「最近、何買った? 何売った?」というお買い物トークを入口に、さまざまなゲストの価値観や本音をのぞいていくビデオポッドキャスト「バイバイ BUY-BYE」。第1回目のゲストは、小説家の金原ひとみさん。離婚と再婚を経て、最近大きな引っ越しをしたという金原さんに、新居の家具から洋服、ライブグッズ、仕事道具まで、最近の「買い物」を聞いた。(取材・執筆/長畑宏明、撮影/山田沙百合、編集/メルカリマガジン編集部)
離婚と再婚。そして引越しで目覚めたインテリアの世界
ーー早速この質問から始めたいと思います。金原さん、最近なに買いましたか?
ついこの前、引っ越しをして、家具をしっかり新調しました。離婚と再婚をしまして、引っ越しを機に身の回りのモノも整理しましたね。新居に買ったお気に入りの家具は、GUBIというデンマークのブランドの照明を2つと、アカプルコチェアとテーブルのセットです。
ついこの前、引っ越しをして、家具をしっかり新調しました。離婚と再婚をしまして、引っ越しを機に身の回りのモノも整理しましたね。新居に買ったお気に入りの家具は、GUBIというデンマークのブランドの照明を2つと、アカプルコチェアとテーブルのセットです。
私は家具に全然詳しくないので、『CASA BURUTUS』の元編集者の方にインテリアスタイリストさんを紹介してもらって、いろんなお店に連れて行ってもらったんです。実物を見ていくと、「照明は絶対これ」「椅子は絶対これ」って、わりとすぐ決まりました。
GUBIのマルチライトは一目惚れでした。もう一つのセミペンダントライトは 勧められて選んだんですけど、家につけてみたら、おぼろ月みたいに光がやわらかく広がって、むしろそっちのほうが気に入ったくらい。私は部屋が暗めのほうが好きなんですよね。
――新居はどんな空間にしたかったんですか?
ホテルみたいな、生活感のない空間にしたかったです。アカプルコチェアもリゾートっぽくて、座っているだけで気分が変わります。久しぶりの引っ越しだったし、本当に気に入ったもので揃えたかったので今回はこだわり抜きました。
GUBIのマルチライトは一目惚れでした。もう一つのセミペンダントライトは 勧められて選んだんですけど、家につけてみたら、おぼろ月みたいに光がやわらかく広がって、むしろそっちのほうが気に入ったくらい。私は部屋が暗めのほうが好きなんですよね。
――新居はどんな空間にしたかったんですか?
ホテルみたいな、生活感のない空間にしたかったです。アカプルコチェアもリゾートっぽくて、座っているだけで気分が変わります。久しぶりの引っ越しだったし、本当に気に入ったもので揃えたかったので今回はこだわり抜きました。
大人になって人間関係の可能性が広がった
――普段、一番お金を使うものも教えてください。
洋服とご飯ですね。最近は友達とご飯に行くことも増えました。忙しい仕事が入っている日は、そのあとにちょっといいお店を予約するようにしてるんです。だからインスタにおいしそうなものが上がっている日は、「今日、ハードな仕事だったんだな」と思ってください(笑)。
洋服とご飯ですね。最近は友達とご飯に行くことも増えました。忙しい仕事が入っている日は、そのあとにちょっといいお店を予約するようにしてるんです。だからインスタにおいしそうなものが上がっている日は、「今日、ハードな仕事だったんだな」と思ってください(笑)。
若い頃は、人付き合いをかなり避けていました。「友達とか、そういうのいいです」みたいな。仕事関係の人とも一線を置いていたし、群れたくないという気持ちが強かった。自立していたかったし、人に踏み込まれたくなかったんですよね。自分のプライベートを守りたくて、本当に身近な人にしか心を開けなかった。
――それが変わったきっかけは?
フランスに住んだことが大きかったです。子どもがいると一人ではどうにもならない場面がたくさんあって、「人ってこんなに頼っていいんだ」って思えるようになった。日本にいたら絶対仲良くならなかっただろうな、という人とも仲良くなりました。たとえば「ジャンプしか読まない、ワンピースが大好き」みたいなやつとか(笑)。でも、ご飯やお酒の趣味がすごく合って、生ガキパーティーをしたりして。「意外と楽しいじゃん」と思ったんですよね。人間関係にはもっといろんな可能性があるんだなって。
それまでは「こういう人とは合わない」と早めに切り捨てていました。第一子を保育園へ連れて行っていた頃は社会との距離感に最もナイーブになっていたので、誰にも話しかけられたくなくて、サングラスにヤンキージャージで行ってましたから(笑)。完全に武装していました。
――生粋の音楽好きでよくライブに足を運ばれているイメージもあります。
金原:だから、ライブのグッズもつい買っちゃうんです。この間、活動休止した「さよならポエジー」の活休ライブでは、持っていないものは大体買いました。全部すぐ使うわけじゃなくて、ビニールに入れたまま残しているものもあります。そして、そのバンドのボーカルがアコースティックでライブをするときに、「今が出番だ」って昔のTシャツを引っ張り出したりする。グッズを買うのは、応援したい気持ちが大きいです。ファンは課金くらいでしか自分の思いを表現できないので。
応援といえば、コロナ禍で中止になった「京都大作戦」のTシャツも持っています。あのフェスを心の支えに頑張っていた時期だったので、中止になったときは泣きました。でもグッズだけは販売されたので、「開催されなかったフェス」の記念として買って。つらい時期に助けてもらった音楽にまつわるものは、やっぱりなかなか捨てられないです。
――それが変わったきっかけは?
