてみてはいかがでしょうか。

3 育てる場所

水草には、「水中葉」と「水上葉」という2つの種類があります。

水中葉は水中で育てる水草で、水槽内の景色を彩るのに最適です。葉が細かい傾向にあるため、繊細な印象を演出できます。

水上葉は水の上で育つ植物で、水槽に沈めると発育しません。水上葉を入れた水槽を上からのぞくと、側面から見る背景とはまた違った美しさが楽しめます。

どちらの種類を選んでも成長過程の観賞が楽しめるので、好みや育てやすさを比較しながら選びましょう。

4 水槽で飼育する魚

アクアリウムで飼育する生き物と水草の相性を事前に確認するのも大切です。生き物と水草の相性が悪い場合、生き物が水草を引っこ抜いたり食べたりする可能性があります。

一般的に、飼育する生き物を決めてから水草を選びます。生き物を健康的に育てるためにも、水草との相性を見極めた上でアクアリウムをはじめましょう。

おすすめの水草6選【アクアリウム初心者向け】

おすすめの水草:ウィローモス

水生苔の仲間であるウィローモスは、光量が少なくても育つ陰性植物です。日当たりを計算する必要がなく、照明が当たりづらい場所にもレイアウトできます。

成長はスローペースなので、水槽内で覆い茂る心配も少ないでしょう。お手入れが簡単なことから、初心者向けの水草として知られています。

適応水温が20~28℃と幅広く、水温管理がしやすいのもウィローモスの特徴です。水中葉や苔をアクアリウムに導入したい方は、候補に入れてはいかがでしょうか。

おすすめの水草:アヌビアス・ナナ

アヌビアス・ナナは、水草のなかでも葉や茎が丈夫なので、安定感のあるレイアウトを好む方におすすめです。二酸化炭素や光量が少なくても発育し、初心者でも管理しやすい傾向にあります。

トリミング回数が少なく済むため、定期的なお手入れが手間に感じる方や、お手入れのタイミングに不安を覚える方でも育てやすいでしょう。

なお、近年ブームともされるメダカとの相性が良い水草とされています。

おすすめの水草:アナカリス

別名オオカナダモとも呼ばれるアナカリスは、アクアリウムの定番とされる代表的な水草です。丈夫で育てやすい上に増殖も容易であることから、初心者にも向いています。

適応温度は12~30℃と環境への適応能力が高く、光量によって葉の色が変わるところも魅力のひとつです。水中葉なので水上に葉はありませんが、まれに水上に白い花を咲かせることがあります。

水草を育てる楽しみを目で味わいたい方は、アクアリウムに導入してはいかがでしょうか。

おすすめの水草:マツモ

マツモは、メダカや金魚の飼育としてポピュラーな水草です。水上・水中を問わず成長するため、初心者でも育てやすいとされています。

水質を浄化する作用を持つので、水質管理の一環としてマツモを取り入れる方も多いようです。水中にある栄養を吸収する性質があり、栄養過多による苔や藻の繁殖を防ぎます。

根を張らずに成長するためレイアウトしにくい傾向がありますが、水中をそよぐ姿が美しく、動きのあるアクアリウムを楽しみたい方におすすめです。

おすすめの水草:カボンバ

カボンバもメダカや金魚の飼育によく用いられ、水槽内にアクセントを加える鮮やかな色が特長の水草です。高水温が苦手なため、冷たい水温を好む生き物と合わせて飼育しましょう。

発色が良いグリーンの色味に加えて細かな葉が魅力的で、水槽を華やかに演出してくれます。ライトグリーンのカラーが一般的ですが、イエローやレッドも販売されているので、気になる方はチェックしてみましょう。

水槽のなかで植えて育てるタイプのため、レイアウトにこだわりながらアクアリウムを楽しめます。

おすすめの水草:ハイグロフィラ・ポリスペルマ

ハイグロフィラ・ポリスペルマは草丈が長くなる有茎草で、アクアリウムの背景として活用できます。成長すると30~40cmほどに育つ場合もあるため、大きめの水槽で育てましょう。

光量を強めにして育てるとオレンジ色になる変化が楽しめます。小ぶりですが葉がしっかりしているので、レイアウトのアクセントとして導入してはいかがでしょうか。

水質の浄化効果にも期待ができる水草のため、水槽内の栄養過多が気になる方にもおすすめです。

お気に入りの水草をレイアウトしてアクアリウムを楽しもう

水草には水槽内の水を浄化する役割があり、水槽内を美しく彩ることもできるので、アクアリウムをはじめるならぜひ生き物と一緒に水草も導入しましょう。

記事内で紹介した水草は、メルカリで購入可能です。輸送方法や状態は商品によって異なるため、忘れずに確認した上で購入を検討してみてくださいね。
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