音楽2022.08.22

オーディオ販売歴10年の専門家がおすすめする「最高のイヤホン」20選【骨伝導・ワイヤレス】

イヤホンは、今や音楽を聴くためだけのものではなくなっています。YouTubeなどの動画鑑賞はもちろんのこと、音声学習、テレワークに利用……など、もはやあらゆる場面で使える「耳から生活を豊かにするマルチデバイス」だと言っても過言ではないでしょう。

今回は、オーディオ販売歴10年、元イヤホン専門店で店長やマーケティングを担当し、イヤホンやオーディオガジェットの知見が豊富なYouTuber「かじかじ」さんに、本当に使えるイヤホンの選び方を教わりました。

(執筆・撮影/かじかじ、編集/株式会社モジラフ、メルカリマガジン編集部)

そもそもイヤホンの種類にはどんなものがある? 「タイプ別」「用途別」に解説

まず、ワイヤレスイヤホンは、大きく分類すると以下の3つに分かれます。

1. 完全ワイヤレスイヤホン
2. 左右一体型ワイヤレスイヤホン
3. 骨伝導イヤホン

いきなり結論から申し上げてしまうと「完全ワイヤレスイヤホン」が現時点では一番おすすめのイヤホンのタイプです。ただ、利用シーンによっては「左右一体型」「骨伝導イヤホン」がおすすめの場合もあります。今回は、どこをポイントに選べばいいのか、人によってどんなイヤホンがあっているのかも含めて、各製品ごとにメリット・デメリットをご紹介していきます。

今や主流の「完全ワイヤレスイヤホン」

完全ワイヤレスイヤホンとは、その名のとおり左右をつなぐケーブルがなく、本体が完全に分離した状態で聴くことができるワイヤレスイヤホンのこと。

2016年に発売されたApple「AirPods」が世界的に大ヒットし、今では「ワイヤレスイヤホン」といえば「完全ワイヤレスイヤホン」のことを指している……といった状況になりました。

ケーブルなし、故障しにくい、持ち運びがラク

完全ワイヤレスイヤホンの一番のメリットは、やはり左右の本体をつなぐケーブルがないことでしょう。ケーブルに触れた時に発生する、いわゆる「ガサゴソ音(タッチノイズ)」もなく、ストレスフリーで音楽を堪能できます。

また、ケーブルがないため、イヤホン故障の原因としてもっとも多い「断線」のリスクがありません。防水性能も高いものが多いため、従来のイヤホンよりも比較的長持ちしやすいこともポイントです。

充電機能が備わったケースを使って収納するため、ケースに入れておけばイヤホン本体はいつでも満充電状態。バッテリー容量の多いものだと、通勤・通学程度の使用であれば、なんと1週間ほど充電しなくても運用できます。

落としやすく、接続が安定しないのがデメリット

ケーブルがないが故に、耳に合わないとポロッと落としてしまい、そのまま壊れたり、紛失してしまう場合もあります。これは完全ワイヤレスイヤホンの最大のデメリットです。

2020年の情報ではありますが、東京近郊だけで約950個ワイヤレスイヤホンが線路に落ちていたとニュースになっていたほど紛失が相次いでいるようです。

落とすリスクを少しでも下げるために、完全ワイヤレスイヤホンを使う際には「耳にきちんとフィットしているかどうか」は非常に重要なポイントになります。

また最近は少なくなりましたが、一昔前のモデルだと接続が安定せず、音が途切れ途切れになることもありました。中古市場などでイヤホンを購入する際は、かなり古いモデルは注意して選ぶようにしましょう。

比較的リーズナブルな「左右一体型ワイヤレスイヤホン」

左右一体型ワイヤレスイヤホンとは、左右の本体がケーブルで繋がれているワイヤレスイヤホンのことを指します。

完全ワイヤレスイヤホンが普及するまでは、こちらの「左右一体型タイプ」がワイヤレスイヤホンの主流でしたね。

リーズナブルかつ、落とす心配が少ない

左右一体型ワイヤレスイヤホンは、本体同士がケーブルで繋がれているため、完全ワイヤレスイヤホンのように本体のみを落としてしまう心配がありません。

また、比較的安価に購入できることが多く、2,000~5,000円台でも、基本スペックの高いものを手に入れられます。

選択肢が少なく、ケーブルがわずらわしいのがデメリット

本体同士をつなぐケーブルが付いているため、完全ワイヤレスイヤホンと比べると、どうしてもわずらわしさを感じてしまいます。

例えばジョギング中に使ってみると、走った時の反動で首元のケーブルがバウンドします。これにより「ガサゴソ」という音がケーブルから伝わってきたり、そもそもケーブルの存在自体が邪魔に感じたりすることも。