フランスに住んだことが大きかったです。子どもがいると一人ではどうにもならない場面がたくさんあって、「人ってこんなに頼っていいんだ」って思えるようになった。日本にいたら絶対仲良くならなかっただろうな、という人とも仲良くなりました。たとえば「ジャンプしか読まない、ワンピースが大好き」みたいなやつとか(笑)。でも、ご飯やお酒の趣味がすごく合って、生ガキパーティーをしたりして。「意外と楽しいじゃん」と思ったんですよね。人間関係にはもっといろんな可能性があるんだなって。
それまでは「こういう人とは合わない」と早めに切り捨てていました。第一子を保育園へ連れて行っていた頃は社会との距離感に最もナイーブになっていたので、誰にも話しかけられたくなくて、サングラスにヤンキージャージで行ってましたから(笑)。完全に武装していました。
――生粋の音楽好きでよくライブに足を運ばれているイメージもあります。
金原:だから、ライブのグッズもつい買っちゃうんです。この間、活動休止した「さよならポエジー」の活休ライブでは、持っていないものは大体買いました。全部すぐ使うわけじゃなくて、ビニールに入れたまま残しているものもあります。そして、そのバンドのボーカルがアコースティックでライブをするときに、「今が出番だ」って昔のTシャツを引っ張り出したりする。グッズを買うのは、応援したい気持ちが大きいです。ファンは課金くらいでしか自分の思いを表現できないので。
応援といえば、コロナ禍で中止になった「京都大作戦」のTシャツも持っています。あのフェスを心の支えに頑張っていた時期だったので、中止になったときは泣きました。でもグッズだけは販売されたので、「開催されなかったフェス」の記念として買って。つらい時期に助けてもらった音楽にまつわるものは、やっぱりなかなか捨てられないです。
――作家生活で欠かせないものは?
金原:椅子です。超大事。腰に直結するので。私はアーロンチェアとセイルチェアを使っていますけど、「何がいい?」と聞かれたらアーロンを勧めます。行き詰まったときは、逆に頭を使わないことをします。料理とか。レシピ通りに手を動かすだけなので、「夕飯の下準備でもしよう」って。一回、頭を空っぽにしてエンジンを冷ます感覚です。
金原:椅子です。超大事。腰に直結するので。私はアーロンチェアとセイルチェアを使っていますけど、「何がいい?」と聞かれたらアーロンを勧めます。行き詰まったときは、逆に頭を使わないことをします。料理とか。レシピ通りに手を動かすだけなので、「夕飯の下準備でもしよう」って。一回、頭を空っぽにしてエンジンを冷ます感覚です。
Y2Kのギャル服は陽キャの娘が引き継いでいる
――金原さんには、ずっとギャルファッションのイメージがあるのですが、いま洋服をどこで買っているのか知りたいです。
若い頃はアルバローザとかラブボートとか、基本アルタと109で買っていて、当時のギャルブランドが大好きでした。今も109で買うこともあります。ハイブランドだと、グッチやドルチェ&ガッバーナも好きですし、マックスマーラに傾倒した時期もありました。ダイアン フォン ファステンバーグのラップドレスばかり着ていたこともあります。
――服で失敗したことってあります?
最近の失敗はクロップド丈。「かわいい」と思って買ったら、「こんなにお腹出るの?」って(笑)。そういう服は長女が「私着るよ」と持っていってくれます。長女はY2Kが好きで、メルカリでジューシークチュールやエド・ハーディを見つけては「これ買って」と送ってくるんです。私が昔フランスで買っていたジューシークチュールのセットアップも、今は長女が着ていて。自分が若い頃に好きだったものが、今の10代には“新しいもの”として戻ってきている。その感じはすごく面白いですね。
――娘さんは金原さんとはかなり違うタイプなんですよね。
陽キャで、「同じクラスにいたら絶対仲良くなってなかったよね」って言い合ってます。私自身は子どもの頃からわりとずっと暗かったんですよ。ノストラダムスとか世紀末とか以前に、9歳くらいから「もうずっと世界の終わり」みたいな気分で生きていた。「自分はここにいるべきじゃない」と感じて、本気で自分は宇宙人なんじゃないかと思っていたり。ずっと憂鬱でしたね。
(後編につづく)
若い頃はアルバローザとかラブボートとか、基本アルタと109で買っていて、当時のギャルブランドが大好きでした。今も109で買うこともあります。ハイブランドだと、グッチやドルチェ&ガッバーナも好きですし、マックスマーラに傾倒した時期もありました。ダイアン フォン ファステンバーグのラップドレスばかり着ていたこともあります。
――服で失敗したことってあります?
最近の失敗はクロップド丈。「かわいい」と思って買ったら、「こんなにお腹出るの?」って(笑)。そういう服は長女が「私着るよ」と持っていってくれます。長女はY2Kが好きで、メルカリでジューシークチュールやエド・ハーディを見つけては「これ買って」と送ってくるんです。私が昔フランスで買っていたジューシークチュールのセットアップも、今は長女が着ていて。自分が若い頃に好きだったものが、今の10代には“新しいもの”として戻ってきている。その感じはすごく面白いですね。
――娘さんは金原さんとはかなり違うタイプなんですよね。
陽キャで、「同じクラスにいたら絶対仲良くなってなかったよね」って言い合ってます。私自身は子どもの頃からわりとずっと暗かったんですよ。ノストラダムスとか世紀末とか以前に、9歳くらいから「もうずっと世界の終わり」みたいな気分で生きていた。「自分はここにいるべきじゃない」と感じて、本気で自分は宇宙人なんじゃないかと思っていたり。ずっと憂鬱でしたね。
(後編につづく)
引越しの話を聞いてたらなぜか平成ギャルとY2Kの話になった(ゲスト:金原ひとみさん)
出典: YouTube
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