メルカリ新番組MC、麒麟・川島明が語る「今年の競馬が伝説級にアツい理由」

7月18日(土)から読売テレビで始まる新番組『鎮まれ!もったいないオバケちゃん』。“もったいない”をキーワードに、番組に登場するさまざまなゲストが愛用の品をメルカリに出品する。

「メルカリをやってみたいけど、『どうしたらええんやろ?』みたいな人が観ると勉強になるし、メルカリ的に“これはええんや”とか、逆に“これあかんねや”みたいな展開もあるんで、ぜひ観てほしいですね」

そう語るのは、番組MCを務めるお笑いコンビ・麒麟の川島明さん。実際にプライベートでもメルカリを使っているそうで、娘さんの子ども服と趣味の競馬グッズ探しで活用しているという。そんな彼のメルカリライフを聞いてみた。(編集/メルカリマガジン編集部、撮影/石垣星児)

“仲間”に出会える場、それがメルカリ

現在2歳になる愛娘がいる川島さん。子ども服は、ほとんどメルカリで売り買いしている。

「2歳の子どもってほんとに成長が早くて、去年着ていた服がすぐに入らなくなるんですよ。だから、うちはほぼメルカリですね。やったことない人からしたら『えー、面倒じゃないの?』って思われるかもしれないんですけど、いつも奥さんが出品しています」

これまでプレゼントとしてもらっても、結局着るタイミングを逃してそのままになっている子ども服もあった。

「せっかくいただいたのに、着ないでタグが付いたままクローゼットに眠らせておくのが、一番失礼なのではないかって思うんですよね。それなら他に必要な人が手に入れられるようにしたほうが、誰かの役に立てていいですよね」

しかも、メルカリに出品したことによって交流も生まれている。

「奥さんが買った人と仲良くなったりしてるんですよ。商品以外にお手紙を入れたり、逆に何か買ったらなんかちょっとしたオマケが入ってたりね。メルカリってコミュニケーションツールでもあるんだなと思いますね。奥さんは出品者のアカウントを見て『この人ええねん!』とか『この人が出してるから信頼するわ』って言ってますね(笑)」

スタジオゲストのFUJIWARA・藤本敏史さん(左)とNMB48・渋谷凪咲さん(中)

一方、川島さんご自身は、趣味の競馬グッズをメルカリで探している。

「馬券とか、記念テレホンカードやオッズカードを探してますね。そういうものってもう絶対手に入らないし、オークションとかだと結構な値段が付いちゃってるんです。でもメルカリなら、何かの理由で一斉にバンと出してる人がいて、それがめちゃくちゃ安いときがあるんですよ」

見る人が見たら“宝の山”というわけだ。

「知らない人から見たら、『なんやこれ家にあったけど、引っ越すしええわ』みたいな感じで出品してると思うんですけど、マニアの相場で1万くらいするものが1,000円とかで出てたりするんですよね」

そんなお宝に出会うべく、川島さんは「競馬」で検索して記念馬券を探したり、好きな馬の名前で検索して、その馬の記念の帽子を探している。

「プロレスも好きなんでプロレスグッズも探してるんですけど、昔のチケットとか絶対に手に入らないじゃないですか。過去の出品を見てるだけでも博物館みたいで面白いですよね。『あー、こんなん出てたんや』って」

その他に、好きなゲームで検索して、そのコラボTシャツなども物色しているそうだ。

「僕はメーカーとかブランドではなく、ゲームや漫画とか、自分が好きなものモチーフにした服を着たいんです。例えば、プレイステーションがコラボしたTシャツだとか。そういうのってあまり古着屋には売ってませんよね。でもメルカリには絶対あるんです」

好きなものを“仲間”に譲れるのが、メルカリのいいところ。

「例えば、競馬グッズを中古買取で店に持っていっても、向こうは値打ちがわからないじゃないですか。こっちとしてはプレミアが付いて差額で儲けようという気持ちは一切なくて、事情によって家に置いてられへんけど、好きな人に渡したい。譲るという気持ちですね。その意味でメルカリって、そういう人に出会える場なんです。仲間に渡せるんです。それはでかいですよね」

競馬で実感する“血”の面白さ

大の競馬ファンである川島さん。「2020年は競馬ファンにとって忘れられない1年になる」と断言する。

「新型コロナウイルスの影響で競馬は無観客開催してるんですけど、こんなに馬を打つ鞭の音や、騎手の声が聞こえる年はありません。馬好きにとって、こんなことはもう一生ないと思うんです。そのせいなのか、競馬はコロナ禍でもすごい盛り上がってて、売り上げが伸びたり、競馬番組の視聴率もとんでもないことになってるんですよ」

初めて競馬にハマったのは高校生の頃だった。

「実家の近くに京都競馬場があったので、親戚のおっちゃんに頼んで連れて行ってもらったんです。あれは確か1994年の話ですね」

緑の芝生が広がる競馬場。そこで川島さんは1頭の馬を目にする。

「『ヒシアマゾン』っていう馬なんですけど、そいつだけ他の馬とは気合が違って、怖いって思うくらい闘志が満々だったんですよ。そのときのレースが、3歳牝馬限定のレース『桜花賞』を勝った馬と、同じく3歳牝馬限定『オークス』を勝った馬、いうたら女王2頭VSヒシアマゾンだったんですね」

