お笑いコンビ「千鳥」が楽屋に持ち込む必需品

人気お笑いコンビ「千鳥」の大悟さんとノブさんが、いつも楽屋に持ち込むという必需品を、それぞれ3つずつご紹介していただきました。ガジェット好きなノブさんと、肌触りや触感を重視している大悟さん。おふたりのキャラクターが、愛用品に如実に表れているようです。(編集/メルカリマガジン編集部、撮影/出村太)

「千鳥」の正反対なモノ哲学を聞いたインタビューはこちら

ノブさん① 15年越しに出会ったイヤホン「耳が痛くならなくて最高」

Beats by Dr.DreのBluetoothイヤホン「BeatsX」

ノブさん

とにかく移動が多い仕事なんで、僕にとってイヤホンは必需品です。理想のものを追い求めて、この15〜16年間ずーっといろいろ試したんです。で、結果これが最高でした! Beats by Dr.Dreの「BeatsX」ってやつです。何がいいって、僕の耳の形にジャストフィットしてるので、付けてても耳が本当に痛くならないんですよ。以前、他の音が一切遮断されてめっちゃ音がいいって評判のヘッドホンを使ってたこともあったんですけど、移動中にそれを付けたまま寝てたら、やっぱり耳に当たったりして痛かったんですよね。だからこれに出会った瞬間、感動しました。半年前くらいに買ったんですけど、1万円もしなかったと思います。このワイヤレスタイプ以外にLightning端子でスマホとつなげられるタイプもあるので、ワイヤレスの充電が切れてしまったとき用にそれも持ってます。これを使って移動中に、音楽はミスチルだとかBiSHを聴いて、あとはNetflixを観ています。いや〜、本当にイヤホンって出会いもの。耳になじみがいいのが一番ですね。

ノブさん② 19万の元は取れた!? 新しいiPhoneの楽しみ方

Apple「iPhone 11 Pro Max」

ノブさん

「iPhone 11」はカメラの綺麗さが衝撃ですね。でもレジに持って行ったら「19万円です」って言われて、そっちも衝撃でした(笑)。だけど、そのときはちょうど仕事でパリに行くことになってたし、あっちで写真をいっぱい撮るだろうからと思い切って買いましたね。まあ実際に、これでパリ・サンジェルマンのサッカー選手・ネイマールも撮れたんで、もうその値段の元は取れたかな…?  11って「Pro」ならカメラが3つもある上に、画面もでかいので、移動中に動画を見たりするのにいいんですよ。僕はいつもまずInstagramとTwitterをちょろちょろ見て、ネットニュース見て、LINE見て、Netflixの『Stranger Things』を観るっていうのが基本的な流れなので、11はそれにぴったりだと思います。ちなみにケースは、ドコモショップにあった一番シンプルなやつです。これからなんかいいのが出てきたら替えようと思ってますけど、まだ11対応のものがあまりないんですよね。

ノブさん③ シェーバーは「ラムダッシュ」一択! 全メイクさんにこれを使ってほしい

Panasonic「リニアシェーバー ラムダッシュ 5枚刃」

ノブさん

これはPanasonicの電気シェーバー「ラムダッシュ」の最新モデル。もうこれ一択です。僕は口の周りの肌が弱くて、他のやつを使うと荒れるんですよ。まだラムダッシュが2枚刃くらいだった時代から代々使っているんですけど、今は5枚刃ですからね。とにかくめちゃ剃れる上に肌触りも柔らかくて、手入れも簡単で最高です! 電気シェーバーもイヤホンと同じように、いろいろ試しましたねえ…。電器屋さんに行って「髭剃り欲しいんですけど」って言ったら、「お客様の顎の形でしたら…」って言って持ってきたのが、シェービングヘッドに輪っか状の刃が3つもついたやつで、「どんな顎の形をしてると思ってんだ!?」って思ったんですけど、そこから紆余曲折を経て、結局ラムダッシュに行き着きました。テレビ局とかの全メイクさんもぜひこれを使ってほしいです。メイクさんってどうも髭剃りを軽んじている人が多いんですよ。ちっちゃい筒みたいな髭剃りでウィーンってやるより、絶対こっちのほうがいい!

