メルカリ2021.03.05

ヴィンテージ・ギターのような人になりたい。草彅剛が語る、傷の分だけ深まる物と人の魅力

好きなものと生きていく#40

2021年3月6日(土)より、メルカリの新テレビCM「メゾンメルカリ・新しい住人」篇が全国(一部地域を除く)で放映開始されます。新CMには約2年ぶりに草彅剛さんが登場。メゾンメルカリに引っ越してきた、どこか孤独感を漂わせる男性を演じてくれました。
今回の役柄は物を多く持たないミニマリスト的な人物像ですが、うって変わって草彅さん自身はヴィンテージ・アイテムが大好きだと語ります。そんな草彅さんが撮影現場に持参してくれたヴィンテージ・ギターへの深い偏愛についての話を入り口に、時を重ねていくことにまつわる人生観についてもお話しいただきました。(取材/メルカリマガジン編集部、撮影/玉村敬太)

テレビCM「メゾンメルカリ・新しい住人」篇撮影風景

ー長丁場のCM撮影、お疲れさまでした。ありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。全然長く感じませんでしたね。すごく楽しかったです。

ー「メルカリしようよ!」のCMから約2年ぶりのご出演でしたが、今回の撮影の感想を教えてください。

タモリさんが出演していたメゾンメルカリのCMを家のテレビで見ていたので、メゾンメルカリの住人になれて、すごく嬉しく思っています。ちょっと緊張していたんですけど、伊藤沙莉さんと高橋メアリージュンさんが温かく迎え入れてくれて、緊張がほぐれていい感じになったんじゃないかな。

ー伊藤沙莉さんとはドラマ「僕の歩く道」で共演されたそうですが、2回目の共演、いかがでしたか?

個人的に伊藤さんの声がすごく好きなんですよ。テレビをつけっぱなしにして音だけ聞いている時も、声だけで伊藤さんだなってわかる。ドラマでも映画でも、いつも気になるなと思っていたので、今日も変わらずチャーミングな声で素敵だなって思いました。

共演した伊藤沙莉さん、高橋メアリージュンさんと、メルカリで新生活グッズを探すひとコマ

ー魅力的な声ですよね。今回のCMは新生活をテーマにしていますが、新生活を迎える人へのコメントや応援する言葉をいただけたら嬉しいです。

やっぱり新生活を始めるときには、必要なものを揃えないといけないと思うので。自分にとってのいいものをメルカリからチョイスして、便利に活用できたらいいんじゃないかな。CMそのままのメッセージなんですけど(笑)。

ー嬉しいコメント、ありがとうございます。いいものと言えば、草彅さんは様々なものにこだわりがあるイメージです。愛用のギターを紹介しているYouTubeを拝見して、本当に詳しいんだな、と。

詳しいかと言われるとまだまだなんですけど(笑) 、ギターは本当に好きですね。

ー今日は、なんと、大切なギターをお持ちいただいてるそうで…。

はい。これ、僕の持っている大好きなギターのうちの一つです。1951年生まれのギブソンのアコースティック・ギター。結構マニアックなんですけど、J185という品番です。J200っていうエルヴィス・プレスリーが愛用した有名なギターがあって、それをコンパクトにしたようなモデルなんですよ。今から70年前、1951年から7年間だけ生産されて、全部で900本しか存在しないんです。これは1951年の初年度に生産されたもので、なんと初年度には77本しか作られていない、という。

満面の笑みで愛用ギターを語ってくださった草彅さん

ーすごい貴重なギター。年代や数量など、全て暗記されていることにも驚きました。

すみません早口で喋ってしまって(笑)。本当にね、ものすごい好きなんです。やっぱり、なんていうかな…とにかく好きなんですよ。二回言っちゃうくらいの熱い思いがあるんですよね(笑)。このギターは人気が特別に高いわけでもなくて、他のヴィンテージ・ギターを探している人の方が多いみたいなんですけど、皆が使ってないからこそ逆にいいなって僕は思ってるんです。「このギターを使ってるのは草彅くん」みたいに覚えてもらえたら嬉しいなって。そう簡単にはならないと思うけど(笑)。

ーJ185は草彅さん。ちゃんと書かせていただきます(笑)。

ぜひ皆さん、覚えておいてください!(笑)。ケースもすごくいいんですよ。内側がピンクの別珍生地で。田舎のおばあちゃんちにある、こたつの座布団みたいな色で、ここもめちゃくちゃ気に入ってるんです。

ーちょっと艶っぽいですね。すごくかっこいい。

ね。いいっしょ?これ。

ギターケースの別珍生地もお気に入りポイント

ー本当にお好きなのが伝わりますが、ヴィンテージ・アイテムの1番の魅力って、どんな部分なのでしょう?