ヒシアマゾンは、アメリカ生まれの外国産馬。その実力に注目は集まっていたが、当時の外国産馬は桜花賞やオークスといった大きなレースへの出走は認められていなかった。

「中央競馬でいうたら、ど真ん中のレースに外国産馬は出られない。今は違いますけど、当時はそういうルールがあったので、ヒシアマゾンはずっと日の目を浴びない裏街道のレースに出て、そこでむっちゃ圧勝してたんですね。で、そんな表と裏の王者が初めてぶつかるのが、僕が初めて競馬に行ったそのレースだったというわけなんです」

1994年11月13日の京都競馬場「エリザベス女王杯」。結果は、わずか鼻先の僅差でヒシアマゾンが女王2頭を制した。大きな歓声の中で、目を丸くする川島少年。

「最後、直線になって、3頭がブワーッて競り合って、ヒシアマゾンがほんまギリギリで勝つんです。それを見たときに、『うわなんやこれ!』って。それまで競馬って賭け事とか、おっさんが『うわ〜』って言ってるイメージやったけど、すげースポーツなんやなと思って感動したんですよ。競馬にハマったのはそこからですね」

ドラマチックなレースにたまたま巡り合って、競馬の世界に足を踏み入れた川島さん。「競馬ファンってだいたいそうですね」と微笑む。

「競馬って『ブラッド・スポーツ』と言われるんですよ。血統の競技なんです。『6歳で引退しました、お疲れ様でした』じゃなくて、そのあと種付けして子どもが生まれて、そして3年後にはもうデビューするんです。高校時代の僕が応援してたヒシアマゾンやナリタブライアンの孫世代が今は走ってるので、僕の中ではもう大河ドラマ。日本の歴史と一緒です」

今年の皐月賞とダービーで優勝し、現在最も注目を集めている「コントレイル」は、かの名馬「ディープインパクト」の子どもだ。誰でも一度はその名を聞いたことがあるだろう。

「ディープインパクトは去年亡くなっちゃったんですけどね。それはそれでまたドラマというか…。競馬は優秀な馬同士の掛け合わせで、何億動くという世界。1頭に1億なんてざらで、7億とか付くわけですよ。そんな馬たちが18頭一気にスタートしてやるわけですからね。だけど、いくら緻密に計算して、お金かけて優秀な親を掛け合わせても、子どもが全然結果を残せなかったりするところがまた面白い」

競馬は数多あるスポーツの中でも生き物が主役になる珍しいスポーツだが、「やっぱり人間がコントロールしきれない部分がいい」という。

「例えば、北島三郎さんが馬主の『キタサンブラック』なんて、値段でいうたら正直1000万くらい。でも今や歴代最高賞金で12億稼ぐんですよ。血統的にいったら、競馬界では短距離の1200m〜1600mまでの馬やとされてたんですけど、3200m天皇賞(春)を連覇しました。これだけは遺伝では説明つきません。どこかで爆発が起こってる。もう天性のものとしか言いようがないですよ」

そんな“血”の面白さを熱弁する川島さん。実際に2歳の娘さんにも自分の血を感じることがあるそうだ。

「テレビやDVDで動物ものをよく観せるんですけど、なぜかキリンが出てくるときだけ、『キリンです』って低い声で言うんですよ。女の子なのにまるで僕の声みたいに精一杯低い声出して(笑)。奥さんに訊いても、誰が教えたのかわからない。遺伝なんですかね? 血ってほんま面白いです」

川島明(かわしま・あきら)
1979年生まれ、京都府宇治市出身。1999年、田村裕とともにお笑いコンビ「麒麟」を結成。「M-1グランプリ2001」で5位入賞して頭角を表し、M-1常連コンビとして活躍。また2004年「上方お笑い大賞」で最優秀新人賞を受賞し、ソロとしても2016年「IPPONグランプリ」などでも優勝。ダンディな低音ボイスを生かして、番組MCやドラマなどでも活躍している。

出典: https://www.ytv.co.jp/obakechan/

『鎮まれ!もったいないオバケちゃん』
7/18(土)昼12:53~14:00から読売テレビで始まる新番組。7/24(金)の第2回以降は毎週金曜深夜に隔週放送。“もったいない”をキーワードに、毎回出演ゲストたちがメルカリに出品したり、メルカリで買ったものをだけを使ってさまざまな企画に挑戦する。どう値付けしたらいいのか、どんなモノがよく売れるのか、メルカリをやる上でのノウハウが満載。関西ローカルだが、読売テレビ公式動画配信「MyDo!」や「TVer」「GYAO!」で放送終了後に無料視聴も可能。
https://www.ytv.co.jp/obakechan/
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WRITTEN BY

木下拓海

(きのした・たくみ) わけがわからないうちにたどり着いた職業が、編集・ライター。守備範囲は子育てから防衛技術まで。好きなものはハリネズミ。お腹を撫でられて伸びきっている姿を見ると悶え死にそうになる。

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