また、最近では完全ワイヤレスイヤホンが主流になっているためか、種類も少なく、選択肢もあまり多くありません。

ワイヤレスイヤホンは、さらに「カナル型」「インナーイヤー型」「オープン型」に分かれる

先ほど紹介した「完全ワイヤレスイヤホン」「左右一体型ワイヤレスイヤホン」は、さらに装着部分のタイプ・形状別に「カナル型」「インナーイヤー型」「オープン型(耳を塞がない)」の3つに分類されます。

それぞれの特徴は次のとおりです。

1. カナル型:耳栓タイプ。遮音性が高く、電車内でも音楽・音声に集中できる。
2. インナーイヤー型:アップル社の「EarPods」のような、耳の表面の耳介と呼ばれる部分にイヤホンのパーツをひっかけて装着するタイプ。周囲の音も聞こえるので、BGM感覚で音楽を楽しめる。
3. オープン型:完全に耳を塞がないタイプ。耳がオープンになっているため、長時間装着していても耳が痛くなりにくい。

音漏れの少ない「カナル型」

ワイヤレスイヤホンのなかで、もっとも普及している形状が「カナル型」。

通勤・通学時などで電車内で使っても周囲の音が入りにくく、また音漏れも少ないため、自分だけの音楽の世界に浸れます。

ただし、耳内が蒸れやすいため、長時間装着していると耳が痛くなったり、痒くなったりしやすいというデメリットもあります。

BGM感覚で音楽を聴きたい人は「インナーイヤー型」

アップル社の有線イヤホン「EarPods」や、大人気の完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」に採用されている形状が、このインナーイヤー型です。

カナル型とは違い、音漏れが激しく、周囲の音もガンガン入ってくるため、電車などでの通勤中に音楽を聴きたい方には向いていません。

ただ、まわりの音が入ってきやすいため、周囲からの声かけや、インターホンの音に気づきやすいというメリットがあります。BGM感覚で音楽を聴きたい人にピッタリのイヤホンです。

耳を塞がない「オープン型」

テレワーク、リモートワークの普及により、常時イヤホンを装着しながら仕事をする人も増えてきました。

ただカナル型やインナーイヤー型だと、長時間装着しているうちに耳がかゆくなったり、痛くなったりしてきます。最悪の場合、外耳炎になるなんてことも......。

そこでおすすめなのが、耳を塞がないオープンタイプのワイヤレスイヤホンです。

耳を塞がないことにより、音質はカナル型やインナーイヤー型と比べるとどうしても劣ります。ただ、耳がずっと解放状態なので痛くなりにくく、この状態で音楽を聴くのは想像以上にラクだということに気づくと思います。

ちなみに、次に紹介する「骨伝導イヤホン」も同じような特性をもっています。

骨伝導イヤホン

骨伝導イヤホンは、こめかみ部にイヤホンの振動板を当てることで、頭蓋骨の振動を通して内耳を直接震わせ、脳に直接音を伝えるタイプのイヤホンです。

耳を塞がないから、周囲の音も聞こえる

骨伝導イヤホンは、カナル型・インナーイヤー型とは違い、耳を完全に塞がないため、耳が痛くなりにくく、ずっと快適に使える点が最大のメリットです。

また、まわりの音がふだんどおりに聞こえるため、家事をしながら子どもの様子を確認できたり、作業をしながら他の人の声かけに気づけたりと、BGM感覚で音楽を聴くのにピッタリ。

ジョギングなど、スポーツ用途にもおすすめです。

音漏れもあり、音質もイマイチなのがデメリット

画期的な骨伝導イヤホンですが、大型のドライバーを振動させて骨に伝えるという特性のため、どうしてもその振動による音漏れが起こってしまいます。

電車内で音楽をしっかりと楽しもうとすると、「シャカシャカ」という音が盛大に漏れてしまいがち。その点でいうと、通勤・通学中の電車やバスでの使用には向いていません。

また耳を塞がないという特性上、カナル型やインナーイヤー型と比べて音質が劣ります。あくまで「BGM感覚で“ながら作業”の際に聴くためのもの」と割り切って使用することをおすすめします。