やっぱりね、「やれてる」ことかな。傷がついて、他にはない佇まいになっているところにどうしようもなく惹かれます。新品のギターも魅力的なんですけど、昔のギターのぬくもりとか独特の気配は、他にはない特別な魅力だなと。細かい話ですが、新しいギターよりも古いギターの方が重量が軽いんです。なぜかというと、木の表面の塗料が70年間という時間の経過の中で飛んじゃってるから。新しいギターは塗料が厚めについているんですよね。そういうところにグッときちゃいます。もっと細かい話だと、ピックガードというパーツが木に埋め込まれているところも好きですね。新しいギターは、ここがもうちょっとボコってしちゃうんです。

ーたしかに埋め込まれてますね。この微妙なディテールの差にときめいてしまう、と。

はい。これは1950年代以前のギターならではの特徴で、もうたまらないですよね。僕の持っているこのJ185は比較的状態がいいんですけど、それでも色が褪せたり、ちょっと日に灼けたりしていて。こういうところに時間の流れを感じて、もう…「先輩!」って感じです。70歳ですからね。「大先輩、今日も弾かせていただきます!」って言いながら演奏してます(笑)。

ーひと目で伝わる風格がありますね。

大先輩からしたら、奥田民生さんとか斉藤和義さんとか田島貴男さんとかに弾いてもらいたいと思ってるんじゃないかな。だけど、俺が買っちゃった。ごめんね(笑)。みたいな。

「大先輩」への畏敬の眼差し

ーいやいや!大先輩も草彅さんに弾いてもらって喜んでいる気がしますよ。ヴィンテージ・アイテムの魅力っていうのは、時間の経過の中で増してゆくものなのでしょうか?

間違いなくそうだと思います。歳を重ねて、ただ朽ち果てるのではなくて再生していく。それは僕の人生のテーマでもあるんです。ヴィンテージ・ギターを見ていると、時間の経過とともに古くなっていくだけではなくて、決して色褪せない、むしろ増していく魅力があるってことがわかるんです。人間も年を取っていく中で、唯一無二の輝きを発していけるんじゃないかな、そうありたいな、ってずっと思っています。古いギターを並べて眺めながら「こういう人間になりたいな」っていつも考えているんですよ。

ーなんて素敵な考え方!

ありがとうございます(笑)。ギターもジーンズも、いろんな種類の傷が積み重なっていく中で個性的で特別な逸品になっていく。人間も生きていれば傷付いたり、ケガをしたり、間違えたり、病気になったりもするけど、それすら自分の生き様として自分自身に刻まれていく。そういう考え方を大切にしているんです。

ーああ、なるほど。なんだかすごくロマンがありますね。

そうですね。まさにロマンスの神様って感じです(笑)。まだロマンスの神様は弾けないので、練習しなくちゃ。

ー(笑)なかなか手に入らないという希少性にもロマンを感じたり・・・?

感じますね。希少価値の高いものに出会えた瞬間、その幸運に感謝したくなっちゃいますね。全てはタイミング。巡り合わせや運なので、いろんなことが重なって、繋がって、ものと人との出会いがある。だからこそそういう特別な瞬間を大事にしたいですね。

ー今草彅さんがおっしゃったことは、まさにメルカリというサービスが大切にしている「ものと人との出会い」だなと感じました。草彅さんって、メルカリで何か買ったことはありますか?

バイクのパーツをよく探しています。ライトとか、テールランプとか、ミラーとか。なかなか手に入らない珍しいものを見つけたときはつい買っちゃいますね。

前日の夜に考えてくれたという「メルカリソング2021」! 果たしてその内容は?

ー嬉しいです。最後に、ギターの音を少しだけ聴かせていただけますか?

もちろん。じゃあ、いきますか。メルカリソング!2021 !

♬メルカリ しよう あなたと僕と
メルカリしよう あなたと僕と


何を売る 何を買う
メルカリしよう あなたと僕と


メルカリしよう 伊藤さんと高橋さんとつよぽんとタモリさんと~♬

ーこ、こんな素敵なメルカリソングを考えてくださっていたんですか!!!

昨日の夜、5秒で考えました(笑)。

ーすごい...70年物のギターで、5秒で作られた曲。最高です。

ありがとうございました!みんなも、メルカリしよう〜♪(また歌い始める)

『メルカリソング2021 by草彅剛』

出典: YouTube

草彅剛(くさなぎ・つよし)

生年月日:1974年7月9日
血液型:A型
プロフィール:
1974年生まれ、埼玉県出身。
「新しい地図」を立ち上げ、俳優、声優、歌手、司会者、YouTuberと幅広く活躍。
役作りに没頭する姿と迫真の演技が業界内外で高く評価されている。
「ミッドナイトスワン」では、第63回ブルーリボン賞・主演男優賞を受賞。

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メルカリマガジン編集部

誰かの「好き」が、ほかの誰かの「好き」を応援するようなメディアになりたいです。

好きなものと生きていく

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