大悟① 酒飲みの友? 目薬は呑み過ぎかどうかのバロメーター

武田コンシューマーヘルスケア「Visine」

大悟さん

本当に愛用してるモノがないんですよ。ないんですけど、その中でだいたい毎日持ってるモノといえばこれ、目薬の「Visine(バイシン)」。ほぼ毎朝目が赤いんで、仕事の前に充血を取るのに欠かせません。でもVisine1回じゃ効かないときがあって、2回点してまだ目の赤みが引かないときは…あの、反省してます。もうバロメーターですね。“2Visine”でダメだったときは「あー、これは飲みすぎた」っていう…。これ以外に「Visineプラス2」っていうオレンジ色のものもあります。だけど、そっちはわしにはちょっとキツすぎて、一瞬倍くらい目が赤くなるんですよ。そこから引いていくんですけど、赤くなりすぎたときに人と顔を合わせちゃう可能性もあるので、いつもこっちのほうを使ってます。Visineを使い始めたのは3年くらい前からですね。確か最初に使ったのは、「サンジャポ」か何かの番組に泥酔で行ったときに、マネージャーが顔面にぶっかけるかのようにこれを目に点してきたときでしたね。それで「あ、なるほど、これはいいな」となって、それからずっと愛用しています。

大悟さん② 1日で50回使うライターは“ノーストレス”で

Bicの使い捨てライター「スリムライター J23」(ピンク)

大悟さん

わしはライターを1日40〜50回も点けるので、できればノーストレスで点けたいんですけど、最近のライターって子供対策なのか、火が付きにくくなってるんですよ。カチッとボタンを押し込むタイプのライターなんかは、一回ロックを外さないといけなかったりして、その手間がすごく嫌なんです。なので、この回転式のライターをいつも使ってます。シュッシュッと回して石を削ってる感じも好きなんです。昔はジッポを使ってたこともあったんですけど、ライターってやっぱり失くしてしまうんで、わしはいつも100円ライターです。中でもこの「Bic」のライターがお気に入りですね。この石の感じが一番しっくりきます。さらに言うと、スリムサイズのBicがいいんですよ。タバコの箱の中に収まるから。それでいて色はピンク。この色が一番目立つので一番忘れないです。まあ、それでもどうしても忘れちゃうのがライターなんですけどね。

大悟さん③ たまにノブと被ってしまうパンツ

「TORIO」の下着

大悟さん

ここ数年、「TORIO」のパンツしか穿いていません。というのも、この会社の人の弟が元マネージャーで、半年に1回くらい20〜30枚ほどのパンツを送ってくれるんですよ。昔、何回かTORIOを穿いてパンイチになってテレビに登場したことがあって、そこから送ってくれるようになりました。ド派手なデザインばっかりなんですけど、形もよくて生地もめちゃくちゃよくて穿き心地が最高です。だからパンツはもう何年も買ってないですね。ぜひみんなも穿いてみたらいい。ひょっとしたら男パンツ界では、有名な会社かもしれない。ちなみにTORIOは、ノブんとこにも送られてきています。なので、たまに楽屋で服を脱いだらノブも全く同じパンツ穿いてることがあるんですよ。どうもお互いが重なり合う“周期”があるっぽいんですよね…。

千鳥(ちどり)
大悟(左・ボケ)とノブ(右・ツッコミ)が、2000年7月に結成したお笑いコンビ。ともに岡山県出身。ただし大悟は北木島の海辺、ノブは井原の山あいとそれぞれ対照的な環境で育つ。その後、2人とも笠岡商業高校に進学。しかし本当は名門・笠岡高校に行きたかったことから、同校の校章にちなんだ地元での愛称「千鳥」をコンビ名にして、大阪を拠点にもう一度“てっぺん”を目指すことに。2003年『M-1グランプリ』決勝に初進出。2004年には『ABCお笑い新人グランプリ』で最優秀新人賞を獲得。関西でレギュラー10本以上を抱える売れっ子になり、2012年に満を持して東京へ。テレビ埼玉『いろはに千鳥』で注目を浴びたことをきっかけに、見事全国区でブレイクを果たす。

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WRITTEN BY

木下拓海

(きのした・たくみ) わけがわからないうちにたどり着いた職業が、編集・ライター。守備範囲は子育てから防衛技術まで。好きなものはハリネズミ。お腹を撫でられて伸びきっている姿を見ると悶え死にそうになる。

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