イヤホン販売のプロが考える「本当に使えるイヤホン」20選

さて、ここまでワイヤレスイヤホンの種類や選び方を解説してきましたが、ここからはボクが個人的におすすめするワイヤレスイヤホンを紹介していきます。

今回は、以下の4つに分類して紹介することにします。

1. 骨伝導タイプ
2. 予算1万円以下のワイヤレスイヤホン
3. 予算2万円以下のワイヤレスイヤホン
4. 予算3万円以下のワイヤレスイヤホン

実際にボクが実機を使ってレビューをし、「本当に良かった!」と感じたイヤホンしか紹介しません。
皆さんのワイヤレスイヤホン選びの参考になれば幸いです。

「骨伝導タイプ」のおすすめ

まずはおすすめの骨伝導イヤホンから、5つ紹介します。

Shokz(ショックス) Aeropex

Aeropexは、骨伝導のパイオニア的メーカー「Shokz(ショックス)」より2019年に発売され、今でも売れ続けている大ヒットモデルです。

人気の秘密は、なんといっても装着感の軽さ。本体重量が26gと骨伝導イヤホンのなかでも最軽量クラスで、耳になにもつけていないと感じてしまうほど、まるで空気のような装着感が特徴です。

防水性能もIP67相当と完全防水に近く、水に浸しても壊れる心配は低いレベル。再生時間も骨伝導モデルとしては8時間と長く、スペック面も優秀です。

音質は骨伝導イヤホンとしてはかなり高く、耳を塞がないタイプとは思えないほど十分な高音質。

「骨伝導イヤホン選びに迷ったら、まずはコレ!」と紹介できる、大定番のモデルです。

Shokz(ショックス) OpenRun Pro

OpenRun Proは2022年に発売された「Shokz(ショックス)」の最新フラグシップモデルです。

先ほど紹介したAeropexと比べると、再生時間は10時間まで伸び、骨伝導ドライバーもAeropexの第8世代のものから、最新の第9世代のものにブラッシュアップされました。

まるで自分だけに聴こえるスピーカーのような感覚で、臨場感のある低音を体感できるので、骨伝導イヤホンのなかでは音質が最高峰だと思います!

ボクも子どもと公園で遊びながらや、家事をしながらなど、「ながら作業」時はOpenRun Proを使っています。

Shokz(ショックス) OpenMove

OpenMoveは2020年に「Shokz(ショックス)」から発売された、エントリー向けの骨伝導イヤホンです。

Aeropexは定価が約2万と比較的高価なモデルですが、OpenMoveは1万円以下とお求めやすい価格となっています。

スペック面で見ると再生時間は6時間とAeropexと比べて2時間ほど短くなっており、重量も3gほど重たくなっています。装着感はやはりAeropexの方が軽快ですね。

ただ、音質についてはAeropexと同等レベルで、骨伝導タイプでありつつも豊かな音を伝えてくれます。

骨伝導イヤホンで、コスパを重視したいと考えている人におすすめのモデルです。

HACRAY(ハクライ)  SeaHorse

新鋭モバイルアクセサリーブランド「HACRAY(ハクライ)」が2022年に発売したモデルが、このSeaHorseです。

価格は11,000円台でありつつも、IP68相当の完全防水レベルを備えています。Bluetoothはもちろんのこと、8GBの本体メモリを備え、スマートフォンなしでも音楽を再生できます。

本体再生時間は12時間とかなりハイスペックで、2万円相当のAeropexよりもスペック面の実力は上。

本体重量は35gですが、ユニークなタツノコデザインによって重さを分散してくれます。

重さ以外を除けば、かなりのハイコスパモデルですね。

3Coins(スリーコインズ) 骨伝導イヤホン

最後におすすめなのが、プチプラで有名な3Coins(スリーコインズ)が発売した、初の骨伝導イヤホンの紹介です。

今まで紹介したモデルは安くても1万円近くしていましたが、こちらはなんと2,750円と破格の値段帯!

リーズナブルさを重視しているため、質感はややチープで、音質も他のモデルと比べると、少しこもったような印象。ただ、骨伝導イヤホンとしては普通に使えるレベルです。

再生時間も6時間とそれなりに長く、IPX4相当の防水性能も備えているため、ジョギングやヨガにも使えそうですね。

とりあえず試しに骨伝導イヤホンが欲しい方や、音質にこだわりがない方であれば、3Coinsの骨伝導イヤホンはおすすめできるガジェットです。

ワイヤレスイヤホン「10,000円以下」のおすすめ

次に、10,000円以下で買えるワイヤレスイヤホンを紹介します。低価格とはいえ、音質は満足できるものが多く、ノイズキャンセリング機能まで備えているものもあります。

ボクが今まで試してきたなかで、特にコスパが高いと感じたイヤホンを厳選してご紹介します。

EarFun(イヤーファン) EarFun Mini

EarFun Miniは、コスパの高さで定評のあるオーディオブランドEarFun(イヤーファン)から2021年12月に発売された、3,000円台で買える完全ワイヤレスイヤホンです。

目立った機能はないですが、基本性能が高く、再生時間は5時間/ケース込みで25時間、防水性能はIPX5、充電端子はUSB–C端子と、必要十分なスペックを備えています。

音質も万人受けしやすいサウンドで、バランスが良く、ロックやポップスをメインに聴く方で音質に強いこだわりがなければ、まず満足できるレベルです。

とにかくリーズナブルで、ある程度の基本性能をクリアした完全ワイヤレスイヤホンを探している方におすすめです。

SOUNDPEATS(サウンドピーツ) Sonic

Sonicは、オーディオメーカー「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」より、2020年に発売された、5,000円以下で買える超ハイスペック完全ワイヤレスイヤホンです。

本体のみで15時間連続再生可能、ワイヤレスなのに音の遅延を少なく、快適にゲームができる「ゲームモード」搭載。価格に対して、音質も申し分なく、とんでもない実力の逸品です。

操作も物理ボタンを採用しているため誤動作が少なく、ストレスなく操作できます。

個人的にも「5,000円以下でコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン」として推しています。

Anker(アンカー) Soundcore Life P3

Soundcore Life P3は国内外でも大人気のガジェットメーカー「Anker(アンカー)」より、2021年に発売された完全ワイヤレスイヤホンです。

1万円以下という価格でありつつも、ハイグレードの「ノイズキャンセリング機能」を備えており、この価格帯での遮音性は最強クラス。

ワイヤレス充電やアプリ、ゲームモードにも対応するなど、機能だけに着目すれば1~2万円クラスの実力です。

音質はAnkerらしいメリハリが効いており、重低音好きにはたまらない激しめのサウンド。

1万円以下でノイズキャンセリングイヤホンが欲しい方にイチオシの完全ワイヤレスイヤホンです。

Anker(アンカー) Soundcore Life Note 3S

ふたたびAnker(アンカー)より発売された、完全ワイヤレスタイプとしては珍しいインナーイヤー型タイプの完全ワイヤレスイヤホンがSound Life Note 3Sです。

カナル型のように耳を塞がないため、周囲の音を聴きながらBGM感覚で音楽を聴くことができます。

音質は、インナーイヤー型とは思えないほど重低音が効いたサウンド。ロックやEDMなど、激しい楽曲との相性が良い印象です。スマートフォンで映画を見ると、映画館に近い臨場感を味わえます。

また、インナーイヤー型としては耳へのホールド力が高く、ジョギング用途にも使えそうなほどフィット感は高いです。

ワイヤレス充電やアプリにも対応など利便性も高く、1万円以下のインナーイヤー型完全ワイヤレスタイプのなかではとくに推しているイヤホンです。

YAMAHA(ヤマハ) TW-E3B

日本の音響・楽器メーカーであるYAMAHA(ヤマハ)から発売された、1万円以下で買える音質特化型の完全ワイヤレスイヤホンがTW-E3Bです。

ノイズキャンセリングや、外音取り込み機能などは備わっておらず、目新しい機能もとくに備わっていません。

そのかわり、1万円以下のなかでは音質が最強クラス。ロック・ポップス・ジャズ・クラシックなど幅広いジャンルにも適応し、「1万円以下」「完全ワイヤレス」という条件のなかでも特筆すべきレベルの繊細かつ緻密なサウンドを奏でます。

「リスニングケア」というYAMAHA独自の技術を採用しており、小音量時でも音が痩せ細ることがなく、耳に負担をかけずにロックやポップスをノリよく楽しめます。

ノイズキャンセリング機能などはいらないから、リーズナブルで音質の良いものが欲しいという方におすすめの完全ワイヤレスイヤホンです。

ワイヤレスホン「20,000円以下」のおすすめ

1万円~2万円の価格帯のクラスになると、「ノイズキャンセリング」や「外音取り込み機能」が当たり前に備わっている製品が多くなります。

また、1万円以下のモデルと比べると、それぞれ機能面でグレードがワンランク上のものばかりです。

コスパを重視しつつも、音質や性能も妥協したくない方におすすめの価格帯です。

JBL(ジェービーエル) LIVE FREE 2

個人的に「コスパ最強機」としてもっとも推している完全ワイヤレスイヤホンがこちらの「LIVE FREE 2」です。

アメリカの老舗オーディオブランド「JBL(ジェービーエル)」より、2022年に発売されたモデルで、発売当初はYouTuberやランキングサイトでも非常に注目を集めました。

高いノイズキャンセリング性能やスペック、音質の良さ、ワイヤレス充電など、完全ワイヤレスイヤホンとして欲しいあらゆる機能を備えつつ、さらにマルチポイントにも対応。それでいて1万5,000円以下で買えるというコスパの高さから人気を集めました。

装着感もよく、充電ケースも非常にコンパクトで携帯性も抜群の良さ。あらゆる面で見て本当にスキがない完全ワイヤレスイヤホンだと思います。

final(ファイナル) ZE3000

ZE3000は、オーディオマニアからも人気の高い日本のイヤホンブランド「final(ファイナル)」より、2021年に発売した同社初の完全ワイヤレスイヤホン。

こちらは約15,000円という価格でありつつ、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能、さらにはワイヤレス充電機能などは、なにもついていません。ひたすら音質のみを追求した完全ワイヤレスイヤホンです。

音質は2万円以下であれば、間違いなく最強クラス。2~3万クラスの完全ワイヤレスイヤホンにも匹敵する音質の良さを備えています。高解像度でありつつもクセのないサラッとした音づくりで、とくにアコースティックな楽曲との相性は抜群です。

その理由はfinal独自の音響技術のおかげです。超低歪を実現する新設計ドライバー「f-Core for Wireless」を搭載し、音のチューニングをソフトウェアによるイコライザーに頼らず、アコースティックな音質調整によってその音像を作り上げています。

「ノイズキャンセリングや外音取り込み機能は必要ないから、予算1万円ほどで音質が一番良い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」という方は、ぜひZE3000を一度聴いてみてください。高級有線イヤホンのような音を完全ワイヤレスで体感できますよ。

Noble Audio(ノーブルオーディオ) FALCON ANC

FALCON ANCは、10万円クラスの有線イヤホンを数多く販売してきたアメリカの高級イヤホンメーカー「Noble Audio(ノーブルオーディオ)」が2022年に発売した同社初のノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンです。

音質の良さに定評のあるメーカーで、同価格帯のノイズキャンセリング搭載機として、音質はかなりの実力。ノイズキャンセリングや外音取り込み機能も備えつつ、さらにマルチポイントにも対応など利便性も強化しています。

10mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載している影響か、音場が広く、音のつながりも自然で、非常にダイナミックなサウンドを鳴らしてくれます。

音質にもこだわりたいけど、性能面もある程度は妥協したくないという方におすすめの完全ワイヤレスイヤホンです。

Apple(アップル) AirPods 3

2021年にApple(アップル)より発売された、第3世代目のインナーイヤー型タイプの完全ワイヤレスイヤホン、AirPods 3。

前作のAirPods 2と比べ、「空間オーディオ」や「ヘッドトラッキング機能」が追加。イヤホンでありつつもスピーカーで聴いているかのような立体感のある音で、音楽や動画を体感できます。

上位モデルであるAirPods Proよりも広大でダイナミックなサウンドで、個人的にはAirPodsシリーズのなかでは音質が一番良いと感じたほどです。

インナーイヤー型を採用しているため周囲の音が聞こえやすく、作業用イヤホンとしても優秀。ボクはYouTubeの動画編集の際に、Macと合わせて使うことが多いですね。

iPhoneやiPadなど、アップル社のデバイス同士であれば、マルチポイントのように接続先を自動で切り替えてくれます。ボクもAppleデバイスをマルチに使うことが多いので、この機能は非常に便利です。

JBL(ジェービーエル) Tour Pro+ TWS

Tour Pro+TWSは、アメリカの老舗オーディオメーカー「JBL(ジェービーエル)」より、2021年に発売された同社のフラグシップモデルです。

先ほど紹介した「LIVE FREE 2」と比べると、音質・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能などの性能が全体的にワンランク上。むしろ総合力は2万円以下の完全ワイヤレスイヤホンのなかで最強クラス。

ただ、マルチポイント機能は備えておらず、本体サイズもやや大ぶり。スマートフォンやパソコンなどをマルチに使いつつ、機動性の高いイヤホンが欲しい方には「LIVE FREE 2」がおすすめです。

楽器隊を躍動感高く、そしてボーカルをハリ良くフレッシュに鳴らすため、ロックやポップスとの相性がとても良いですね。

音質も機能性も妥協したくない方におすすめの、2万円以下では最強とも言える完全ワイヤレスイヤホンです。

ワイヤレス 20,000円以上(ハイエンド)のおすすめ

それでは最後に、憧れのハイエンドモデルをご紹介していきましょう。この価格帯になると、音質はもちろん、デザイン面や機能性など、さすがと唸らされる逸品ばかりです。

SONY(ソニー) WF−1000XM4

WF-1000XM4は、SONY(ソニー)より2021年に発売した完全ワイヤレスのフラグシップモデル。発売当初からとんでもない人気で、2021年には一番売れた完全ワイヤレスイヤホンです。

音質・ノイズキャンセリング・外音取り込み・スペック、どの実力もあらゆる完全ワイヤレスイヤホンのなかで最高クラス。

ノイズキャンセリング性能がとくに素晴らしく、今まで使ってきたイヤホンのなかで遮音性が一番高いと感じたほどです。

電車のなかでも、まるで自分だけの世界が用意されたかのようにまわりの雑音がスッと消え、遮断された空間にいるようで、完全ワイヤレスとしては最高クラスの音質を体感できます。

予算は3万ほど。この価格帯でどのイヤホンを買おうか迷っている方は、WF-1000XM4を買っておけば間違いないです。

Technics(テクニクス) EAH-AZ60

EAH-AZ60はPanasonicの高級オーディオブランド、Technics(テクニクス)より2021年に発売した完全ワイヤレスイヤホン。

WF-1000XM4と同時期に発売しましたが、ボクはこちらを愛用していました。理由は「音の傾向」「装着感の良さ」「マルチポイント対応」の3つです。

音質はWF-1000XM4とは異なり、豊潤で響きの良いサウンド。聴いていて本当に心地よいと思えるサウンドでした。WF-1000XM4もすばらしい音質ですが、個人的にはもう少し味付けが欲しいと思うこともあり、EAH-AZ60を使う機会の方が多かったように思います。

装着感はWF-1000XM4より軽快で、ボクの耳にはぴったりとフィットしていました。極め付けはWF-1000XM4にはない「マルチポイント機能」を備えている点。普段マルチにデバイスを使うボクにとってはぴったりのイヤホンでした。

外音取り込み機能についてはWF-1000XM4よりは劣る印象で、悪くはないですが、少しモゴモゴとした音で聞こえるように感じました。

個人的には3万円以下のなかではイチオシの完全ワイヤレスイヤホンです。

SENNHEISER(ゼンハイザー) Momentum True Wireless 3

Momentum True Wireless 3は、ドイツの老舗高級オーディオブランド「SENNHEISER(ゼンハイザー)」より、2022年に発売された最新のフラグシップモデル。ボクも実際に愛機として使っています。

前作の大人気モデル「Momentum True Wireless 2」と比べ、音質・ノイズキャンセリング・外音取り込み機能がすべてブラッシュアップされました。

音質に関しては、個人的には完全ワイヤレスイヤホンのなかで一番良いのでは? と感じるほど。3万円クラスの有線イヤホンにも匹敵するほど緻密で、ワイヤレス感の少ないサウンドを奏でます。

ロック・ポップス・ジャズ・クラシックなどあらゆるジャンルを高水準で再現し、この音を完全ワイヤレス環境で聴けることに毎日感動しています。

ノイズキャンセリングや外音取り込み性能は「WF-1000XM4」や「EAH-AZ60」の方が上に感じますが、実力は必要十分レベルで、普段使いでもストレスなく運用できます。

音質は最強クラス。機能性や利便性も妥協もなし。 2022年上半期時点で、個人的には最強の完全ワイヤレスイヤホンだと思っています。

Apple(アップル) AirPods Pro

AirPods Proは2019年にApple(アップル)から発売された、世界で一番売れている完全ワイヤレスイヤホンです。

音質に関しては、価格を考えるとそこまで良くはありませんが、もちろん十分に満足できるレベル。また「空間オーディオ」というアップル社独自の技術で、擬似的に3D感のあるサウンドを体感できます。

なによりスゴイのがノイズキャンセリングと外音取り込み性能。ノイズキャンセリングはまさに「静寂」。ONにした瞬間に電車の走行音がスッとかき消えます。ノイズ感も少なく、本当に雑音だけを消したような感覚に。作業集中用のデジタル耳栓としても使えます。

外音取り込み機能は、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンのなかではいちばん良く、まるでイヤホンをつけていないような感覚でまわりの音を集音できます。2019年に発売されたモデルですが、この外音取り込み性能より自然に集音するイヤホンは、いまだに現れていません。

iPhoneやiPad、MacなどApple製品をマルチに使っている方であれば、自動で接続先を切り替えるマルチポイントのような機能も使えています。

そこまで音質にこだわりがなく、利便性重視で使いたいアップルユーザーの方にイチオシの完全ワイヤレスイヤホンです。

Noble Audio(ノーブルオーディオ) FoKus PRO

最後に紹介するのは、アメリカの高級オーディオブランド「Noble Audio(ノーブルオーディオ)」より2021年12月に発売された完全ワイヤレスイヤホン「FoKus PRO」です。

こちらは55,000円という価格帯でありつつ、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能は一切備わっていません。完全ワイヤレスで鳴らせる最高の音を究極まで突き詰めた、音質超特化型のイヤホンです。

その音質は高級有線イヤホンにも匹敵するほどの実力で、ワイヤレス感をまったく感じさせません。パワフルでありつつも高解像度な出音で、繊細な音の粒まで拾い上げ、あらゆるジャンルを余裕をもって再現します。

MOMENTUM True Wireless 3と比べるとノイズキャンセリングなどが備わっていないため利便性には欠けます。音質はどちらが良いかは好み次第ですが、FoKus PROの方が芯がありスピード感あふれるサウンドで、ロックやポップスはこちらの方が楽しく聴けるような印象でした。

価格が55,000円ということもあり、万人にはおすすめしにくいですが、聴く機会があればぜひ体感してほしい完全ワイヤレスイヤホンです。

失敗しないイヤホンの選び方。何を優先するかでチョイスが変わる

さて、ここからはイヤホンを選ぶ際に確認しておきたいポイントを5つ紹介していきましょう

1.スペック・機能
2.予算
3.利用シーン
4.音質
5.装着感

順番に解説していきます。

自分に必要な「スペック・機能」を見極める

まずは購入しようとしているイヤホンに、必要なスペックが備わっているかを確認しましょう。注目すべきスペックと、おおよその目安や注意点を以下に記載してみました。

  • 再生時間
  • 完全ワイヤレスイヤホンだと本体のみで5時間以上、左右一体型や骨伝導だと本体のみで8時間以上持つものが使用しやすい。

  • Bluetoothバージョン
  • 5.0以上であれば接続が安定するものが多い。ただ、最新の5.2でも接続が途切れやすいイヤホンもある。

  • コーデック
  • iPhoneでも高音質で聴ける「AAC」までは最低限欲しいところ。Androidユーザーであれば「aptX」「LDAC」などといった、さらに高音質で聴けるモデルもおすすめ。ただしスマートフォン側も対応している必要あり。

  • 防水機能
  • IPX4以上であれば、スポーツによる汗や雨天時に使用しても壊れる心配が少ない。

  • ワイヤレス充電機能
  • 備わっていれば置くだけで充電ができるので便利。ただし専用のワイヤレス充電器が必要。

  • ノイズキャンセリング
  • 周囲のノイズを遮音する機能。スペック上では効果の良し悪しがわからないため、レビューなどを参考にする必要がある。

  • 外音取り込み
  • イヤホンをつけながら周囲の音を集音する機能。スペック上では効果の良し悪しがわからないため、レビューなどを参考にする必要がある。

  • マルチポイント
  • iPhoneとiPadなど2台のデバイスに同時接続できる機能。毎回ペアリングを行う必要がないため、複数デバイスを使うユーザーにはとても便利。

    2万円以上の価格帯のモデルであれば、これらの機能が高水準で備わっているイヤホンが多くなってきます。

    最近は1万円クラスでも「ノイズキャンセリング」「外音取り込み」「マルチポイント」を備えているモデルも登場しており、年々コスパも高くなってきています。

    「予算」を決める

    まず重要なのは、おおよその予算。ワイヤレスイヤホンの価格帯は「1,000円〜60,000円」とピンキリです。

    予算を上げると「音質」「機能」ともに素晴らしいものが手に入りますが、なかにはコスパ重視で選びたい人もいると思います。

    完全ワイヤレスイヤホンの場合、予算が1万円前後であれば「ノイズキャンセリング」や「外音取り込み機能」など利便性の高い機能が備わっているものが多くなってきます。機能性を重視せず、音質にもあまりこだわりがなければ、~5,000円の製品でも十分に満足できるでしょう。

    最近は「AirPods Pro」「SONY WF-1000XM4」など、20,000~30,000円クラスのモデルが特に人気です。高級有線イヤホンクラスの音質の良さと、周囲の雑音をグッと引き下げる「ノイズキャンセリング」機能、イヤホンをしているのにまわりの音が自然に聞こえる「外音取り込み」機能など、それぞれの質の高さが人気の理由です。

    よく利用する「シーン」で選ぶ

    ワイヤレスイヤホンを選ぶ際は、「どういったシーンで使うことが多いか?」と考えることも重要です。通勤メインで使うことが多い人と、自宅メインで使うことが多い人の方では利用シーンが大きく異なります。

    利用シーン別におすすめのイヤホンをまとめてみましたので、以下を参考にしてみてください。

  • 通勤メインで使う
  • ノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホン、カナル型の左右一体型ワイヤレスイヤホン

  • 作業に集中したい
  • ノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホン

  • 家事をしながら音楽を聴きたい
  • 骨伝導イヤホン、耳を塞がないイヤホン、インナーイヤー型のイヤホン

  • ジョギング用に使いたい
  • 骨伝導イヤホン

  • テレワーク用で使いたい
  • 骨伝導イヤホン、耳を塞がないイヤホン

    ほんの一例ではありますが、このようにシーンによっておすすめのイヤホンは異なります。普段どんな場面で使うことが多いかを想像しながらイヤホンを選んでみましょう。

    「音質」で選ぶ

    イヤホンを選ぶ際に、特に重要なのが音質。人によっては「音が聴こえれば十分」という人もいますが、実際に高音質のイヤホンで音楽を聴いてみると「今まで聴こえなかった音が聴こえる!」と感動する人も多くいます。

    最近は5,000円~10,000円クラスでも、同価格帯の有線イヤホンに匹敵するほどの音質の良さを備えているモデルも多くなってきています。

    イヤホンによって「重低音寄り」「繊細」「ボーカル重視」などさまざまな特性があります。これらはスペック上ではわからないため、実際に試聴したり、レビューを参考にしたりするのがおすすめです。

    「装着感」もかなり重要!

    最後に重要なのが装着感。ここまでスペックや音質について解説してきましたが、そもそも自分の耳に合わなければ元も子もありません。

    完全ワイヤレスイヤホンを使う上で、「装着感」は特に重要な要素で、耳に合わないとポロッと落としてしまったり、耳が痛く感じてしまったりして、音楽を楽しむ前にストレスの方が溜まってしまいます。

    カナル型イヤホンの場合、付属のイヤーピースのサイズを変えればある程度調整は可能です。しかし、イヤホン本体自体が大きいとイヤーピースの変更だけでは対応できません。

    できれば購入前に家電量販店などで試すことをおすすめしますが、難しい場合はYouTubeやブログなどのレビューを参考にしてみるのもおすすめです。

    イヤホンをどこで買うべきか。売っている場所は?

    ワイヤレスイヤホンは家電量販店であればどこでも販売していますが、重要なのは実際に試せるかどうか。ボクもイヤホン専門店に勤めていたときはさまざまな方の接客をしてきましたが、耳の形状や音の好みは本当に人それぞれです。

    一番おすすめの方法はレビューを参考にしつつ、気になる製品を見つけたら実際にお店に行ってみて、装着感を試してみることです。

    イヤホン専門店

    ワイヤレスイヤホンを実際に試す上でおすすめの店が、イヤホン・ヘッドホン専門店です。

    例えば、ボクの元職場である「e☆イヤホン」では、スタッフに声をかけることなく、自由に完全ワイヤレスイヤホンを試せます。

    他にも10万円クラスの有線イヤホンも自由に試すことができ、スタッフも専門知識がある人ばかりなので、もしわからないことがあれば気軽に質問もできます。

    実店舗は秋葉原・大阪・名古屋・仙台と4店舗にはなりますが、近隣の方であればぜひ訪れてほしいイヤホンの聖地です。

    家電量販店

    「e☆イヤホン」などの専門店が近隣にないという方は、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店もおすすめです。

    大きな家電量販店では、ワイヤレスイヤホンコーナーに対面式のカウンターが用意されています。そこでスタッフに声をかけることで、さまざまなイヤホンを自由に試せます。

    対面式なので実際にスタッフと話しながら、おすすめのイヤホンや不明点を聞くことも可能です。店舗によっては骨伝導イヤホンも自由に試せたり、高級イヤホンも試せたりする店舗もあります。

    メルカリなどのネット上のマーケットプレイス

    新品で購入するよりも安く買えたり、または売りたいときでも中古買取店よりも高く売れることも多いため、ボクもメルカリはかなり使っています。

    ただ、ある程度イヤホンの市場を把握しておかないと、安いと思って買ったのに仕様が古すぎて使いにくかったり、バッテリーがかなり消耗していたりすることもあります。

    どれを選べばいいかわからない方は、今回紹介したおすすめのイヤホンをメルカリで探してみて、いい状態で売っていたら買ってみるのもありです。

    自分に合ったイヤホンのある生活は、こんなにも楽しい

    ここまでワイヤレスイヤホンや骨伝導イヤホンの選び方やおすすめのモデル、購入するのにおすすめの店舗を紹介してきました。
    さらに音質も追求すれば、普段聴いているアーティストの楽曲に「こんな音が入ってたんだ!」と気づけるくらい、細かな音まで拾い上げてくれます。イヤホンを変えるだけでもっと音楽が好きになりますよ!

    この記事が、皆さんの音楽鑑賞や生活を豊かにしてくれる「ワイヤレスイヤホン」を選ぶ際の参考になれば幸いです。

    かじかじ

    1990年生まれ。大阪府出身。イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」に2015年に入社。店長やWebマーケティング担当を経験後、2021年に退職。退職後はオーディオ専門の個人メディア「カジェログ」の運営を本格的に開始。ブログとYouTubeからイヤホンのレビューを発信しています。 - YouTube【https://youtube.com/channel/UCre6z1U7oLoeWDubZZ0Qn8g

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